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2013.07.16
アルファロメオ 開錠 (沼津市)
今日は朝一発目にレジアスエースの開錠作業でした。
コレは2型と3型の違いはあれど、弊社のハイエーススーパーGLの兄弟車。兄弟というか双子というか中身は同じで販売店の違いで名前が違うだけ。
ただ、ハイエースのシリンダーは相性が良いんですよね。
トヨタ車で同じシリンダーを使っているブリッツは不思議と合わない。
シエンタもあまり好まれてないのか時間がかかることしばしば、しかしハイエースは時に一瞬というほどよく決まる。
今日はレーキングだけではちょっと決まらなかったが、ピックで押し込んでOK。
持ち主さん、差し金でやろうと思ったと言ってましたが、今の車は開きません。
さて午後は予約で入ったアルファロメオのスパイダー。
まさに本日の日記同様でメインイベント。
アルファロメオは結構運気の良い車両でできなかったことはありません。
初めは開業間もない頃に555の依頼でした。
そもそも鍵がなんだったかも分からず、外車ということでドアの隙間にロッドを入れ、そしたら即電気モーターの音が聞こえ開錠できたという超ラッキー。
まあこの世界、運は間違いなく実力のうちなんです。
アルファロメオという車両が日本でどれだけ走っているか知りませんが、強いファンはいるでしょうがそんなに多くはないと思います。
しばらく過去の記憶がなく、次に覚えているのが松崎町で155の開錠でした。
事務所のある沼津市から松崎町まで裕に80kmの道のり、時間にして2時間少々掛ります。
いわば、「できません」ということはNGワードなのです。
でも、今からしたらよくできたものと思いますが、数秒立たずに鍵穴開錠を行えました。。。はっきり言ってまぐれです。
ただ有頂天になりましたね。BMWやベンツも飛ぶ鳥を落とす勢いでじゃんじゃか開けてましたから。
そこで、箱根を越えた小田原で車種は忘れましたが、やはりアルファロメオ。
静岡県を飛び出し県外へ、これも「できません」はNGワード・・・ところが1時間立っても結果は出ません。
日も暮れて敗戦色濃き・・・いや集中力も底をつき始めました。
開かないことを認めてしまった方がもう楽かもしれません、そんなムードでしたし、もしその時が真冬なら間違いなくそうしたことでしょう。
幸い、海水浴シーズンで夏がオレを強くしたぜ!というわけではございませんが、一度ギブアップしたのです。
保険会社の案件で二次対応業者が横浜からの出動ということになり、時間も掛ると言うので今後のためにコツを開き直って教えてもらいました。
正直、これまで知らずにいながら開いていたのはまさにラッキーとしか言いようがないほど、シリンダーにある顕著な特徴があったのです。
それを理解し、再度トライしたら・・・
その後も箱根湯本、芝川(富士宮の奥です)、・・・思い出せませんが忘れた頃に依頼があったかと思いますが連戦連勝。
実は今日のアルファロメオも1年以上ブランクを空けてます。
冶具さえあれば開くだろうと思われがちですが、この仕事は私はそうではないと思います。
やはりブランクがあるとなかなか感じが思い出せないし、同型の車両だとなんとなくイメージを引きずってできちゃうものです。
今日もやはりできるとは思いながらも、当然不安も半分ありました。
現車、あれ~左ハンドル!!!
考えてみたら初めて触った555以外は全部右ハンドルだったかもしれません。
外車の法則、左ドア左回し・・・あれ~閉まる方向だった・・・と裏切られながらも、そんなこと考えてる余裕があったのでしょう。
それなりに開きました。
でも有頂天でいるといつかしっぺ返し食らうだろうから、現場は緊張感忘れないようにしないといけませんね。
でも、正直なところアルファロメオ