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2025.10.09
ドアスコープ破壊開錠復活?(御殿場市)
最近の集合住宅では鍵穴をピックで回して開けられるケースはかなり減った。
以前は確かに多かったが、マスコミが煽ったせいもあり開けられるシリンダーは生産終了となり、新築物件だけでなく既設の物件もリプレイスされ急速に無くなった。
今ではそのシリンダーを目にする方が稀有なほど。
最近はサイドバー方式やピンシリンダーのメーカは左右上下からピンが出ているディンプルタイプに変わった。
そうなると鍵屋さんとしては終わり?
いやいや今でも開錠案件は来てます。
シリンダーには全く触れず、バイパス方式で開錠しているのがほとんど。
新聞受けがドアにあれば、そこからサムターンを回す道具を自作したり、新聞受けが無くても訪問者を室内から見れるドアメガネを外して開錠治具を入れるのが主流。
どんなシリンダーでもこうした方法が可能なら意味がないとまでは言わないが・・・。
ところがこのドアスコープも従来の丸い穴にレンズを入れたのでは、外せるので外せないように穴を楕円にする物件が出てきて久しい。
さすがに楕円のものを回そうとしても回らない。レンズ事態も穴に合わせた形状なので。
そんな場合はレンズ自体を壊して外すのだ。
弊社も何度かやったが時々ドア本体に力を与えて表面を歪ませてしまったりするので最近は無理せず、そういう案件は開錠不可にしてシリンダーを破壊していた。
その方針で何年か貫いていたので当然壊した時用のドアスコープの替えは在庫してない。以前は一式持っていたのだが。
ただ各地を転々とする執行業者はそうは問屋が卸さないとあそこではドアスコープを壊したとか見てるので簡単に言う。だからあウチはシリンダーを壊す方針なんですと言ってあったのだが・・・。
ドアスコープはウチで買いに行きますので・・・と、とうとう禁断の封印を解くことになった。
しかしドアに力を与えないように注意深く施工すると案外上手くいき、ガン見していた管理業者も納得。
やはり以前やって弊社のような失敗した業者がいたそうで、聞けばもっとひどい状態だったとか。
この際、定番メニューにしようかな。。。
ただ最近はドアスコープもカメラ付きインターホンの普及で無くなりつつある。
新聞受けも集合ポストになると玄関ドアには穴が無いのが最近の新築での主流だ。