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2014.05.08
タンスが開かない (長泉町)
タンスに鍵が掛ってしまって開かない・・・という一報でした。
このお客さんは以前風呂の錠が壊れてしまった時に作業させていただいた方でした。
大分昔でどんな作業をしたかは覚えてないのですが、確かにこの家には来た記憶はあります!
今度はタンス。
少し前の和箪笥には丸い穴の開いた錠が一番一般的についており、筒錠のカギで開けます。鍵に種類は無いので冶具として持ち歩いてます。
時々錠についている割りピンのような鍵の引っかかりが破損して開閉できなくなることはあるようですが、気がついたら勝手に施錠されたということは物理的にありえません。
今回も、開けようとしたら開かないと言われ、鍵は普段掛けないそうなのですが、鍵が掛ってしまったと疑わないのです。
実際開錠を試みましたが、扉は開きません。
それどころか、施錠時と開錠時に扉のしなり方が違うのです。
つまりは開錠状態にあり、何かが引っかかっているということです。
幸い、観音開きの扉をしならせてやれば、二枚扉の一枚側の玉落とし部分にドライバーが入るので、それを持ち上げたら開きました。
施錠はやはりされておらず、どうやら犯人はコレのようです。
ラッチです!
これのスプリングが折れており、開閉時にカチっと言うところが言わずに引っ込まない状態でした。
開閉時に擦れる部分もこの通り傷だらけ。
またスプリングを見れば錆びてボロボロなのが分かると思います。
過去にもこのラッチが悪さした例は何度かありましたので、もしものときはここもチェックが必要ですね。