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2025.05.15
賃貸物件には向かないのかな?カード錠のシリンダー錠化(焼津市)
この種の電気錠としては国内トップブランドの錠前メーカーのリリースなのだが、ここ最近故障が目立つ。
やはり不特定多数が使う賃貸物件には向かないのか?
国内錠前メーカーとは言え恐らく韓国か中国で生産してる商品だろう。なぜならこの二カ国はこの商品のトップランナーで国内で生産してるメーカーはとりあえず知らない。
そのせいなのか一定の年月か過ぎると同じような症状で壊れだす。
多くは認証しても開錠にならないというトラブルだ。
幸いこの商品にはダミーシリンダーがついているのでそれを従来品のシリンダー錠をつけてやれば鍵での入退室ができるようになる。
結局のところ原因は不明だし、弊社の役割としては入居者の不便性の解決なのでこの後管理会社がどういう策を打つのかは不明。
察するに交換しかないだろう。
とりあえず自分も自宅にカード、暗証番号、携帯電話で施解錠を行える電気錠を使っている。
個人宅には新築早々にカードとテンキーの錠をつけたが十数年壊れることなくつかえたのだが、テンキーを覆うスライドカバーが錆で開けにくくなってきたので二台目は更に携帯電話でも鍵になる新商品を取り付けた。
前のよりちょっと扱いにくいが今のところトラブルは無い。
2025.05.11
窓鍵修理 (静岡市駿河区)
「窓の鍵が閉まらない。窓はレバーを回して開け閉めするタイプ。レバーは動くので窓は閉まる。鍵が上に上がったまま下がらないので施錠できない」
という案内のFAX。
この文章からどんな現場が想像できるだろうか。
自分も色々な窓や窓鍵を見てきたけど、さっぱり想像できない。
そもそも窓は閉まるが鍵が掛からない。鍵が上にあがったまま?
要は修理依頼なのだが案ずるより産むが易し。
窓鍵はこんな感じであった。
窓鍵と言えばクレセント錠のような物を想像するだけにこの複雑なリンクは何じゃという感じであった。
窓を回転ハンドルで閉めてから2枚目写真の右下に映りかけたレバーのような物を押し下げると窓自体がロックされる構造。
どういうわけかこのレバーが窓を閉めても固くて動かなかった。
なので窓が開いた状態で作動するかなどやってみたがかなり固いが辛うじて動いた。
まだ建具は新しいのだがこの複雑なリンクのせいで摩擦が大きくなっていた。
強き見方のCRC556、潤滑スプレーで動きの渋さを解決。
レバーロックは固さが嘘のようにスムーズになった。
開錠作業よりこうした修理作業の方が気楽で個人的には大好きな仕事。
2025.05.01
ゴールデンウイークも5月のターン
だいたい例年のゴールデンウイークは4月の方が忙しく、5月はアイドリングになることが多い。
しかし今年は4月がゴールデンウイーク関連の作業がゼロ。
渋滞してる様子もなく、また伊豆半島や富士山、箱根に大挙して押し寄せる感じも無し。
参ったなあと思いつつ、5月になりました。
3日から後半の連休の塊があるのでそこに期待ですね。
いつもと違う風が吹くゴールデンウイーク。
2025.04.25
いよいよゴールデンウィーク
明日から一応ゴールデンウィークらしい。
しかし、まったくそんな高揚感は無い。
例年だとそれなりに前兆のような物があり、道の流れが悪くなってたりとか、一歩早いレジャー族が繰り出すもので、深夜早朝の時間帯にインロックなどのトラブルでよく呼び出される。
ことしはそうしたものが無い。
走ってる車のメーカーも様変わりした感じがする。
個人的には高級車と呼ばれるドイツ車が減った気がしてならない。
ネットニュースではEVシフトに振り切った欧州の自動車は軒並みに売上を落とし、倒産の危機などとも噂される。
国内でもあまり売れてないのかな?
特に開けにくいと言われるHU66VAG2のシリンダーの車両、全くその関連の仕事が無い。
VAG2はTurbodecoderの代理店の弊社としては喜んでやりたいところ。
その後継モデルのHU162についても最近は全く目にしない。
車種ということもあるが、やはりガソリンなどの燃料高止まりはかなり消費を圧迫している。
既に期限の切れた暫定税率も法的に廃止すべきなのに政治のオモチャになり下がってる。
走ってるのはインバウンド外国人のレンタカーくらいかな。
先日も久々に伊豆半島でのインロックかと思えば、川口ナンバーのレンタカーでアルファード。
てっきり社会面を騒がしてるクルド系かと思えばレンタカーは中国系で借主は香港だった。
免許証を確認する際、てっきり外免切り替えで取得した日本の免許かと思えば国際免許だった。
ちなみに中国人だと国際免許は取得できないので調べてみたら、香港はジュネーブ条約に批准してるというなんともややこしい。香港は国際的にも今や中国に返還されたわけだし。
もっとも普段右側通行してるところ、急に左側通行をすると戸惑うだろう。
アメリカ移住し、もう20年近く住んでるバイク仲間も時々通行帯に違和感を覚えることもあるそうだ。
私もヨーロッパに出張した際、バスやトラムに乗る時に行きたい方向の停留所に並ぶと逆から車両が来て往生する。
実際日本と同じ通行帯なのは英国、豪州、泰国・・・くらいしかとりあえず知らない。
タイは国境を接しているカンボジアやミャンマーと逆になるので、陸路で入国するとちょっと面食らう。
何はともあれゴールデンウィーク、仕事があることを期待している。
2025.04.10
諸物価値上がりの4月
新年早々に問屋から言われていたこと、3月になったら錠前メーカーの仕入れが一斉に上がります。
世界が戦争時代になって徐々に金属製品は値上げをしてきたが原材料に止まらず、近年はそれを運搬する燃料費や人件費、更には働き方改革による諸費高騰で値上げの右肩上がりの角度が更についたようだ。
このブログが政権執行政党や政治家に届くとは思わないがため息しか出ない。
同業者と意見交換はしてないが果たして他の業者はどうなんだろうか?
少なくとも弊社が感じる不景気は半端ない。
そもそも河津桜が咲く頃から異変があった。気候のせいもあるが土日に天候が悪く観光業者も肩透かしを食らったのではないだろうか。
聞けばそもそも遊びに出かける余裕が無いなんて話も聞く。
客足も偏った感じだ。
熱海などの駅前は賑やかでコインパーキングさえ常に満車。
そこだけの切り取りなら景気は戻ったと思いたくなるが、なけなしの楽しみのような気がしてならない。
自動車の渋滞も昨今の遵法精神の強要でノロノロ運転が増え、渋滞してないにも関わらず移動時間は倍になってる。
売上帳を見れば今年は伊豆半島での仕事がほぼ無いあたり世間の懐具合が伺える。
さて弊社ではそんなに仕入れのウエイトは大きくないが時々部品で錠前を使用する程度。
これだけならこの値上げは吸収できるのだが、燃料代がジャブのように効いてくる。
特に遠方の現場だと往復してくると燃料がメモリ単位で減り、給油のタイミングが早まる。
気が重いが給油をすればさすがに最近は1万円ほど掛かるようになった。
円高だった頃に比べて燃料は2倍になっている。
当然作業で動けば腹も減る、各所で物価が上がり、今時1000円以下で食事できる場所も少ない。
単に原材料だけでなく全方面で物価が上がって、まるで海外を見てるようだ。
さすがにシビアにならざるを得なく全般に価格は引き上げの方向で努力している。
弊社の主たる得意先は損保関連が多いので既に契約した価格表に基づいているが、こちらで値決めできる案件については引き上げている。
現に年末に作業させていただいたホテルから先日同じ仕事で依頼があり、精算時に「高いね」と言われた。
逆にその客室のお客が言うには地元の価格の半額らしい。
もっともホテルのフロントマンは色黒外国人なので幾らと言っても高いと言うかもしれない。
実際に住宅開錠で依頼してきた外国人、やはり途上国の人だが通常価格で言ったつもりだが、高くて持ち合わせがないとのことでキャンセルになった。
家の開錠を2000円~3000円でやれと言うことなのか?
アメリカや西欧だったら幾らになるんだか。
日本は外国から見て物価が安いとは言われるが、それでも確実に上がっている。
従来の賃金では当然支払いが重荷になるほどの上がり具合なのでやはり物価高騰に見合った引き上げは止む無しと判断した。
もちろんやり過ぎるとお客さんはついて来れないだろうが、価格で出し抜くデフレ時代とは決別しないといけない。
作業の数量も減ってきたので価値ある仕事で少しでも報酬を得られるハンドリングと理解される作業が必要だろう。
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