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2018.02.04

引戸錠取り換え (御殿場市)

「以前お宅に頼んだのよ」
と年配の女性の声での依頼であったが、どうにも思いだせない。
夕方遅くなっての電話であったせいもある。
勝手口の引戸錠の具合が悪く施錠できないと言うのだ。
日没過ぎたので近日で構わないと言うので翌日お邪魔することにした。
引戸錠の不具合と言えば、召し合わせのズレや錠のグリスが固着など考えられる。
ところで、いつ行ったのだろうか?
名前は地域ではよくある苗字でとても思いだせない。

前日の残雪がまだ残る中、現場に到着。
思いだした!
まだWキャブトラックを作業車にしてた頃に来た!
あの時も雪が残っていた。ただどんな作業をしたのかが思い出せない。

家屋は覚えているが、確かビニールハウスがあったはず。
聞けばビニールハウスは潰したそうだ。
その頃やっていた花の生産も止めた。
というのも、確かあの時作業を依頼してきたのは息子さんのはずだったが、何でも亡くなったらしい。
もう15年も前。
つまり僕がお邪魔したのも15年以上前だ。トラックを作業車にしてたのもその頃なので大体年表が合う。

そして不具合のある勝手口、これも僕が施工したと言われたが、どうやらそれだと時系列が合わない。
錠はミワのSL09という現行の引違錠がついていた。
この錠が出たのは・・・数年前だろうか?15年前には無かったはずだし。
一見するときちんと取り付けられてたのだが、室内側の錠の爪が折れてしまったようだ。
2018242205.jpg








 

つまり施解錠する際に爪が出てこないので作動しないのだ。
最初は簡単に考えていたのだが、いざ不具合部品を外して、新しい物を取り付けてみたものの、中からも外からも作動しない。
召し合わせが合ってないようで調整ピンがきちんと入らない。

つまりこれを取り付けた業者は召し合わせの確認をしないで錠だけつけて一丁上がりだったのか?
召し合わせが合ってないのに無理に施解錠しようとすれば、どこかに無理が生じる。
爪が折れたのはそんな原因じゃないだろうか?

結局、扉の切り欠きを修正。。。したかったが、標準状態で結構ギリギリまで切られてあった。
それでも合わせるためにもっと削る。
内側だけでなく外側も。
両方更に削って、なんとか及第点に。

更に戸車も狂っていて締めたつもりでも隙間が空いてしまう。
これは戸車調整でOK。

調整ピンも収まり、どや!
室内側、外側どちらからの動作も軽くスムーズ。
きちんと仕上げられればやっぱドヤ顔になる。

こりゃ、前の錠を付けたのはウチじゃないな。、間違いない。
余計にドヤ顔になる。

同じ引戸錠ながら頼む業者で仕上がりは違う。
当然、耐久性も全く違う。
ウチで取り付けた物は爪が折れることはないぞと確信している。

少しずつ記憶を戻すと、確かここのお宅に来たのは開業間もない頃で、1年目とか2年目の頃じゃなかったかな?
だとすると、もう売上明細も無いし・・・20年前か。
 

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