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2015.02.03

鍵の紛失作成 ホンダシビック (富士宮市)

当初は保険会社のロードサービスでのインロック開錠要請であった。
これもよくある話で開錠してみたら、車内にあると思われた鍵が無かったという事例だ。

深夜に掛かった時間帯であったし、冬の夜・・・凍てつくように寒かったので、作業をする方としてはやはり率先したくはないもの。
鍵を開けてさっさと帰ってしまっても良いのだろう。ミッションは十二分にクリアしたのだし。

ただ毎度の癖で「カギありますね?」と言ってしまう。
当然お客さんはあると思っていた場所を探すのだが・・・今夜は無い。

さあ、どうする?

時間は30分~1時間が掛かるし費用も別途となる。
またここで気をつけなくちゃいけないのが、保険会社によってはインロックはロードサービスが適用されるのだが、鍵が紛失と判明すると紛失キーの作成費は当然のこと、キーを作るためのドアを開けなくちゃいけないため、鍵開けそのものがロードサービスの対象外となってしまい全額有料となってしまうことがあるのだ。
それはその会社がそうなのかはこちらでは分からないのでお客さんで確認するしかないのだ。

そんなこともあるので、お客さんのことを思いロードサービス案件のみ報告を行い、鍵の作成費用はお客さんとの直接取引で対応した。
大体のケースがこれで事なきを得ている。逆に真正直に開けたら鍵が無かったと報告すると、保険会社の窓口はむしろ困惑し、あとはそっちでやってくれのような返答が殆どなのだ。
現場としては結構後味が悪い。何がどうということはないが、気分的になんなの?と思うことすらある。

ホンダシビックの鍵の作成は最近のハイセキュリティキーでなければ割と簡単。
定番のドアシリンダーはなかなか外しにくいが、セダンの車だとトランクが外しやすい。ホンダ車の良いところはトランクのシリンダーにキー番号が刻印されていることだ。
トランクのシリンダーの段差を判別して作ろうとしても、イグニッションに対してタンブラーが少ないためシークレットピンの高さを想像しなくてはならないのだが、キー番号が出ていればコードブックを検索すれば一発だ。

そんな訳で作業自体はそれほど手間が掛からず終わったし、費用も差額精算を無事行えたのだが・・・。

この手のケースだと、会社からの依頼でなければ作業票や領収書の発行を拒否する人は多い。
跡で証憑類が出てきて、失望したくないからだそうだ。
この日も寒かったせいもあったし、夜も遅かったせいでさっさと現場を去りたかったので、特に余計なことは言わずに代金を受け取り引き上げた。

何日か後、私は出張の予定があり国外にいた。
丁度、出張初日が月曜日だったせいか、お客さんも週初めで連絡を試みたのだろう。
飛行機で携帯電話の電源は当然切っていたので、機中では連絡取れなかった。
現地に到着し、携帯電話の電源を入れるや、仲介した保険会社の窓口会社からの着信がずら~~~~~~っと。
お客さんの要望と焦って電話を掛けまくったようだ。。。そうはいっても、出れないって。
更に作業伝票や領収書がないため、お客さん自ら連絡できない焦りが増幅させたのだろう。
まあそんな日もあろうと悠長にならないのが昨今の忙しさ。

時差が少しある場所だが、私が現地の友人と夕食という頃にお客さんから電話が直接入った。
用は窓口のオペレーターは直接電話する番号を教えて良いかで焦ったのかな?
要件はなんのことはない、クレームではなく次回のこともあるので電話番号を控えたくて、領収書が欲しいということだ。
もちろん、今書くことはできないので帰国後という了解をいただいた。
お客さんも今すぐという急用ではない。

それにしても、携帯電話を持ち始めた頃は圏外に出て携帯から解放されるという思いがあった。沖縄に行ったときなどはここで携帯で呼び出されてもどうすることもできないし、掛けた方もあきらめたものだが、今や海外まで追いかけてくる。
逆に言えば海外でも仕事ができてしまう一面もあるのだが・・・ただ気をつけなくちゃいけないのが、海外通話は発信者と着信者の両方に課金されること。

 

 

 

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