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2013.07.18

錠前交換 (熱海市・函南町)

なんとも流れの良い一日でした。
既に午前10時半から熱海市で強制執行の予定でしたが、それをかすめるように長泉町でホンダフィットの開錠依頼。
年式も割と古く特筆することはありませんが、丁度外装工事中で鳶の人が現場宅の庭先に車を乗り付け準備していたため、作業スペースが無く、狭い中身体がまっすぐ向かない状態でのピッキングでした。鍵穴が真正面から見えないので、やりにくかったのですがこの年式のホンダは相性が良く、素直なので好きです。
狭かったので毎度の鍵穴写真はありません。

割り込み作業のお陰で、ギリギリの時間に強制執行に出かけることもなく、ノンビリと熱海へ迎えたのは気分的に良いものです。
急坂で遅い車が前を塞いでもイライラしないし・・・でも自らのリズムもノンビリ気味になってしまいます。
この熱海の現場は今日で3度目、1度目は催告でラッキーにも住人がおり出動後キャンセル、2度目は退去明け渡しを断行する予定でしたが、人道的配慮で1カ月延期したのが今日の3度目。既に入居者は退去しており部屋はもぬけの殻でした。
管理上鍵の交換を行うので、緊迫感の無いノンビリ仕事・・・楽ですが、こんなことばかりに慣れちゃうと荒れた仕事できなくなっちゃいますね。

 

さて、帰り際に懐かしい方?からの電話。

某弁護士から錠前の交換依頼でした。
実はこの方とは過去に強制執行で依頼を受けたことのあるお得意様の法律事務所で、セキュリティに関する質問を受けたりとそれなりの信頼関係もあったのですが、3年前に仕事から帰る途中で斜め後ろから軽自動車に追突されたことがあり、100%の相手方過失なので警察も届けず示談できるものと思ったら、逃げに転じた相手がおり、条件付き示談を保険会社から提示してきたのです。さすがに示談交渉は決裂し保険会社側についた弁護士がこの方で半年かかりですったもんだしました。
いわば敵味方の関係で、その場でも私のサービストーク(罵詈雑言)などもあり、二度と仕事の話はないだろうと思ってました。
もっとも、年に何度も同じ法律事務所から仕事があることはありません。でも忘れた頃に掛けてくださる方は多いです。
なので事務所名を言われてもピンと来なかったのですが、聞き覚えのある声とこの特徴ある理屈っぽい言い回しに記憶がよみがえりました。

もちろん過去の恨み節は無で仕事は仕事。
執行で交渉のついた物件の鍵交換でした。こちらも開錠を伴わず事後作業なので気楽です。

なんにせよありがたいことで、また近々開錠の案件があると言うのです。

ちなみにその保険交渉は相手の不誠意もあっての感情もあり、修理代に加えて代車と休業補償を請求したのです。
もちろん修理代は100%ですが、代車でまず引っかかりました。車両がハイエースなので割高だったからです。
休業補償も代車と両方の請求に引っかかったようですが、私自身ハイエースは社用であり個人の足でもあるのです。また工作機械も搭載しているので代車がハイエースでも一部作業は行うことができません。そうした意味でわずかなかすり傷がかなりの高額請求として算出されたのです。

相手がなかなか交渉に応じず修理もできないため、裁判所で調体を依頼し弁護士と私の裁判官を挟んでの議論となりました。
残念ながらこちらの満額回答とはいかず、修理代と代車代を出すことで示談。休業補償は無の代わりに代車のレンタカー代の単価を水増しし、借りる日数も長めということでボリュームをつけてもらいました。
これ以上は応じられないという最後通知、この先は正式に訴訟を起こし法廷で競い合おうと弁護士から。
当時は正直なところ、とことんやって正当性を主張しようと思いましたが、この半年で十分精神的に疲労しました。それも相手側弁護士の手だったのでしょう。
この先、こちらも弁護士を依頼して、訴訟費用を工面して・・・というより今一番良い条件を飲んだ方が得という理論になったわけで、弁護士としても解決したことへの手柄となったはずです。
もちろん、弁償を逃れられる事案ではありませんから、最大限の支出削減として顔は立ったのではないでしょうか?

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