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2013.11.11
ダイハツ ムーブ インロック開錠作業 (御殿場市)
まだイルミネーションには早い御殿場市の時之栖での自動車インロック開錠依頼であった。
2007年初年度登録のダイハツムーブ・・・作業自体はいつものごとくピッキングで開錠。しかもこの年式までは左回しが開錠方向。
鍵穴自体はピッキングをし難いように、クサビが両端から出ていてピックを多少横に向けてじゃないとレーキングはできない。
それでもこの年式頃は割と素直なタンブラーで決まりが良い印象なのです。
実際にちゃんとピックがクサビを避けて横に入り込めれば開錠作業時間は短い。。。開錠しドアを開けたらハザードランプが点滅始めた。
ああ、セキュリティアラームが鳴りだすな・・・と思えば案の定、山に反響する大きな音が鳴り響いた。
アラームは30秒くらい通常は鳴るだろうが、オーナーは言われるようにキーを取り出しエンジンをONにすることでアラームを止めた。
何故閉まっちゃったんでしょうね?
そう疑問を投げかける方は少なくないので、いくつか予防策を書いておきます。
良くあるのが、リモコン電池の消耗です。
リモコンから発する信号を増幅させてるのですが、電池が消耗すると信号が弱くなり自動車が運転手が席を降りてしまったと判断し、自動施錠してしまうのです。
実際キーは助手席や、時には運転席のドアポケットにあっても反応しないことがあります。
反応が悪くなってきたと思ったら、迷わずリモコンの電池を交換してみてください。目の前で不意に施錠されてしまうことほど悲しいことはありませんよ。
そして、これと同じ原理なのですが、電池があってもカバンの中に入れて助手席に置いたままにして降りたら施錠されたケース。
やはり信号がカバンによって遮断されたことによるものです。基本的には身につけて下車すれば問題は起きません。
また欧州などでは自動車盗難が起こるもので、車内に置きっぱなしで盗難に遭った場合は保険金が出ないケースもあるとか噂には聞いてます。
なので横着せずにキーをポケットに。
後部座席から荷物を取り出そうと、不意にキーを後部座席に置いてドアを閉めたら全ドア施錠と言うケースもあります。
キーの認証範囲が最近またせまくなり、後部座席にキーがあること自体を想定してませんので、ここから信号を発しても反応しないのです。
同様にトランクも多いケースで、荷物をいじってるときに胸ポケットからすり落ちハッチゲートを閉めてしまうと、車は前扉を閉めることがあります。
ただこれをベンツでやられちゃうと本当にアウト!
ちょっとまだ弊社では下向きについたトランクのシリンダーに対応できないものですから。BMWだとリアシートがトランクスルーだったり、手の入る隙間があったりすることがあるので可能性は多少あるんですけど、ベンツのセダンはまずトランクスルー車を選択しないようです。一度だけCクラスであった時はラッキーでしたが。
あとは諸説あります。
同じ周波数の電波で反応したとか、古い年式ではスイッチが扉を閉めた時に極板が接して通電し施錠してしまったりとか・・・。
ただいずれも、仮説で確定事実ではないのですが、可能性として参考までに。
さてさて、電池がちびたリモコンのインテリジェントキーだとキーレスでセキュリティ状態になり解除しようとイグニッションをONにしようとしても動かないことがあります。
そんな時は多くはコラムの右付近に信号のレシーバーがあるので、ぴったりくっつけることで信号を増幅しない分を補うことができます(ダイハツディーラーに教えてもらったのですが)。そんな場合は試してみてください。
それでもインロックは事故の一種で色々な要因で起きますので、そんな時はOffice雅キーレスキューへお問い合わせください。