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2014.06.30
鍵がささらない U9 (御殿場市)
「出掛けようとしたら鍵がささらない」
よく言われるフレーズです。途中まで入るが奥まで入らないと言う・・・金属摩擦か異物でしょうか?
シリンダーはMIWAのU9で小学生くらいの子供がいる家庭・・・なんか、状況で診断ができてしまいそうです。
実際に、当初は長い木の棒が刺さっていたそうですが、私が現場で見たら、表面的には何もありませんでしたが鍵は真ん中以上で入らなくなります。
鍵の切削面とタンブラーの摩擦も捨てきれない疑いですが、外筒を外したシリンダーが結構良い状態でしたので、金属摩擦は無いように感じました。
鍵が入らないので少し力まかせで押し込んだものの、やはり回らず。
もし異物があれば、キーの先端で押されてくるのですが、それも見当たらず。
仕方がなく、内筒部分を少し分解したら、ポロリと挟まっていたかのような小さな木片が落ちてきました。
恐らくタンブラーと敷居の間に挟まっていたのかもしれません。
圧縮され黒く汚れた状態でした。
これでとりあえず抜き差しも問題なくなり、更にシャーラインも合ってるようです。
あえて油で洗浄する必要は無さそう。
心配そうにその小学生は分解作業中私のそばを離れませんでした。。。何かやましいことでもあるのかな?
金属の摩擦なら、潤滑スプレーなどをお客さんに吹き付けてもらって解決することもありますが、分解となるとちょっと無理ですね。