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2015.02.03
鍵のトラブル (三島市)
鍵を間違えて挿したら抜けなくなってしまったという事案。
これもよく年配の人が起こすトラブルだが、今回は若いお客さんだった。まあついうっかりということか。
差し込んでしまったのはディンプルキーのシリンダーで、そこに従来のギザギザのキーを差し込もうとしてしまい、先端のみが入って止まった状態だった。
よくあるケースで、強引に入れたり、シリンダー内の摩擦で抜けないケースとは異なる。
そうしたケースであったら、目には目をではないが、時に力仕事となることもある。
今回はすぐに原因が氷塊した。
ディンプルシリンダーなのでタンブラーのピンが横から出ていて、そのピンを従来型のキーのギザギザにカットされた部分が引っかかっているのだろう。
ディンプルシリンダーの横のピンを押さえられれば取れそうだ。
しかし普段使うピックでは隙間が細くないと入らない。
そこで、試しに買ったピンタンブラー用の先端が針のように細いピックがあるのを思い出した。
高かったのだが、私のピッキングのやり方にあわないため、使わずに廃品同様だったのだが、ここで生きたかな?
左右のピンに触れられ、間違ったキーはあっさりと傷つけることなく取り出せた。
こうした事案はいかにも専門的で職人としてはアドレナリンが噴き出すのだが・・・経営者としてはあまり大きな売り上げとならないのが玉に傷。