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2026.03.26
鍵の関係ですが…新聞受け応急修理(三島市)
稼ぎの足しにはなるが、職人としての自尊心は折られる事案かもしれない。
賃貸アパート管理会社からの依頼で新聞受けが閉まらないので閉まるようにしてほしいという修理依頼。

よくある新聞受けでこの金具が受けの方に掛かって閉まる。開けるときは金具を押して受けを避ける構造だ。
ところがこの金具が一方通行で押された状態になっている。
つまり常時開く構造なので閉まらないわけだ。
原因はこの金具の中にバネが入っているのだが、これは欠損していて戻りが無い状態なのだ。
これでは開けっ放しとなるのも当然。
そしてこの引っ掛かりは製造時に溶接で取り付けられて今更外側から手を加えることは無理。
要交換・・・だが、なんか抵抗してしまう。
見た目は良くないがガムテをクッションにして巻き付けてみた。
バネほど軽くはないがヘタるまでは押し込めば開くし、放すと施錠もできる。
鍵関連で登録した賃貸管理会社だが、確かにラッチは鍵の部類なのかもしれないが・・・。
2026.03.23
ランボルギーニ ウルス 開錠(伊東市)
外車のデータは自動車大国日本だからかいまだに貴重だ。
確かに年々海外の自動車メーカーも日本マーケットに参入しようとしている。
庶民にも外車というのが身近になってきているのは否めない。
日本に富裕層が厚くなったのか、それとも単に見栄を張りたいだけなのか高級車は一定売れている。
逆に新興メーカーが庶民向けにした施策は電気自動車の補助金頼みくらいしか見当たらない。
もっともそれならクオリティと実績のある国産車となってしまうのかもしれない。
ランボルギーニ、幼少期から知ってるスーパーカーのイタリアのメーカー。
子供のころはスーパーカーブームであったのだが、超セレブな価格なのでそれなりの所得層の趣味的な要素が強い。
仕事でもこのメーカーの車には過去に1度だけ、懐かしいカウンタックLP400のレストアをしていた自動車屋さんからシリンダーの不具合で行ったことがある。
既に部品は取り外された状態であったので大した仕事はしていない。
そもそもカウンタックを買うとならばもう億を超えてるだろうがレトロなクラシックカーと言って良い。
近年、六本木界隈では新しいネーミングのモデルのスーパーカーが走り回ってるようだ。
六本木ヒルズ周辺の金持ちな話で田舎のこちらにはそもそもオーナーがいるのか?
時々都内のナンバーで観光地を走る車は目にする。
ただやはりゼロではなかった。
ランボルギーニ ウルス・・・ってどんな車?入電時にまず思った。
症状はバッテリー上がりで開錠できないと言う。
金属のエマージェンシーキーはあるが鍵穴が無い?車屋に聞いたが・・・どうしろこうしろ・・・もう伝言ゲームの限界で見て判断するしかない。
とりあえずどんな車か?・・・SUVおような4ドア車でよくあるスーパーカーではないみたいだ。
ドアハンドルもモナコの動画にあるような隠しスイッチでガルウィングではなく普通の扉でレクサスなどのような引っ張るハンドル。材料は揃ってるので大丈夫でしょう。
ネットで検索したら既に着手した業者があり参考にさせてもらった。
なんでも部品はアウディ、となるとシリンダーカバーは外せるだろう。
ただ鍵穴を回すだけでは開錠にならずセキュリティーをいじって云云かんぬんとここは詳細に書いて無く、先行きに不安を覚えた。
以前あったポルシェカイエンじゃないが、キーの長回しやバッテリー上がりでは操作不可能とか細工がされてるかも。
しかし、その業者のHPと少々異なり、シリンダー位置はカバー下を覗けば一目で分かる。
カバー取り外し時に使う穴がある。この車は左ハンドルなので疑わず左を見たら穴があった。右は不明。
リモコンもエマージェンシーキーもあるので怖いものはないはずでいつもの手順でカバーを外した。
ここまでは特筆することもない。
さて肝心のキーをさして捻る・・・右回しは開かない。当然のこと施錠方向。
セオリー通り左ハンドル左回しでコツンという感触がありドアは開いた。
セキュリティーは?・・・と思うがそもそもこの状態でセキュリティーもクソもないだろ。
シリンダー上側にアウディのロゴが見え妙に安ど感。
しかし、この車の新車価格は3500万円。
ちょっとした建売が買える値段。
小傷でもつかないように緊張したのは言うまでもない。
実際HPの業者も養生しなかったそうだ。
僕は手荒れの皮膚で傷つけないか心配だった。
ピッキングまでしなかったのでそちらのデータはない。
3500万円の車・・・気軽に転がすかなあ?
ちなみにこのお客さんもHPのセキュリティに瞑想され自分じゃ無理、そもそもシリンダーが無いという思い込みとなったようだ。
まあこの辺はやはり機械物だったというオチで。
2026.03.21
キー折れ、キー抜き (三島市)
ここ最近続くシリンダートラブル。
この手の作業はなんだか楽しい。
今回は鍵が折れて施開錠ができないという賃貸アパート管理会社の要請。
ただ既に入室はできてるため一刻一秒を急ぐものではないだけに、答えが見えていて気楽なのだろうか。
シリンダーを外して後ろから押してやれば大概の物は抜き取れる。
ただ今回は折れた破片が手元付近でなく真ん中あたりという半端な物。
外側の鍵穴から中の遺物は見えない。
つまり押し出そうにも手元側のタンブラーが邪魔をするという構図で案の定後ろからスルスルとは抜けなかった。

手元のあたり2本目あたりまでは鍵穴からタンブラーを押しやり押し出すことはできた。
シリンダーの内筒には意外にも汚れが無く、折れた理由は回転不具合が起こす金属疲労というより、折れた部分の単なる金属疲労でそこが過度にカットが深く細くなっているので、さっするに回す力を掛けながら鍵を入れてたのかこの辺の表現は上手くできないが、色々な不運が付いて回った感じだ。
2026.03.11
キー折れによるキー抜き(沼津市)
キーが折れたので抜いて欲しいと言う修理依頼。
どんな鍵かもしれないがドアは開いてるので最悪シリンダーを外して後ろから押し出せば抜けるはず。
急遽現場に向かうが久々にミワシリンダーの不具合。
早速外してみた。
ゴミ埃のテンコ盛り。
これじゃさぞシリンダーの状態はよくなかっただろう。
案の定分解すればタンブラーにはホワイトグリス、例の鍵屋推薦の鍵穴用油のことだ。
始めはシリンダーの認証が悪いか、それとも抜き差しに支障があったかでこの鍵屋推薦のホワイトグリスを刺したのだろう。あとは雪だるま式にシリンダー内の摩擦は増え、そこから生じる粉末状のゴミがホワイトグリスに絡んでこのザマ。
鍵屋さん不認定のCRC556でシリンダーの内筒を洗浄。
予算を掛けられるならタンブラーを一枚ずつふき取るのだが、CRCである程度洗い流せたと推定しそのまま組み立てた。
それだけでもお客さんにはキーの抜き差しのスムーズさに喜んでもらえた。
あのホワイトグリースは罪だよな。
2026.03.06
マツダ アテンザ インロック開錠(三島市)
雨具のカッパを買ったのは何年前だろうか?
7年以上前だろう。
台風の中、警報級の大雨の中、突然の豪雨の中、時々作業依頼があるのだ。
しかし突発的な作業は自動車関連が多い、特に最近はインロックがほとんど。
7年前にはまだ紛失キーの製作など時間のかかる作業もあったが、今となっては殆どない。
まず一番の依頼先である損保のアシスタントが鍵の紛失については修理工場任せになったことがある。
確かにできる車輛、できない車両と業者ごとに違いがあるし、年式ごとの構造や製作スキルの差などファジーなことが多いのでそれを電話オペレーターが熟知することは不可能なのだろう。
そんなせいもあって、どんな悪天候でもずぶ濡れとなる長時間作業がなくなった。
レインウェアも全く日の目を見ずにコンテナケースにしまったまま。
そこで消防団の同僚が「どっかに雨合羽ないかな?」と言い出したので、全くの新品だがあげてしまった。
高かった物だが使わずに朽ち果てるより良いだろう。
そんな消防団の定例会の後、深夜時間帯にインロックの依頼。
天気は雨、久々の夜の雨に寒さで最悪な状況。
車輛はマツダアテンザ、開くには開くのでちゃっちゃと済ませようと現場へ。
結構しっかりと降る雨、時間勝負と思った焦りもあるだろう。
マツダは製造年によって右回し、左回しがある。
今回もマツダに多い右回しでピッキングすると数秒で開錠できた。
しかしこの車両は左回しで開けるらしい。
ところが逆になかなか回らない。晴れてる日ならまだよいがこの雨ではただ濡れるだけ。
ピッキングからLISHIの工具に切り替えて間もなく開錠できたが、やはり適当に濡れた。
車内でタオルで拭きながら、やっぱ雨合羽をあげてしまったのは失敗だったかなと思いつつ、それじゃまた買うかという迷いと、そもそも仮に持ってたとして今夜雨合羽を着用しただろうか?
持っていても結局使わなかっただろうというのが結論かもしれない。



