ブログ
2014.09.11
後付け社外セキュリティ?開かないぞトヨタ ハリアー (函南町)
鍵ありながら開かないというのと、バッテリージャンピングの依頼であった。
平成16年が初年度登録、決してバリバリの新車ではないので舐めていた。
鍵ありということだが、よくあるのはリモコンに収納されたエマージェンシーキーが取り出せなかったり、挿入しても奥まで入って無かったりすることが多いので、今回もそんなケースかと思われた。
しかし、実車はリモコンはキーヘッドにあるが、メカニカルキーでイグニッション他シリンダーを操作するタイプであった。早速ドアシリンダーに挿入したが、施錠側には回るが開錠側には完全に回らない。幸い助手席側にもシリンダーのある年式なのだがドアは左右とも同じ症状。トランクには残念ながらシリンダーの無い過渡期の車輛。
そうなるとピッキングがどうか言うレベルではなく機械的に開けなくてはならない。
ロッドを使ってドアハンドルを試したがダメ、ロックボタンを直に触れてみたがこれもダメ。
いずれも同年式どころか高年式車でもこれで開いているのだが、この車は開かない。。。
確か同じ症状だった車でポルシェがあった。
残念ながら窓を割っての対応となった記憶がある。
今回もお客さんは中古で買ったので改造履歴は分からないがセキュリティの可能性はある。
なにより電源が完全に喪失してるので、セキュリティ状態で施錠されたままという可能性がある。
いずれにしても、こちらで鍵レベルの開錠は行えないという判断を下した。
壊して作業するにはやはり工場に持ち込まないと。
お客さんにしても、たかがバッテリー上がりと軽くみたのだろうが、とんだ痛手となっただろうが、セキュリティってそんなもんなんです。