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2013.07.24
防犯サムターン修理のはずが (駿東郡清水町)
夕食後にくつろいでいたら、賃貸住宅管理の不動産業者から「部屋内から施開錠ができない」という修理依頼。
不動産業者は明日は休業日なので、丁寧にメールに写真を添付して送ってくださいました。
現場の状況が把握できると後々の段取りが楽になりますが、そうしてくれる業者が少なく「良くわからんから、とりあえず行って」というのに慣れてしまったせいもあり、逆にうらたえてしまいました。
難しいですね、情報の無い状態に慣れてしまえばこの有様だし、逆にこうした情報を提供してくれた状態に慣れて、今までの情報の無い依頼が来るとかなりイラっときちゃうでしょうし。
実際、そのドタバタは住人とのやりとりに出ました。
私の頭の中は情報ゼロを基本にしてたので明日の明るい時間にでも・・・と一旦は段取りしたのですが、待てや待てや、写真もあるしとみれば、あ~このサムターン!!!
一度似た事例で分解し組み立てし直して直したことのある防犯サムターンです。従来の物が指先でつまんで回すのに対し、これは摘まんで更に手前に引っ張って回す複合動作を必要とするものでした。
当然、私の持っている道具でドアの外から操作できない動作です。
ショーワの錠前についてましたが幸いミワのLAと互換性があったので、手持ちにあった廃品のLAサムターンを装着し、修理までの暫定にしようと思いました。
やはり暗くなってからの分解修理は部品も無くすし、光と影が明確で、目の悪くなったこの頃ではきついので1日預かろうかと思ってましたが、入居者からは「このままつけておいてもらえませんかね?」という希望。
防犯サムターンは故障さえなくても、動作が複雑で日常的に面倒くさいそうです。。。私もそう思います。
実際、痴呆老人対策で徘徊を防ぐために装着した例があります。つまりは開けるのに手間取れば徘徊しにくいだろうというので。
徘徊対策には実際功を奏したようですが、開けられないものでドアを叩くようになったと副作用もあったそうです。
既に管理会社は閉店したでしょうから、判断も仰げず住人の意向通りにしました。
一時期はドアに穴をあけてまで空き巣に入る手口はありましたが、ピッキング同様に犯人グループが捕まったと聞き、これまたピッキング同様に被害も聞かなくなったし、世間も騒がなくなったように思えます。
それでもTVのバラエティ番組などで「なんでも開ける鍵屋」なんてのが未だに登場してきたり。その情報源たどったら・・・ああ、あの会社だとすぐ分かって進歩してないことを実感。
そこの社長と放送局関係の人(多分プロデューサー)が知り合いみたいで、宣伝代わりによく番組登場してました。当人ではなく従業員をつかったりするからまた憎たらしいですね。
と、毎度の脱線ですが、このサムターン修理するのかな(再利用のために)。
とりあえず、依頼先の会社は今日休みです。