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2025.12.26
FBロックの鍵が開かない (富士市)
ここ何年かでレオパレスの玄関錠は従来使われていたケイデンのカードキーから電気錠のFBロックに移行されてきた。お陰でこちとらすっかり関連の仕事がなくなってしまった。何せピーク時はレオパレス関連だけで40万円近い月の売上があったほどだ。
初期のケイデンはトラブルが多く、雨水が入り込むだけで認証不良を起こし機能しなくなる。そうなると開錠しシリンダー交換のセットで依頼があった。当時はケイデンに業者も不慣れで意外と出動も広範囲で多忙というほど入電があった。
ケイデンも後期型になるとカバーにシャッターが付き雨水への対策になった。更に年々マグネット認証にも改善が見られさすがにあの多忙期は過去のものとなったし、営業店も下請け整備され、さすがに県境を越えて行くこともなくなった。
弊社は沼津店と富士店の範囲で受注していたが、やがてこれらの店舗合併で富士店の富士市より東側のエリアだけになり、だいたい月10万円前後の仕事量となったが、ここ何年かは年に1件あるかないかとなった。
しかし、置き換わったFBロックでもトラブルはあったが、その多くがワンタイムパスワード式で解決できたし、更に住人の行動パターンなども変わり取引自体が極細りであった。
栄枯盛衰はやむを得ないが、当然デメリットもある。
レオパレスの建物の特徴をも忘れてしまったのだ。
レオパレスといえばどちらかと言えば安価な単身住まいのアパートということで、建具にはあまり高評価を聞かない。過去には施工不良の事例もあがるほどで、その影響が鍵の開け閉めにも影響していた。
建物の歪みや建具の取り付け不良など、正直かなりあった。
弊社自信、レオパレスにタッチする機会が減った分、他で仕事をしていてどちらかというと建具が狂ってない状態での開錠作業が多かった。
今回もすっかりその特徴を忘れて開錠に当たったら、開かないのだ。
とにかく条件的には開く条件なので何とか手を尽くしたいと思いかなりの時間と手段を尽くしたがダメで、結局レオパレスでよく使っていた手段、ドアポストで再びトライ。
いつもなら簡単に開くのだが、逆回転?それとも何か仕掛け?いやケースロックの故障?
完全に疑心暗鬼になってしまう。
だが、もしレオパレスの案件を頻繁に触れていれば開けていく手段の中にきっとそこに頭が回って対策したはず。
かなりの力を要してサムターンを回した。
そうなのだ、デッドボルトとそれが収まるストライク金具が接触していたのだ。
その摩擦により開錠工具が負けてしまうほどなので、当然FBロックのモーターの力では開くはずがない。
そうなった原因は明確にならないが、寒暖の差で建物が収縮する・・・レオパレスではあるのだ。
昼間、日が当たってるときと夜の夜露が下りる寒さになると明らかに諸々の精度に差が生じてしまう。
時には建具が歪んでしまいドア自体が押されることも。壊そうかとおもったほどなので取り合えず事なきを得て良かった。
FBロック自体は故障はなくそのまま使ってもらうことにして作業は終了。
本当に車もそうだが常に触れてないと感覚って忘れるよ。



