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2014.08.20
トイレ開錠 (富士宮市)
「久しぶり」と開口一番の入電でした。
裁判所の強制執行案件なのですが、しばらくこの支部からの依頼がなかったんです。
気になっていたのですが、覚えてくれていて光栄でした。。。でも作業依頼がトイレ開錠。
え~玄関じゃないのお~?
競売物件で玄関は鍵が既に開けられているのですが、トイレだけが開かないそうなのです。
物件が物件なので、もしトイレで人が死んでたりすることもあるので調査をしたいと言うのです。
現地待ち合わせでトイレへ、レバー錠でしたが、確かにレバーを下げても開きません。
よくあるのが、内側からのロックで通常は外側にもエマージェンシー装置があり、針の穴程度の小穴やコインで回すなどの装置がありそれで解決するのですが、それではなさそうです。
表示を施錠(使用中)にすればレバーが固定されてしまうので、この錠部分は異常ないのです。
あとはラッチの損傷。
これはよくあるのですが、空錠のラッチが壊れてレバーに連動してデッドボルトが引っ込まないのです。
ただトイレは通常外開きなのですが、この家は内開き。
外開きだと、ラッチを押さえこんで開けられますが、内開きになると煙返しが邪魔をして冶具が入りません。
通常はラッチの損傷だと、ラッチ本体を壊して開けていきます(どうせ壊れてるので)。
ただ今回は・・・レバーを上に持ち上げたら開きました。
下側にするとダメなので、恐らくその爪部分が折れてたのかな?
トイレ内に人はいませんでしたが、けたたましく汚れてました。
もっとも人が死んでいれば腐敗臭も酷いですからね。