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2015.08.02
強制執行案件が変わった
なんか裁判所による競売物件への強制執行の流れが今年度から変わったようだ。
今までは、物件に対しまず執行官立ち合いで不動産鑑定士と現況調査を行う。
その際に入口が施錠されてれば弊社の出番であった。
その後は鑑定結果をもとに競売が掛けられ、落札される。
しかし、占拠している住人などがいれば裁判となり、判決後に執行官の指示のもと申立人と引越し業者などが揃われ、
催告を行い、そののち断行となり引き渡しになる。
弊社への依頼は裁判所から直接であったが、ここ最近は執行請負業者が間に入ってきた。
つまりは執行業務全般を手配するようで、明け渡し時の荷物の保管や処分、建屋の解体など今まで執行官が個別に依頼していたものを請け負っているようだ。
カギについても然りのようだ。
昨年あたりから、この業者を見かけるようになり、なんとも口が達者で個人的にはリズムが合わないのであまり立ち話もしなかった。
ただ、それに気づいたのはこれまで競売案件で都度直接依頼してくれた不動産業者がポロリと漏らしたことで分かった。
確かに新しい制度では掛かるようになったけど、時間は短縮されるようになった。。。でも好きじゃないなあ。
最近は現況調査が無く、いきなり競売(市場価を推測して最低価格を求めてるのか)して強制執行になってるようだ。
確かに裁判所側の手間は減る・・・ただ申立人のコストはあがる。
ウチもいつまで呼ばれるのかな・・・ふとそんな思いをめぐらせてみたくなった。