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2013.10.25

トイレの鍵が開かない (富士市)

これは結構あった。
そもそも「トイレの鍵が開かない」とは、そのままの話し言葉で正しくない。
なぜならトイレにキーシリンダー付きの錠はまず使われてないからだ。
一般にトイレと浴室には内側からサムターン、外側からキーで施開錠する方法は用いない。
なぜなら、万が一内側で何かしらアクシデントがあり自ら開錠して出れない場合は外から開けられるようにしなくてはならないからだ。
この両者に使われるのが表示錠という物で、内側はサムターンや押しボタンなどだが、外からは何かしらの集団でカギを必要とせずに開けられる。
よくあるのがコインやマイナスドライバーで回すタイプや小さな穴に針を入れることで開錠するものなどだ。

こうした開け方を知らずに電話をしてくれるケースもあるが、多くはラッチの破損による場合が多い。
扉中に埋め込んでいるラッチが経年と共に爪が折れたりするのだ。
そうなるとドアノブやレバーをいくら動かしても、爪が引っかからないため開かないのだ。
既に用を足して外に出ればそんなに慌てないが、時に用を足そうと中に入った瞬間にこのアクシデントに見舞われることがある。
当然、中に居る人は出られない。
特にトイレは外開きドアが多いから、内側からはラッチさえ見ることができない。
 

もっとも外側にいても、冷静さが必要。
理屈は至って簡単なのだが、これこそ経験が物を言う。
私は金ノコを2本使う。エッジがノコ歯なのでラッチを引っ掛けるのに丁度良いのだ。
この2本を使い、ドアと枠の隙間から上手くラッチの先端を引っ込めればドアは開く。
理屈は単純でもいざやるとなると経験が必要だ。

但し、時々あるのがラッチが本体ケースから飛び出してる場合、これは非常に厄介。
なぜなら元の鞘に納めることが簡単じゃないので、この隙間からラッチを切断するなど手間が掛る。
数えるほどだが、上手くいけな元の鞘に納めることもできるが、結構根気が必要だった記憶がある。

それでも、音も無くスッと開いた瞬間は物足りなさはあるが気分は良い。
一番、鍵屋としても開く瞬間で気分が良いのは確かな感触で開く時だ。
例えば業務用金庫でダイヤルが揃い回らなくなるあのデッドボルトの引っ込む感触、そしてレバーを上げた時のガっちゃんという音と重さは最高だ。
自動車でも、集中ドアロックが作動し全部のドアロックが揃って開く音はいかにも開く瞬間で気分が良い。
住宅ならケースロックが回ったガっちゃんという音だ。
もちろん、これらが無くて開くこともあるがやはり開いた!と言える瞬間は良い。

さてこのトイレのラッチだが、残念ながら修理はせず、部品ごとの交換になる。
ちなみにもし施主さんの方でできるならホームセンターで安く手に入る。ドアの厚さやバックセットなどの確認の上で買い求めに行くと良いと思います。
 

そして時々思うのが、コレって鍵屋の仕事?
少なくともシリンダーは無いのだが・・・建具屋?大工?・・・多分そちらに問い合わせても鍵屋を紹介するでしょう。
まあ錠関係なので間違いじゃないかな。。。

そんな錠前の不意な故障の際はOffice雅キーレスキューにご連絡ください。

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