ブログ

2025.12.12

レクサスNX インロック開錠(沼津市)

先日レクサスのNBXの作業を紹介したが今回はNX。
ちなみにこの車両の個体差をよく理解していない。
中古車屋さんからの依頼でその車両のドアハンドルを見た瞬間先日のNBXと同一車両だと思い込んでしまった。

車体がどんな形だろうとエンジンがなんであろうと鍵屋にはドアハンドルとシリンダーしか目に入らない。
とりあえずこの構成部品は全くNBXと同じで蓋状のシリンダーカバーになっていてハンドル中側にボタンのようなドアクローザー解除する物がある。
そんなせいか、先日の作業を思い出した。
もっともNXとNBX、文字通りBが間に入っているが実はグレードの差程度で同一の兄弟車なのかも?

案の定、ドアロックが開かないというので呼ばれたのでカバーを外し専用治具でのピッキングでの開錠。
しかしシリンダーを回すが集中ドアロックの音も無ければ開錠時のコツンという反応も無い。
もしかしたら既にドアロックは開いていたのかもしれないが、何かしらの要因でドアクローザーが作動せず。
NBXで知ったハンドル前側についたツマミを作動させてドアを開けた。
事情までは知らないがバッテリーが落ちていれば開錠状態でもドアはいつもの動作では開けられない。
もしかしたら今回はそういう状態であったのかもしれない。

2025.12.07

折れたピック ホンダフリードインロック開錠(沼津市駿河湾沼津SA)

新東名高速の駿河湾沼津サービスエリアでのインロック。
眼下に駿河湾が望める眺望のせいか意外と休憩で立ち寄るドライバーは多く、またその時の気の緩みなのかインロックすることも多い場所。
ただ今回は既に夜で初冬の冬の寒さ、海が見えないこともないが真っ暗なところに地上の灯りが見える程度。月明かりの綺麗な日はどんなだろうか?

トラブルは何も車だけではなく作業するこちら側にも起こること。
ホンダフリードといえばホンダのセキュリティキー、登場してどのくらいになるのか4トラックのミーリングキーで今更恐れるものではないのだが、どうしてもH17年のオデッセイのシリンダーだと言われた物で、某問屋の合宿ミーティングのイベントで行った朝食を賭けての開錠競争が忘れられない。
それまでこの4トラックシリンダー、簡単とは言わないが開けられないことはなかったし、どっちかというと確実に開けられてたのだが、このシリンダーは挑戦した何人だろうか、殆ど開けられなかった記憶がある。
もちろんイベント用に用意された他人の道具ということをさしおいても朝食は自腹という結果だった。

あれから20年くらいになるのだろう。現場で遭遇する車も高年式に入れ替わり、開き難さは増大してるのだがなんとか作業している現状。
しかしこのフリードも開き難いなあ、気が付けば愛用しているL型ピックに少し上下の曲がりが見て取れた。
長年の相棒で、作業を手助けしてくれた工具。
修正して気を取り直そうとしたら折れた。
先端から1cm程度だろうか、尖った部分が折れてしまったのだ。
予備の同じL型ピックは無いが幸い下向き・上向き専用の押し下げピックがあり、それで開錠した。
この新規で使う工具は出番が無く慣れもてもいないせいか手間取ったのだが、時間を掛けても何とか開錠し戻し作業まで完遂できた。
トラブルを起こすのは車側だけでなくこちら側で起きることもある。

ちなみにこのL型ピックが折れるのはこれまでも何度か。
一度目は長すぎると自前で短くカットしたのだが、先端が折れた。
更にこれら予備のピックに交じってたのが同じL型ながら先端の折れた物で今回と同じのを捨てずに残していた。
さっさと購入したいのだが、次回のセールまで待とうかな。
とりあえず折れた部分を削って再利用してみよう。
ただやっぱり短い。
これまでと目線の位置が異なり慣れるまで少し時間が掛かりそうだ。

2025.12.05

久々に遭遇、この匂い 富士市にて住宅開錠(富士市)

集合住宅の水回りを管理している設備業者がこの住宅の元請け。
時々鍵無の開錠や、壊れた鍵の修理などを発注してくれる。
受注量自体は多くは無いが相手としても鍵無開錠をしてくれる業者など決して多くないし、やはり変な仕事だよなと我が身を振り返り思うこの頃。
様々な材料が揃ったうえで何かを作業するならまだしも、何も無い状況で玄関を開けてしまうのはやはり尋常ではないだろう。

この元請けさんが発注者へどういう対応をしてるのかはよく分からないが、とりあえず開錠打診があったのが15時30分頃。
そして、発注されるか分からないがと逃げの口上があったが、それはどちらでも良い。
15時30分なら16時過ぎ~16時30分には現場に入れるというのが回答だ。

しかし、しばらく返答は無く再び電話が来たのが17時30分と2時間が経過していた。
我が家は18時に夕食になる。
こんな不規則な仕事でも夕食に家族が顔を合わせるタイミングは大切にしたいので正式な作業の依頼があったのだが、切羽詰まった感もないので19時30分頃の現着で打診。
じゃあその時間帯でという素っ気ない物だが事情はよく分からない。
とりあえず前回の作業で入院退去となった部屋を開けた際にあまりに残留物が多く、管理会社でも勝手に開けることにコンプライアンス上の疑問を呈して、次回からは管理人を立ち会わせるように強く要望したせいか今回も19時30分まで管理人は待つという以外は現場の状況は分らない。

ただ夕食前に段取り含めて色々考えるもので、もしかしたら異臭案件?

部屋の住人が明らかに亡くなってる場合の開錠作業は意外と予定がフレキシブルなのだ。
鍵をなくしたり錠の不具合などですぐ部屋に入りたい時は最短でとか受付側で枕詞がつく。
もっとも枕詞がついても交通事情を無視するわけにもいかないし、作業が入ったらやるスタンスだと直前に予定をいれることもなく、入電して出かけるので最短状態なのだが、気持ちの焦りなんでしょう。

集合住宅で錠前はミワのPMKが相場、鉄の扉で破錠での依頼だが、夜になりなるべく荒れた仕事はしたくない。
現場に向かう途中、富士署から電話が入り何時ころ着くかとか今どの辺を走ってるかなど質問が来た。
この状況で、既に警察官が現場で待ってる安否確認の案件と情況が見えた。
ただ電話の主が警察と言うあたり安否確認というより遺体処理かなと想像。

案の定、現場ではパトカーではなく鑑識の白いバンが先着していた。
すぐ作業に掛かれたのは良い。ひどい時などこちらが先に現着し、それから警察の手配となりかなり現場待機を強いられる場合もある。
そして幸いなことにシリンダーはミワのH248タイプ。
しかしながら、ピッキング防止対策された後期の物で90度で止まってしまうため、少し手間取ってしまった。
難しい鍵なんですね~と皮肉ではなく本心そう思われたのだろう。
何事も久々にやると手順やコツを忘れてしまうものだ。

請求のために撮った現場写真。
開けた瞬間あの独特な死臭が鼻を突いた。
警察官は手元の灯りだけで室内へと入っていく・・・この奥には死体が。。。

2025.11.23

レクサスLBX 開錠?(富士宮市)

損保ロードサービスの依頼で入電したのだが、なかなか表現は難しいし受付のオペレーターもどこまで事情や実情を理解してたのか分からない。
とりあえず電話口の僕には全く理解ができなかったのだが、受付と討論しても始まらない。とりあえず何か起きてるのだから現場へ行こう。

内容的にまとめるとい
依頼者は車に閉じ込められたが何とか脱出できた。
しかし、鍵を開けてほしい。

要約するとこんな内容だ。
当然状況は全く分からずお客さんに到着時間を告げるために電話、ついでに事情も聞いてしまおう。
どうやら閉じ込められたのは本当らしく、レクサスのコールセンターに電話して非常脱出を聞き、車外に出れたそうだが、開いてたドアを家族の人が閉めたら以後ドアが開かないということだった。
ちなみに手元にリモコンと鍵はあるがリモコンは当然機能してないそうだ

それでも答えは見えたようなもの・・・よくあるシリンダーの回転が重いということかな?
と思っていたのだが実態は違っていた。

まずは写真を見てほしい。


これはLBXのドアの開いた状態の全景で、シリンダーカバーを外した状態。
現場に着いた時はドアもしまっておりシリンダーカバーも装着していた。
まずはシリンダーカバーが左右二か所爪で留まっており、それを外す穴などなく、隙間を細いマイナスドライバーなどでこじるしかなく、傷つけそうで怖い限りだがなんとか先端にガムテクッションで外せた。
次にリモコンはあるがバッテリーでも上がったのか機能せずエマージェンシーキーを鍵穴へ。
旧来なら鍵を左に回しハンドルを引けばドアは開くが、シリンダーが左右に回りロックが動く感触がありながら開けられない。
このドアハンドルはドアに固定され、開けるときはハンドル内側にあるボタンを触ればドアが開くそうだ。
ドアクローザーが電気式になってるのだが、電気がシャットダウンした状態で開かないのだ。
そんな時は

ハンドル前方の下側にレバーがあるが、それを引くと機械的にドアハンドルを引いた状態になる。
実はコレ、お客さんがこれなんだろう?という具合にいじってくれたので見つけられた。
ただこれを引くのは少し重さがあったのでやはり非常用ということだろう。

これは車内だが、通常は押すとドアのインナーハンドルを引いた状態になるが、これは電気式のボタンの構造。
電気がシャットダウンしてるので使用できないため今回お客さんが車内に閉じ込められたということだ。


そしてレクサスコールセンターに電話して聞いたのが非常脱出装置でボタンを手前に引く行為だそうだ。
これを何回か繰り返し引くと言っていたが、想像するに1回目はロックの解除で2回目にクローザーが解除する仕組みと思われる。
ちなみにいわゆるロックボタンというキーシリンダーと連動する物は無い。
そういう意味でフォードのモンデオなんかに似ているが、このボタンを手前に引くのはこれも結構な力がいる。
L型に先端を曲げたロッドを窓枠から入れて引けるだろうか?また上手くこの穴に入るだろうか?
その辺は試してないのでなんとも言えないところだ。
今回電源が落ちてしまった理由は分からないが、2024年納車なのでバッテリーは考えられない。おそらくシステムの不具合だろうか?
何にせよレクサスディーラーとのやりとりの中での作業であった。

ちなみに写真の撮影とブログへの掲載は持ち主のお客さんの了承済みである。

2025.11.17

プジョー307? 鍵が開かない(静岡県)

静岡市でのダイレクト保険ロードサービスの予約作業。
沼津市の弊社では静岡市までもこれまで自動車開錠に走ったことはあったが、やはり大きな町だし県庁所在地なので業者はいるだろう。そのせいかかなり珍しいケース。
ただ今回は意地悪?と思うような状況。鍵もリモコンも手元にあるがどちらを使っても開かない。
年式は2007年なのだが、まるで最近の軽自動車に起きた症状に似ている。
また入電先が例の何度か記載した作業費をどんどん単価変更で減らしているアシスタント会社。

昨今鍵開け事業はLISHIなどの治具も行き渡り、開いて当然という状況からシリンダーに問わず料金を統一したと言う。つまりシリンダーによる特殊キーへの加算料金は廃止という時代錯誤ぶり。
いやいや工具を入手できたら何でも開くというのはお花畑脳も甚だしい。
弊社は特殊キーへの自社加算料金が呑めないケースは料金変更以後は断るようにした。

今回は特異ケースである。
鍵があっても開かないのだから、彼らアシスタント会社が考えてる領域を超えている。
単にインロックなら鍵が中にあってシリンダーを回せばドアを開けて鍵を取り出して・・・と言う作業だがそもそも鍵が手元にあるのに開かない・・・念力で開けるしかないじゃん。
これは工具があれば解決というわけにはいかない。
もちろん開錠工具を使うかもしれないが、シリンダーを回す工具があっても役に立たないことが既に明白になっている。

いざ現場で鍵を借りてシリンダーを回すと少し引っかかりがあり違和感。
潤滑スプレーを指して引っかかりは解決したが、開かないことは変わらない。
つまりそこに原因はなかったのだ。

リモコンで開錠すると反応した後に畳まれたドアミラーが少し動き、間もなくまた畳まれる方向に動き出してしまいロックは解除されない。
プジョー自体、あまり触るチャンスはない。
インロックで開錠したことは何度かあるがいずれもL型ピックでの開錠で確かその時も静岡まで来たかな。
あと強制執行で不法残留の自動車にプジョーがあったことも。
放置期間が長く、車検も切れた状態で開錠後に見たらバッテリーは上がっていた。
その際はシリンダー開錠でなくロッドを使って開錠した。

つまり電気式のロックではなく機械式なはず。
ということで開けた。

開けた後で色々とチェック。
リモコンキーは電池を新しくしていたので感度は良い。
てっきり開錠前は自動車のバッテリーが弱ってるとも思ったが、リモコンの反応から電圧は十分な様子であった。
全ての機能をチェックしたが問題はない。
想像するに何かの機構が半端な状態であったのではないだろうか?
何かが壊れてるのではなく、作動しなかった。
この辺はうまい表現ができないのだが、一旦稼働し始めるとすべてが正常に機能する。

さすがにアシスタント会社の開錠作業でひとくくりは脳が無さすぎる。

臨機応変さが無ければこの仕事は完遂できないだろう。
弊社が単価ひとくくりに反対するのはこうした人間が考えなければできない作業があるからだ。
工具と機械の関係なら、こうしたトラブルは起きないし、機械あ必ず人間の思考の隙間をついてエラーを出す。
マニュアル通りなら起きないことが実際は起こるからこの仕事は減っても無くならないし、むしろ人間がフォローして初めて機能すると言える。
あらゆる仕事がAIに取り換えることができるが機械の裏をつくことは人間にしかできない。

カレンダー

«12月»
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    

アーカイブ

ブログ内検索

出動

エリア

静岡県/東部全域・中部・伊豆半島・富士山

神奈川県/箱根・西湘・足柄

山梨県/富士五湖

Tel:0120-550-227
オフィス雅

株式会社 Office雅  静岡県沼津市若葉町7-6  TEL:055-925-6605