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2025年12月
2025.12.07
折れたピック ホンダフリードインロック開錠(沼津市駿河湾沼津SA)
新東名高速の駿河湾沼津サービスエリアでのインロック。
眼下に駿河湾が望める眺望のせいか意外と休憩で立ち寄るドライバーは多く、またその時の気の緩みなのかインロックすることも多い場所。
ただ今回は既に夜で初冬の冬の寒さ、海が見えないこともないが真っ暗なところに地上の灯りが見える程度。月明かりの綺麗な日はどんなだろうか?
トラブルは何も車だけではなく作業するこちら側にも起こること。
ホンダフリードといえばホンダのセキュリティキー、登場してどのくらいになるのか4トラックのミーリングキーで今更恐れるものではないのだが、どうしてもH17年のオデッセイのシリンダーだと言われた物で、某問屋の合宿ミーティングのイベントで行った朝食を賭けての開錠競争が忘れられない。
それまでこの4トラックシリンダー、簡単とは言わないが開けられないことはなかったし、どっちかというと確実に開けられてたのだが、このシリンダーは挑戦した何人だろうか、殆ど開けられなかった記憶がある。
もちろんイベント用に用意された他人の道具ということをさしおいても朝食は自腹という結果だった。
あれから20年くらいになるのだろう。現場で遭遇する車も高年式に入れ替わり、開き難さは増大してるのだがなんとか作業している現状。
しかしこのフリードも開き難いなあ、気が付けば愛用しているL型ピックに少し上下の曲がりが見て取れた。
長年の相棒で、作業を手助けしてくれた工具。
修正して気を取り直そうとしたら折れた。
先端から1cm程度だろうか、尖った部分が折れてしまったのだ。
予備の同じL型ピックは無いが幸い下向き・上向き専用の押し下げピックがあり、それで開錠した。
この新規で使う工具は出番が無く慣れもてもいないせいか手間取ったのだが、時間を掛けても何とか開錠し戻し作業まで完遂できた。
トラブルを起こすのは車側だけでなくこちら側で起きることもある。
ちなみにこのL型ピックが折れるのはこれまでも何度か。
一度目は長すぎると自前で短くカットしたのだが、先端が折れた。
更にこれら予備のピックに交じってたのが同じL型ながら先端の折れた物で今回と同じのを捨てずに残していた。
さっさと購入したいのだが、次回のセールまで待とうかな。
とりあえず折れた部分を削って再利用してみよう。
ただやっぱり短い。
これまでと目線の位置が異なり慣れるまで少し時間が掛かりそうだ。
2025.12.05
久々に遭遇、この匂い 富士市にて住宅開錠(富士市)
集合住宅の水回りを管理している設備業者がこの住宅の元請け。
時々鍵無の開錠や、壊れた鍵の修理などを発注してくれる。
受注量自体は多くは無いが相手としても鍵無開錠をしてくれる業者など決して多くないし、やはり変な仕事だよなと我が身を振り返り思うこの頃。
様々な材料が揃ったうえで何かを作業するならまだしも、何も無い状況で玄関を開けてしまうのはやはり尋常ではないだろう。
この元請けさんが発注者へどういう対応をしてるのかはよく分からないが、とりあえず開錠打診があったのが15時30分頃。
そして、発注されるか分からないがと逃げの口上があったが、それはどちらでも良い。
15時30分なら16時過ぎ~16時30分には現場に入れるというのが回答だ。
しかし、しばらく返答は無く再び電話が来たのが17時30分と2時間が経過していた。
我が家は18時に夕食になる。
こんな不規則な仕事でも夕食に家族が顔を合わせるタイミングは大切にしたいので正式な作業の依頼があったのだが、切羽詰まった感もないので19時30分頃の現着で打診。
じゃあその時間帯でという素っ気ない物だが事情はよく分からない。
とりあえず前回の作業で入院退去となった部屋を開けた際にあまりに残留物が多く、管理会社でも勝手に開けることにコンプライアンス上の疑問を呈して、次回からは管理人を立ち会わせるように強く要望したせいか今回も19時30分まで管理人は待つという以外は現場の状況は分らない。
ただ夕食前に段取り含めて色々考えるもので、もしかしたら異臭案件?
部屋の住人が明らかに亡くなってる場合の開錠作業は意外と予定がフレキシブルなのだ。
鍵をなくしたり錠の不具合などですぐ部屋に入りたい時は最短でとか受付側で枕詞がつく。
もっとも枕詞がついても交通事情を無視するわけにもいかないし、作業が入ったらやるスタンスだと直前に予定をいれることもなく、入電して出かけるので最短状態なのだが、気持ちの焦りなんでしょう。
集合住宅で錠前はミワのPMKが相場、鉄の扉で破錠での依頼だが、夜になりなるべく荒れた仕事はしたくない。
現場に向かう途中、富士署から電話が入り何時ころ着くかとか今どの辺を走ってるかなど質問が来た。
この状況で、既に警察官が現場で待ってる安否確認の案件と情況が見えた。
ただ電話の主が警察と言うあたり安否確認というより遺体処理かなと想像。
案の定、現場ではパトカーではなく鑑識の白いバンが先着していた。
すぐ作業に掛かれたのは良い。ひどい時などこちらが先に現着し、それから警察の手配となりかなり現場待機を強いられる場合もある。
そして幸いなことにシリンダーはミワのH248タイプ。
しかしながら、ピッキング防止対策された後期の物で90度で止まってしまうため、少し手間取ってしまった。
難しい鍵なんですね~と皮肉ではなく本心そう思われたのだろう。
何事も久々にやると手順やコツを忘れてしまうものだ。
請求のために撮った現場写真。
開けた瞬間あの独特な死臭が鼻を突いた。
警察官は手元の灯りだけで室内へと入っていく・・・この奥には死体が。。。
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