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2015.08.26
メルセデスベンツE200開錠 (富士市)
まだ販売間もない頃のLISHIという開錠ツールの工具を持っている。
今は改良され、大分形も変わったのだが。
展示会で目にし、試したら案外簡単にベンツが開錠できたので買ってみたものの、いざ現場で使ったら、全く開かない。
それでレッテル張りをしてしまい、一切使わなかったのだが、ターボデコーダを機に少し見直してみた。
ちなみにLISHIというのはチャイニーズの李さんが開発した工具で、当初はそのアイデアをイギリスのカーロックスミス協会に持込商品化し、パテント料をいただいたのだが、そこはチャイニーズ、本国に帰ってもう一儲けしたいと思い、自ら製品化してしまったのだ。
そのせいか、正規品と模造品とが出回っているらしい。
そんな節操のない話も好きじゃないだけにLISHIは侮蔑の対象で懸念してるBMWの開錠工具もLISHIは信頼できないと思っていた。
さて、今回のベンツ、鍵は車内にあるし、ステーションワゴンの車体なのでドアさえ開けばなんとでもなる。
まずは試しのダメもとでLISHIを使ってみた。
置くまでテンションを差し込むと、言われたようにタンブラーに触れてないことを発見。
そこで少し手前に引いてピックしてみたら、感触を感じた。シリンダーもすぐ傾きワンクッション入った。コレはイケる?
ベンツは右回しのシリンダーなので右ドアはいつもは左に回しショットドライバーを使って反転させてたが、いたずらで右回しにテンションを掛けたらそのまま開錠となった。
少し手前でタンブラーを探る、最初から分かってればやってたのだろうが、抜けないように奥まで差し込んで、かたくなにその他の柔軟さを欠いてしまっていた。
なんで、そんなことも応用できなかったのか気恥ずかしい。
素早い開錠でお客さんには感謝されたのは良いが、自分の未熟さが表れて少々内面的に気恥ずかしい作業であった。