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2013.11.13

ジャガーキー

ジャガーのキーを皆さん見たことがあるだろうか?
通常自動車のキーはギザギザした板状の金属板なのだが、最近は内溝キーと言う板厚3mm程度の物にミーリングされた物が高級車などに使われて、我々ロックスミスを泣かせた(過去形)。
総台数が少ないせいもあるが、ジャガーについてはあまり言われない。
もっとも今はジャガーもインドのタタモーターに買収されてしまい、一時期のような高級車のイメージが無くなったのか?

ちなみに高級車として愛されていた頃のジャガー、キーは結構シンプルな棒状の物なのだ。
棒の横に出っ張りがあり、その角度によっていわゆる鍵の高さの代わり。
ちなみにこれと似たのがフォードモンデオ(ドイツフォード)。
ジャガーと構造は同じようだが、長さがモンデオの方が短い。
鍵穴は通常のキーだと縦に長いが、このジャガーやモンデオは六角形なのだ。
多分読んでいただいてる方で、見たことの無い方は、なんだか想像つかないだろう。
残念ながら、このブログを始めてからその鍵に当たることが無く写真は無いのだが、開錠冶具の写真でならあるので勘弁してほしい。

20131113202352.jpgタグにあるように、この冶具は左ドア右回し用なのだ。
当然右ドア用もあるらしいのだが、これを購入した際に欠品していてオーダーはしたのだが、あれからもう何年が経つのだろう?そのオーダーした会社も既に潰れてしまっている。

しかし、これで不自由しているかと言えば、全然なのである。
右ドアだろうと左ドアだろうと気にせず作業をしている。
ちなみにこの冶具を使っての作業は今のところ負けなし。

これはどう使うのか?

先端少し手前に色が変わってるあたりが少し盛り上がってるのが分かると思う。
この部分でロータリー式のタンブラーを1枚ずつ回し、開錠できる角度に合わせるのだ。
角度は3通りあると言われている。
ジャガーは6ピン、モンデオが4ピンだったかな?
タンブラーのピッチは手前側の刻みが目安になる。

実はジャガーキーを始める前に、どうしてもその構造や練習がしたくて、オーダーする問屋の研修会に参加した。実際はイモビライザ-の勉強会でジャガーキーはついでなのであったが、グッドタイミングであった。

さて、その練習用のジャガーのシリンダーを前に、開錠実績のある人を捕まえて話を聞いた。特徴は?コツは?・・・返ってきた答えが明瞭だった。

「ない!」

そうなんです。ないのです。
縦穴キーのシリンダーのようなピックをしていくとワンクッションがあったり、タンブラーに重さがあるわけではないのです。
適当にこんなもんかな?と角度をずらして、シリンダーを回す役目の引っかかりを動かすだけ。
その角度は合おうと合わなかろうと感触は変わらないのです。

ちょっと摩訶不思議なシリンダーなのですが、あまり長時間はまったことはありません。
練習用ではなかなかできなかったのですが、ぶっつけ本番となると今のところ短時間で開錠できてしまいます。
多分、本鍵で位置がほぼ合わさってるからなのでしょうけど、そのうちぶち当たるかもしれませんね、油断していると。

紛失キーの作成も手掛けようと思いましたが、今のところ需要はゼロ・・・いや1件問い合わせがあったかな?という程度なので、冶具も在庫も準備していません。
構造が分からずやらないのではないので、いざとなれば対応できるのですが、このキーが普及する方向にはないみたいなので、やらないかも。

モンデオも絶版になってるようですし・・・それでも、こういうちょっと特質な仕事は鍵屋さんであることや、更にはロックスミスとしての自尊心をくすぐられるので好きです。

でも保険会社のアシスタントなどは特殊キーでひとくくりとなってしまったので、なかなか付加価値がつかないのですが(寂)。

 

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