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2025.11.11

Sharlockカードキー錠不具合 (静岡市駿河区)

Sharlockのカードキー錠、時々似たトラブルを起こす。これまでよくあったのがカードを差し込み抜けなくなるケースだ。
何が原因?と聞かれるが正直想像で明確な回答ができなかった。
抜けないカードは何とかして抜きとれていて、以後テストしても問題ないので復旧扱いにしていた。

しかし今回はカードは入ってないにも関わらず、常時認証状態で施錠できない状態。カードを入れようにも入らないという状態。
今までは何らかの事情でカードに収まるピンが出て戻らないことが原因と思われたのでその逆がカード無しで起こった。
想定事案が色々と崩れた。
その一つがカードの穴とピンとの摩擦。
それは無関係なのかもしれない。

ということで、分解してみないと把握できない。
幸い今回は朝から終日の時間での修理希望でよくある夜間対応ではない。
時間を掛けてでも理解したいところなので、ドアから錠前を外し分解を試みた。
本体から錠の部分を分離させるのにネジロックが1本だけ使われ外すのが難儀だったが、これを外さないとカードスロットにたどり着かないのでなんとか克服。
・・・でもやるんじゃなかった。

構造が自分の想像と違う物で、てっきりカードと接触してるのはピンだと思えば、なんとその上にベアリングのボールのような物で認証していた。
写真の通りバラバラと落ち、更にピン自体もWピンとなっており勢いが良く、指に触れ様なら跳ね上がる元気さ。
仮にギブアップして元の状態に戻すまでもどうしたものか。
専用の治具が必要なんじゃないだろうか?

転がり落ちたボールは尖ったピンの上に乗る形で、しかもボールは穴に入らない大きさ。つまり組み立てるのに非常に不安定なのだ。
どうやら分解しちゃいけない禁断部分を外してしまったようだ。

実はこの時注意深く部品を見る余裕もなく、認証部分の部品やスロット本体の蓋などよく見ておらず、慌てていたのだ。

色々戻し方を講じていたら、このピンの収まる穴よりスロットの蓋の一枚手前のカードが入る蓋の穴がボールの収まる大きさなのに気が付いたのはだいぶん経ってからだった。
それまでこの錠の開錠治具にガムテを張りボールを所定位置にセットして組み立てを試みたりするなど七転八倒していた。
このバラバラ状態でギブアップか・・・一番の屈辱である。
せめて現状復旧の上で問題解決できないならまだしも、バラして戻せないなんて。

ただ蓋の構造を知り、ボールがカードに接触する構造と分かってからは仕事が進んだ。
組みあがりカードを差し込むときちんと認証され、抜き差しも問題がない。

実は取り付け軸を止めるナットがネジロック剤を使っていて再度の取り付けができなかったり、認証に関係ない部分のボールを一つ紛失してたりポカはある。
ただいずれも使用に問題がないので復旧完成。
写真に写る入居者の顔が全てを語る。
作業開始から3時間を要してしまった。

肝心の原因・・・認証されるとカチャンと音がして室外サムターン部分とリンクするのだが、そこがリンクされっぱなしとなる辺りの不具合かと思われる。
その部分は組み立て途中に何もせずに戻ってしまい、不具合状態を見届けられなかったが、恐らくそんな感じだ。
ただこの作業深夜にやれと言われても・・・無理かな。

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