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2015年10月
2015.10.19
イモビ車鍵開錠 (伊豆の国市)
何度か取引いただいている温泉旅館のお客様からお客さんの車の鍵を無くしたと言う入電。
車は日産NOTE・・・。
イモビ車だ。
作れなくはないが、生憎専用のキーホルダー型の送信機は無い。
かくなるゆえは過去の経験。
以前、保険会社からの依頼でも同様のことがあった。
結局弊社の役割は鍵開けだけであった。
同時にディーラーに来てもらい、その場で登録作業をしてもらう。
送信機は他車(多分在庫か展示してる新車)の物でエマージェンシーキーのみ後日発注という段取りで解決した。
もちろん弊社でも純正ではないが送信機のイミテーションを仕入れて対応できるが、俊敏さには適わないので話を一度ディーラーで相談しえ欲しいと戻した。
というのも、この手法は全員が全員可能とは限らないと思われる。
原則、ディーラーは現場作業をしないので、工場に持ってきてと言われるのがオチ。
そこで日ごろの付き合いがあれば、相手も感情の持ち主なので動くこともあるだけに、少し紹介をしてみた。
案の定、旅館の社長が長年日産の顧客でもあったようで、渋々ながら快諾してくれたそうだが、鍵を開けておいて欲しいという条件。
やはり!
そう思ったのも、ディーラーは登録はできても鍵開けはしないので。
お陰で硬い所の仕事をいただけました。
日産車もイモビの仕事が増えればBCMユニットの番号からセキュリティーコードに変換するソフトを買っておくのだが。
今のところ買っても元を取れないだろう。
なので、これが一番ベストな対応なのかな?
2015.10.19
すごいツール発見!その4
10日後に出張を控え、やっと行動予定が確定しました。
ホテルの予約も済ませましたが、これがなかなか決断できなかった。
基点とするチェコのプラハ、ご存じ市内は路面電車を乗りこなせばなかなか便利らしいのだが、これが良く分からない。
交通手段は路面電車と地下鉄が主なもので、都市間ならバスや鉄道もある。
地図を片手にあれやこれや・・・確かに慣れれば値段も安いし路面電車も10分おきに来るらしいので便利かもしれない。
行先の地名は読めないが番号が表示され、それでどこ方面かは理解できそう。
仕事よりそちらが楽しみで興奮している。
しかし、フォルクスワーゲンがイマイチ進展してないだけに、このまま衰退するのかそれとも変わらず売れ続けるのかが何とも・・・。
回ってきたところは出張帰国後に記載します。
今更妨害は入らないでしょうが、一応終わるまで。
それにしても、トルコで爆破事件が起きたと思えば、案の定というかロシアで爆弾犯を逮捕。
やっぱりロシアでも可能性があったか・・・というのも、3年前だろうかドモジョビ空港で爆破事件があったことを思い出した。
EU加盟国であるチェコは移民保守的でそちらは大丈夫だろうが、ドイツ国境近くまで行く予定なので気にはなる。
タイ出張と違い、なんとなく気が重い。
2015.10.19
自動車紛失キー作成 (函南町)
ホンダアクティの紛失キー製作依頼であった。
前日に電話をいただき、翌日の予約での作業。こういう気配りはありがたい。
重役出勤ヨロシク、ゆっくりとした時間で出動。
現場が軽トラを使うよくある農家と左官を合わせたお宅。ノンビリとした空気が良いね。
作業自体、順調にいけば書くこともないのだが、ドアシリンダーを外しコード番号からカットしてみたものの、カギが回らない。
きた~!
コード番号間違いか。。。
かくなるゆえは・・・シリンダー分解しかない。
30分で終わる仕事も気が付けば1時間も時間を要してしまった。
なかなか段差もびしっと来なくて、コードブックにない半端な高さでカットしたのも何か所か。
帰り際に巨峰を丸々一房いただきました。
2015.10.19
金庫ダイヤル破壊開錠 (御殿場市)
古い金庫で使ってないダイヤルが回ってしまって開かなくなったと言うトラブル。ダイヤルは普段テープこそ貼ってないが使っておらずキーのみで開け閉めしていたというよくあるパターン。
あだ気になるのが古い金庫ということだ。
お客さんの記憶では50年前とのことだが、扉が観音開きというのが気にかかる。
またお客さんも個人宅でなく商店なのだ。
金庫も結構大きいらしい。
以前、富士市の時計店で3枚座のダイヤル錠を探りで開けたことがあった。
河津町の学校で書庫として使われてのも観音開きの大きな金庫でダイヤルは3枚座であった。
その手で行けるかな経験という固定観念で確信した。
箱型のダイヤル錠でなければオートダイアラーは使えないし、金庫を横倒しにできなければよくやる重力での開錠もできない。
現場について電話での情報の通り案の定両方が封印された。
ダイヤルを回した感じは箱型でなく開放型のダイヤル錠、押し入れに入れられてるが、相当重そうでまず出せない。強引に出すと周りの床や壁などを傷める。
ただダイヤルのぶつかり音から経験則の3枚座ではないだろうか?・・・少し微妙なのがダイヤル自体がかなり固着して重かったのだ。回していくと段々回らなくなるのだ。
更に、まずは探り当てるDD(ドライブディスク)の番号が分からない。刻みが10間隔で刻まれてる歯車タイプのDDのようだ。
それでも1回の番号あたり10回余分に回せば正しい切り欠きに収まるはず。
長い旅が始まった。
10時ころに作業を開始し、総当たりをした結果不休で午後4時に一通り回しきった・・・しかし開かず。
人間なので不正確な部分があったかも知れないし、途中話しかけられて番号を飛ばしたかもしれない・・・いずれにしても破錠以外はギブアップ。
破錠の許可をもらいダイヤルを壊したが、ここも今の金庫と違う工夫(工夫なのか遅れてるのか)がされていて、ダイヤルのシャフトの左右への遊びが少なく開かず。
仕方がなく裏板を飛ばす覚悟でハンマーでたたき、職人とは言えぬ荒業でなんとか開けた。
ダイヤルを外してみて驚いたことに4枚座であった。
これでは開かないわけだ。
更に分解せずに専用工具を刺すことで番号を変換できる機能がついていた。
手で動かしてもダイヤルの動きは悪かった。
それにしても、確かに二回まではダイヤルが当たる音がしたが3回目は聞こえず、それどころか回せなくなってしまったのは何が要因だったのか?
開けられなかったのは悔しいが仕方がない状態だった。
2015.10.19
車の鍵閉じ込め (沼津市)
2014年式スバルインプレッツアのインロック開錠作業であった。
保険会社の案件で電話オペレーターから、通常のギザギザキーという案内であったのだが、あれ~インプレッツアはいわゆる内溝という特殊キーではなかっただろうか?
まあ、電話で議論しても始まらないので加算料金になることを伝え現場へ行った。
鍵穴を見てまず思った・・・やっぱり(内溝だ!)
鍵穴は3mmの幅広であった。
インプレッツアは初期の頃M396という日産と共通の部品を使っていた。このころは確かにギザギザキーであったが、その後はスバル特有の内溝に変わったものと思っていた。
2014年車であれば当然後型の物だろう。そんな先入観があった。
しかし、いざテンションを鍵穴に挿すと、シリンダー内が見えてきて、タンブラーの配列が内溝じゃないことに気が付いた。
むしろトヨタのM382に近いが、2002年以後の10カットとはまた違うのか?
確かにスバルは日産からトヨタへ技術提携など系列が最近変わったのを思い出した。
まずはピッキングで・・・これまでスバル車は右ドア右回しで開錠だったが、肩透かしをくらった。シリンダーが回ったものの開かない。
この辺はトヨタ車と同じ右ドア左回しになっていた。
開錠後に純正キーを見せてもらうと、一見私の2012年のハイエース(M382)とそっくりだ。
しかし、キーに互換性が無くM382はこのスバルのシリンダーに入らなかった。
ヤバイ、情報のアップグレードが進んでなかった。
トラブル案件もまだそんなに無いのだろうが、新型車は本当に緊張する。
固定観念と同時に内溝加算料金の目論見が吹き飛んだ。
2015.10.05
車の鍵開け (富士宮市)
アウディのインロック開錠作業が入電した。
保険会社のロードサービスアシスタントなので相変わらず要領を得ないのだが、オペレーターに突っ込んでも仕方がない。
とりあえず年式は1995年で半ドア状態らしい。
アウディとくればいささか緊張が走る。
シリンダーはフォルクスワーゲンと同じながら、どうもアウディの方が手こずることが多い。
フリーホイールシリンダーに遭遇したのもワーゲンはまだないが、アウディは2台ある。
台数はワーゲンの方が圧倒的に多いがギブアップ車両は互いに1台ずつかな?
でも、年式的に大丈夫だろうと思いたい。
それにイグニッションにキーが刺さった状態というので、いざとなればなんとかなる。
現場に到着し、とりあえずシリンダーで開けたないなと思ったら鍵穴が横に一文字!
まだ内溝になってない年式だった。
さすがに力みがなくなってしまい、レーキングでもあくけど、せっかくの半ドアなので、活用させてもらった。
特に力を入れる必要もなくドアに隙間ができていた。
とりあえず月末までには工具を導入し対策したい・・・が、ワーゲンの不祥事で今後どうなるか。
とりあえず新型でなければピッキングでなんとかなる。
このワーゲンの排ガス規制不正問題はもしかしたらという要素があるので、対策に金を掛けるべきかも悩むところ。
少なくともリコールの金額だけ見てもヤバい領域だと言うし、これでブランドイメージが失墜すれば・・・ドイツ本国はギリシャ問題に難民問題でなかなか支援も厳しいだろうし・・・本当にどうなることか。
2015.10.02
アパート玄関錠破錠 (清水町)
前回のブログと相対して、破錠作業の紹介。
行方不明者の捜索で管理会社からアパートの開錠依頼であった。
しかし、この会社が作る物件はシリンダーは開錠不可能だし、ドアスコープもドア穴が丸ではなく楕円に空けられてるため取り外しができない。強引にやるならドアスコープを壊すやり方でサムターン回しを試みることはできるが、手っ取り早しのはシリンダーの破錠である。
警察官立ち合いながら現場を見て、即決で破錠のみの判断。
安否確認なので万が一の可能性もあるし、管理会社もいるので現場は速やかに進行した方が良いだろう。
いつもながら・・・でもないかな、自車の電源からコードを引っ張り、シリンダーを切って破壊しドアを開けた。
残念ながら、いやラッキーと言うべきか、行方不明者は室内にはいなかった。
まだ生きてる確率が高まったということだ。
破錠については管理会社も理解してるので問題はないのだが、毎度のことなんとかしたいなあとは思っている。
2015.10.02
アパート玄関錠開錠 (沼津市)
「こんな時間でも作業をやってくれるんですか?」
なんとも低頭な問い合わせが来たのが夜8時頃であった。
仕事柄不規則な時間でも対応はせざるを得ないので、午後8時はまだ宵の口である。
自宅アパートの鍵を紛失し室内に入れないという問い合わせであった。
さほど深夜でもないし、断る理由はない。
本人確認も住所が現場と一致する免許証を持っている。
賃貸アパートだとこの確認がなかなか面倒くさい。困らない限りは住所変更をしない人は珍しくない。
ましてや長期出張でホテル代わりや、企業が寮代わりに借りてることも少なくはないからだ。
9時に現場待ち合わせでの出動。
電話ではMIWAの縦穴の鍵穴だと言うのでH248を連想していて楽勝ムードだったが、行けばSHOWAだった。WAだけは同じってことか。
楽勝即帰宅ムードは一気に冷め、敗戦ムードが広まった。
このショーワ、どこかで見たなと思えば、この稼業初めて間もない頃、横浜市内で老人宅の鍵開けで付いていた錠前だった気がする。
2ロック同一でどちらかがなかなか開かずに破錠となった。
振り返れば、当時は駆け出しで他の方法を見いだせなかったし、今なら壊さずにどこかを開けていただろうなあと思っている。
それでも鍵屋なのでなんとか玄関を開けたい一心は今以上に強かったかな。
15年目の雪辱で一応ピッキング、反応少なし。う~ん15年前の再来か?
でも、その後幾多の困難を経験してきたわけだし、アパートごときで逃げられない。
窓、新聞受け、ドアスコープ・・・なんとかなりそうかな?
しかし、見事にすべてが打ち砕かれた。
窓、クレセント以外に玉落としのようなものがあるらしく、また掃き出し窓のサッシの柔軟性も低く開きそうにない。
台所の方は、鉄格子が壁に埋め込まれていて、外せる場所はない。
新聞受けは樹脂製で上側が少し持ち上がるものの横でビス止めされてそうで、外れる気配はない。
最後の頼みがドアスコープ。外すのはさほど手間は無かったのだが・・・なぜか開く手応えが感じられない。
作業着手から30分ほどして、お客さんも少し諦めた感じで、代金は払うのでキャンセルし翌朝不動産会社から予備の鍵を受け取るようにしても構わないと言いだした。
手間が掛かって暗い手元で埒開かない雰囲気に気を利かせたのだろうけど、はいそうですかとも引き下がれない。
あと10分だけ、時間を区切って再度のピッキング。
SHOWAのシリンダー、構造的に開かないはずはない。
ただ現実、開くときは即開くが、開かない時はなかなか開かない。その開かない時はどこで割り切るかの問題。
開く感覚がなかなか掴めないなか、もはやダメかな?と思った瞬間にシリンダーが回転した。
ヨッシャ!・・・ショットドライバーをミスらないように反転させて開錠成功。
開かなくても払うと言ってくれた代金を正々堂々と受け取れる。
「いや~沼津にもロックスミスっていたんですね」
なんともお恥ずかしい、辛うじて開けたSHOWAにそう言っていただいた。
もちろんロックスミスという言葉は満額受け取りたいし、自らもキーショップと分けて職業紹介をしている。
でも、もう少しスマートにいきたかったな。
沼津のロックスミス Office雅です。
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