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2021.06.24

相続財産管理人からの依頼 (沼津市)

以前、時々作業を依頼してくれた弁護士事務所から久々の電話。
裁判所の強制執行からのお付き合いで、時々直接依頼してくれる。
お陰でこちらも忘れてしまっていた。
特に最近は仕事のラインがほぼ固定されてしまい、イレギュラーで問い合わせが来ると少し慌てる。
実はFAXもらうまでは裁判所で紹介されたのだろうと上の空だった。

なんでも表題の通り、遺産相続のため居宅の開錠を依頼してきた。
現状で以前警察が踏み込んだ実績があるそうで、警察は鍵屋を使って開けたそうだ。それならその鍵屋を紹介してもらえば・・・と実は喉の奥まで言葉が出ていた。

でも言わなくて良かった。

FAXにはご丁寧に真っ黒な現地の写真が送られてきた。
更に明細地図も。
ウチの近くだな・・・と送信者を見て、改めて思いだした。
気が付けばこの業界で25年もやってるんだなあ。
以前は自分のやった作業は確実に覚えていたのだが、最近は片っ端から忘れてる。

同じようなことが先日もあったのだが。

予定表に記載し場所を確認していたら、この現場に警察と一緒に踏み込んだのは何を隠そう自分だった!
全てを思いだした。
4年前に異臭による安否確認で僕が鍵を開けた。
ただ残念ながら既に亡くなっており、遺体は腐敗が始まり、しかも自殺の様相。
風呂場で亡くなってたのだが、窓にはびっしりハエがつき、尚且つ毒ガス自殺らしき跡があり、警察判断で風呂場を開けずに消防を呼び、近所周辺を立ち入り禁止にし、避難させた大騒ぎをした場所だった。
日曜日の昼間で家にいる人も全員避難という忘れられない事件だったが。。。

今週末が作業予定。
あれから4年経ったんだとしみじみFAXから思ってしまった。

2021.06.12

最近のシリンダー交換は・・・(静岡県沼津市)

個人向け住宅がハウスメーカーが作るようになり、ドアがアルミサッシメーカー製が入り、そこに付けられる錠前(シリンダー)も各アルミサッシメーカー専用構造になってきているのが多く見られる。
これまでは錠前メーカーの物が多用されて汎用性も高かったので一通り在庫を抑えればなんとかなった。最悪はシリンダー内部の入れ替えでしのげたので極端に在庫バリエーションを増やす必要もなくやり易い仕事であった。

ところがタイトルの通り最近は・・・と言っても築年数10年程度の物がシリンダー交換の時期に来て追われてるので、厳密にはもっと前からの現象なのだが、こと最近顕著なのだ。

ここでも写真の通り

外観から見たらミワのPRシリンダーで、内側からネジで止められてるから位置的にLZ1か2かと思いU9だが取りつけ可能と思い外してみたら後側のケースロックに入る部分が違う。完全に扉専用の物であった。
ビス止めなので深ささえ合わせて突起の部分を無視して取り付けも可能であったかもしれないが、この物件は個人所有の物でなく、業者さんが転売目的で購入したもの。
先々思えば正規品に換えてやらないと、またいつどこで手抜き!と吹き出すかもしれない。

一応依頼の業者さんとしては一刻も早く新しい鍵に換えたい。
債権物で現状鍵無しなので、付けば何でも良いのだが、やはり入荷待ちしてもらうことに。
こっちは勝手口だが表玄関がリモコン式でサッシメーカーのHPに型番の記載が無い。シリンダーだけ抜きとればミワのPRシリンダーなので汎用品に換えちゃいたいのだが、リモコンキーも希望されてるので週明けにメーカーに電話してレクチャーしてもらわないと。もちろん注文品だ。

多いなあ。
先月も2件注文品での対応要請があり、なんと訴訟取り下げでドタキャンされた。
でも1件はなんとかシリンダー交換をさせてもらえたが1件は汎用性が無いので目下在庫となった。
これらの部品代が錠前メーカーのルートで仕入れられないので割高なのだ。
何せ契約した工事店以外はエンドユーザーの価格になってしまう。
かと言って工事店にウチが元請けになって開錠・施錠の段階から全工程発注しても受けられないだろう。先月などはまさに開錠作業で現場に行き、10件が現場で開錠不要のキャンセルを食らってるのだから。

2021.06.08

トヨタ FJクルーザー インロック開錠(伊豆市)

伊豆市でFJクルーザーのインロック。
ランドクルーザーやハイラックスサーフに隠れてあまり当たることの無い車で、詳細は知らないが確か輸出専用車だったと思う。
というのも良く通る道の車屋さんにFJクルーザーを売りにした看板があり、逆輸入などのレア度などで目を引こうとしていた。
今回の仕事もてっきり左ハンドルかと思えば、右ハンドルだった。
ということは日本向けにも販売したのだろうか?それとも北米が主体と聞いたが英国か豪州仕様なのか。
何にせよ右ハンドル車だった。
鍵については特記することのないM382のブランクだ。
ただ、やはり経験あるのみだがシリンダーは少し奥まっている。
普段使っている3.3mm幅のテンションだと化粧カバーに当たってしまう。
ホンダ用の長めの物だと先端を削らないと,爪先がシリンダー内筒に強く当たってしまいテンション加減が微妙になる。
たまたまライト付のテンションがあったので、それが使えたが、ただのM382と甘く見てしまった。鍵穴が奥まってるあたり、まさに輸出車を感じた。
更に今回は奥のタンブラーに触れるのがなかなか難しく少し時間を要してしまった。
あまりに手こずるので最悪は・・・ロットでと思ったが、最後の最後に天が味方してくれた。

2021.05.21

引戸のドアが開かない (清水町)

鍵が回らず、ドアが開けられない。

そんな一報だった。
状態は引違錠で鍵は刺さるが、回らないと言う。

それで幾ら掛かるかと言われても・・・。
考えられることは
・錠本体の破損。
⇒経年で本体の部品が破損してたりすると、基本的には交換

・錠前(シリンダー)の不良
⇒異物が入れられたりして、鍵の段差をタンブラーが認証できてない場合、多くは分解すれば直せるが、部品に大きなダメージがなければだ。接着剤のような物も厄介で少量ならなんとかなるが、多量だと手間を思えば交換した方が採算は良い。

・召し合わせの不具合
⇒木造住宅などで起こりがちなのだが、取りつけ時に合っていてもドア枠のズレなどで召し合わせが狂ってくることがある。デッドボルトがストライクに強く当たり鍵で回せなくなっていたり、ひどい物だと完全にずれてることもある。
かなり酷いと枠からやらなくてはならない大掛かりのケースもあるが、大体は引違い錠の方の取りつけ調整で直る。
時々、取りつけ業者が手抜きをしてることでズレが生じてくるケースもある。

業務でなら誤差の範囲の見積り予算だが、個人であれば5000円と10000円ではかなり大きく違うだろう。
今回も行ってみれば一番下の状態であった。
ドアをかなりずらさないと、シリンダー後ろの軸が錠に入らず作動させられない。

根底の原因はこの錠を取りつけた業者が固定用のビスを追加で打たずに取りつけビスだけで完了してしまったことだろう。
こういう事例は少なくない。
確かに昔の引違錠は取りつけビスで締め付けるだけだったが、ミワの汎用引違錠は更に追加で固定させるタップビスを打った方が良い。そこの部分を手抜きしている。
ドリル用意して下穴開けてが面倒なのだろうが、ドリルなしでもアルミサッシならねじ込める。
確かにドアも少し歪みはあるが、許容範囲なので簡単な修理で終了。

2021.05.21

トヨタセンチュリー トランクインロック (箱根町)

紹介案件だが手数料払ってでも行く価値があった。
トヨタセンチュリーのトランクインロック。
センチュリーなんてこの辺で走ってるだろうか?
個々の部品は共通でも何かと仕掛けがありそうだ。
何せネットで少し見たものの、天皇陛下の即位礼やパレードにも使われてる車。
一説には防弾仕様だとも。
当然オーナードライバーというよりは運転手付きの車という設計。
つまりトランクに鍵を入れてしまうと運転席からは開かない可能性もある。
場所は箱根だがドライブには丁度良い。

年式は平成16年、シリンダーを覗けばMT-6ではないロングタイプなようだ。
既に既存の開錠治具が販売されてるので詳細は省くが、やはりドアは重厚。
防弾かどうかは分からないがそうであっても不思議はない感じだ。

開錠後にオーナーさんがオープナーを作動させたが瞬間開かなかった。
ああ、とは思ったが、トヨタの年式相応のセキュリティのみで、ドアを締めてLOCK-UNLOCKでトランクオープナーは作動した。
もちろんこれ以上の細工もあったかもしれないが、とりあえず今回はこれで解決した。

次回またセンチュリーがあるとも限らないし、年式違えば装備も異なるだろう。

帰り際に黒ゆで卵をもらった。
ここは大涌谷。

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