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2016.11.16
ケイデンカードシリンダー開錠 (裾野市)
ここのところ天気のせいか自動車の仕事があまりない。
代わりに、某アパートのカードキーが不具合で開かないことによる開錠依頼が増えた。
タイトルは裾野だが、ほぼ同時期に三島市にも行っている。
ここのところ寒暖の差が大きかったし、今日は湿度も高い。
そのあたりが原因だろう。
このシリンダーはカード側とシリンダー側の両方に磁石がついている。
認証しない不具合は、この磁気が正常でないのだ。
カード側には薄いマット状の磁気があり、磁力が弱くなることがあるようだ。
シリンダー側にも円筒状の磁石が入っていて、カードと反発することで認証させている。
シリンダー側の原因があるとしたら、この磁石の動きが悪いことがあるようだ。
特に気温差や湿度に弱いらしく、内筒と磁石の間に摩擦が増えると動きは悪くなる。そこに少しでもカード側の磁力が弱かったりすると認証しない。
特にシリンダー側の磁石は特にスプリングなどで押さえつけてるものではない。
つまり本当に僅かな反発力が頼りなようだ。
カードを差し込みながらシリンダーを回転させてやると認証されることもある。
これはシリンダー内の磁石が転がることで動くのだろう。
またカードを差し込んだ状態でシリンダー表面を叩くことも時に有効だ。
理屈は同じだ。
ただこれ以外にも、認証できてもカードが底付きしてしまう感覚の時などもある。
簡単に対応できなければ、あとは入居者がやるのは酷だろう。
さて、ここ連続であった二件はいずれも叩いたら認証された。
一件はカードの磁気が弱かったようで、別のカードキーでは問題が無かった。
もう一件は分析しなかったが、そのまま交換してしまった。