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2025.11.17
プジョー307? 鍵が開かない(静岡県)
静岡市でのダイレクト保険ロードサービスの予約作業。
沼津市の弊社では静岡市までもこれまで自動車開錠に走ったことはあったが、やはり大きな町だし県庁所在地なので業者はいるだろう。そのせいかかなり珍しいケース。
ただ今回は意地悪?と思うような状況。鍵もリモコンも手元にあるがどちらを使っても開かない。
年式は2007年なのだが、まるで最近の軽自動車に起きた症状に似ている。
また入電先が例の何度か記載した作業費をどんどん単価変更で減らしているアシスタント会社。
昨今鍵開け事業はLISHIなどの治具も行き渡り、開いて当然という状況からシリンダーに問わず料金を統一したと言う。つまりシリンダーによる特殊キーへの加算料金は廃止という時代錯誤ぶり。
いやいや工具を入手できたら何でも開くというのはお花畑脳も甚だしい。
弊社は特殊キーへの自社加算料金が呑めないケースは料金変更以後は断るようにした。
今回は特異ケースである。
鍵があっても開かないのだから、彼らアシスタント会社が考えてる領域を超えている。
単にインロックなら鍵が中にあってシリンダーを回せばドアを開けて鍵を取り出して・・・と言う作業だがそもそも鍵が手元にあるのに開かない・・・念力で開けるしかないじゃん。
これは工具があれば解決というわけにはいかない。
もちろん開錠工具を使うかもしれないが、シリンダーを回す工具があっても役に立たないことが既に明白になっている。
いざ現場で鍵を借りてシリンダーを回すと少し引っかかりがあり違和感。
潤滑スプレーを指して引っかかりは解決したが、開かないことは変わらない。
つまりそこに原因はなかったのだ。
リモコンで開錠すると反応した後に畳まれたドアミラーが少し動き、間もなくまた畳まれる方向に動き出してしまいロックは解除されない。
プジョー自体、あまり触るチャンスはない。
インロックで開錠したことは何度かあるがいずれもL型ピックでの開錠で確かその時も静岡まで来たかな。
あと強制執行で不法残留の自動車にプジョーがあったことも。
放置期間が長く、車検も切れた状態で開錠後に見たらバッテリーは上がっていた。
その際はシリンダー開錠でなくロッドを使って開錠した。
つまり電気式のロックではなく機械式なはず。
ということで開けた。
開けた後で色々とチェック。
リモコンキーは電池を新しくしていたので感度は良い。
てっきり開錠前は自動車のバッテリーが弱ってるとも思ったが、リモコンの反応から電圧は十分な様子であった。
全ての機能をチェックしたが問題はない。
想像するに何かの機構が半端な状態であったのではないだろうか?
何かが壊れてるのではなく、作動しなかった。
この辺はうまい表現ができないのだが、一旦稼働し始めるとすべてが正常に機能する。
さすがにアシスタント会社の開錠作業でひとくくりは脳が無さすぎる。
臨機応変さが無ければこの仕事は完遂できないだろう。
弊社が単価ひとくくりに反対するのはこうした人間が考えなければできない作業があるからだ。
工具と機械の関係なら、こうしたトラブルは起きないし、機械あ必ず人間の思考の隙間をついてエラーを出す。
マニュアル通りなら起きないことが実際は起こるからこの仕事は減っても無くならないし、むしろ人間がフォローして初めて機能すると言える。
あらゆる仕事がAIに取り換えることができるが機械の裏をつくことは人間にしかできない。



