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2018年11月
2018.11.26
トイレ開錠 (磐田市)
さすがにちょっと愚痴っぽくなるかな。
契約だからやむを得ないのだが、静岡県西部までトイレの鍵を開けに行くとは・・・。
距離に応じた困難な仕事なら喜んで行くのだが、さすがに・・・直接の入電ならやり方をレクチャーして動かないだろうなあ。
トイレでよくあるのはラッチの破損による故障だが、それでもかなり大きな確率でラッチを鋭利な刃先などで引き込ませて開けることができる。
故障でなく、うっかり鍵を掛けて扉を締めた場合だと、特に最近の扉はエマージェンシー機能があり、外から開けることができる。
トイレ内で気分が悪くなった人がいないとは限らないので、そうした緊急措置が備えてあるのだ。
ただ、前のタイプだと実際に鍵穴があったりして、鍵屋じゃないと開けられない物もあったし、中で玉落としのように外からは手の施しようのない物もある。
今回は
こういうタイプ。
写真では見えないが右下あたりに小さな針が通せる程度の穴がある。
なんでも良いので針状の物を差し混んであげれば開錠できる。
それか、先ほども述べたようにドアと枠の隙間に薄い鋭利な物を入れてラッチを引き込ませる。
ラッチはご存じ三角形の形をしているので、力を上手く掛ければ手前に引くだけで引っ込むのだ。
さすがにお客さんも呆気に取られてたのでその両方でデモンストレーションをしてあげた。
更にご自身でやってみたいと言うので、安全ピンを持ってきてやっていた。
ちなみにお客さんは20代前半の髪を金色に染めた男性である。
普段機械類には触れないのだろうなあ。
少し考えれば分かるようなことなのに、この男性に限ったことではないけど日本人の劣化って結構激しい。
だから僕らのような業態でも食えてるのだけど。
2018.11.26
トヨタ プリウス インロック開錠 (南伊豆町)
南伊豆である。
遠い・・・のだが、最近は県西部まで作業に出ることがあるので80kmという距離はさほどでもなくなってきた。
ただ高速道路もなければバイパスも無いので、時間短縮は難しい。
交通量の少なさだけがアドバンテージなのだが、この日は3連休中日の土曜日。
晩秋だというのに伊豆方面は結構混雑していた。
河津桜や海水浴シーズンのような渋滞ではないのだが、全体に動きが緩慢で夜間に走るようなペースでは走れない。
きっちり速度制限を守った速度で・・・従ってナビに表示された到着予定時刻を短縮していくことはできない。
プリウスと言えば内溝キーのTO48の4トラックとすぐ思ってしまう。
でも、昨日の新型クラウンで味をしめたわけではないが、何となく鍵穴を覗いてみた。
TOY2の2トラックシリンダーであった。
いつからこのタイプのシリンダーが採用になってるのかは分からないが、新型のプリウスは2トラックになってた。
もちろん、他にも2トラックだった車両はあったが、いかに僕の4トラックの苦手意識があることか。
2トラックだとかなり強気!
あまりピンを押し込んでも感触なく開いたりするから好きではないが、国産ならではの集中ドアロックの音は開いた気にさせられる。
2018.11.23
沼津の鍵屋なんですが・・・ステップワゴン開錠(静岡市清水区)
弊社は沼津市の業者なんだけど、また最近出張距離が伸びてきている。
仕事をいただけることは光栄なのだが、近場の出張がおろそかにかりがち。
この日は静岡市清水区に保険会社のロードサービスで向かった。
静岡市と言えば政令指定都市だし、何より県庁所在地だ。
業者がないこともないのだろうけど、・・・どうも入電時に早口にお客さんに言われ、それも「○○埠頭!静岡の人なら分かる!」と頑なに言われて投げてきたふしがある。
お客さんは年配の方らしいが、登録ナンバーは県外のステップワゴン。
とりあえず○○埠頭方面に向かった。どうせ1時間以上掛かることだし。
あとは電話で誘導してもらおう。
具体的に住所で言ってくれないと本当に困るよね。
特にコンビニの場所とか、結構勘違いして覚えている所もあるし、栄枯盛衰は激しいし。
とりあえず埠頭まで到着。
埠頭って言ってもだだっ広い、結局は電話で誘導してもらう。
静岡に出張で来てる人の中、ここには釣りに来たようだ。
さて帰ろうとしたら、別のクライアントからアパートの開錠とシリンダー交換の問い合わせ。
ここからだと50分(実は60分以上かかる)かな?
さすがに沼津市内の移動ならちょっと掛かり過ぎなので、一旦待ったが掛かった。
保留・・・それが運の尽き。
とりあえず帰る方向で走ったのだが、ハンズフリーもエラーになままでダッシュボードに携帯を置いておいた。
携帯電話の調子が悪く、ボタン操作ができなくなっていた。
50分に対する返答がなく少し不機嫌でいたのだが、帰宅したら着信が2分おきに入っていた。
行けた仕事なのにもったいない。
でもつながってるときに決着つけてもらえたらね・・・そんなお客に聞いてみますなんて一旦電話切って数分置くと次の入電もあるし、今日みたいに電話が不調になるし、何が起きるか分からない。
参ったね。
でも遠方出張は嫌いじゃない。
2018.11.23
トヨタ クラウン インロック開錠 (富士市)
夕食後くつろいでいたら2016年製のクラウンのインロックの入電。
新しい車は発見も多いが何かと気を使うので昼間ならまだしも暗くなってからだと嫌だなあ(19時15分)。
年式から内溝キーなのは間違いないし、イモビライザー標準、しかも鍵はトランクの中。
TOY48のTurbodecoderも導入して丁度1年、しかし、まだ完全とは言えないような気がする。
確かにバージョン1は売ってさえくれず待ちに待ったバージョン2を昨年手にしたのだ。
手持ちのアリストから外したシリンダーは開錠できたものの、いざ現場に行けば良い結果は出てない。
レンタカーのヴィッツでさえ開けられてない。
ただ、むしろ比較的初期のTOY48の車両でランドクルーザーやアルテッツアは開けられた。
もしかしたら、ある年式からタンブラーか何かが変更になってるのか?
練習用で買ったセルシオ用のTOY48のタンブラーを移植してアリスとのシリンダーでやってみているが結果はでていない。
そんな訳で2016年のクラウンだと・・・無理っぽいなあ。
Turbodecoderで開錠すればセキュリティもカットできるのだが・・・かくなる手段はロットで開錠してセキュリティをカットしトランクオープナーを作動させるか。
ゼロクラウンのロイヤルサルーン系、またはアスリート系でセキュリティ解除は方法が異なるが新型もそのどちらかだろう。
現場付近は雨が降ったようで車体は濡れ、地面から冷気が伝わった。
あったあった、フロントグリルが大きく開かれた新型、しかも色は黒だ。
いやだね。
黒って触っただけでも傷になったように触れた部分が擦れて光が乱反射するから気を使う。
ロットで一気にやるか!・・・と思ったが、何を思ったか鍵穴を覗いてしまった。
どうせ4トラックのTOY48かと思ったら2トラックのTOY2であった。
手順は一気に変わった。
LISHIがあるさ!・・・ピッキングすること3分ほどで開錠。
鍵穴開錠にも関わらずセキュリティアラームは発報せず、そのままトランクオープナーの使用が可能であった。
2018.11.18
これって、昼間でも良くない?(富士宮市)
もう寝ようかと思っていた2時頃の入電。
電子錠で鍵がかからないというので出動となった。
鍵がかからなければ確かに不安だろうけど・・・。
深夜2時、冬を思い起こさせる寒い夜であった。
現場に到着し呼び鈴を押すが、お客さんは寝てしまってなかなか出てこなかった。
どうも夜型の人ではないらしい、もっとも深夜3時だし。
現場を見て、状況診断・・・デッドボルトが受け金具に擦れているようだ。
扉を手前に引き施錠しようとすると、ドア枠のクッションがへたってるのでデッドボルトの位置が奥に来過ぎてしまうようだ。
静かにドアを締めればそんなに悪い状態ではない。
ただ今できるのは・・・金具を削るくらいだなあ。
金具に調整できる余地がなく少しやすりを当てて削ってやった。
それだけの作業なのだが、あまり緊急性もないと思うのだが。
明るくなってからでも良い作業じゃないのかな?
依頼する方も、仕切る方も整理してもらいたいものだと思うのだが。
2018.11.18
ホーム金庫開錠・・・いや施錠 (沼津市)
入電時は確かにホーム金庫のダイヤル番号不明による開錠依頼であった。
しかし現場に行ってみたら・・・金庫の扉が開いていた。
なんなんだろうなあ・・・なんとも狐につままれたような気分。
そうしたら、子供がいたずらして、ドアの開いた状態でダイヤルを回したそうだ。
ところが番号が不明で閉まらなくなってしまったというのだ。
今更開錠方法がどうとか言うまでもなく、裏ぶたを開けて個々のダイヤルを見れば番号は判明する。
ただお客さんの要望でダイヤルを外し、鍵のみで操作できるように加工した。
最後のドライブディスクは残るが4つの番号を管理する必要はなく、一つだけなので大丈夫でしょ。
でもお年寄りの手先を見ているとそれさえもおぼつかない感じで見てる方が不安にさせられた。
2018.11.14
スズキ MRワゴン 開錠+キー製作(長泉町)
損保会社のロードサービス依頼でMRワゴンの開錠が入った。
聞けば鍵を紛失した車らしい。。。う~ん保険会社の人の寸足らず。鍵を作れるかくらいこちらに問い合わせてくれても良いのに。
確かに単価の関係もあって軽自動車のイモビ装着車はやりたいと思わないし、投資も消極的。
でも付き合いのあるブルガリアの業者はデータ寄越せと鼻息荒かった。
ダイハツでもスズキでもなんでもやる・・・って確かに軽自動車ではないが、普通車なら海外向けの車両もあるからできないこともないはず。
ただ問い合わせがないから積極的にならない。
乗用車はイモビ装着が定番だから、素人のロードサービス受付も紛失鍵となるとディーラー製作に回しちゃうんだろうなあ。
内溝だ一般キーだでもめてイモビが付いてるかどうかで・・・まあ、知らなければ押さえどころもない。
今回は現場に行って作れる車両だと確信した。
開錠後にセキュリティアラームは発報したが、イモビライザー装着車ではない。
だったら、営業しなくちゃ。
お客さんも開錠後に自動車工場に持ち込むつもりだったらしく渡りに船だと思ったが、まず飛んできたのが幾らになるかという質問。
まあ、出動費や開錠作業費は保険の付帯サービスで出るので鍵作成の総額は抑えられるとはいえ
「え~そんなもの? 子供が調べてくれた鍵屋さんは、出張費だけで6000円だったよ。それで作るとして3万円くらいだけど、この車はできないと言って帰った」
はあ?・・・である。
見に来て、出張費6000円だけ取ったあげくできないと断ったって・・・。
どこの業者だろ。しかも3万円!・・・イモビ車のつもりだったのか。でもイモビならもっともらうけどなあ。
開錠作業もその後の鍵作成作業も特筆することはなく終了。
鍵開けは相変わらずとして作成は本当に減ったなあ。
あれば投資もするんだけど、なかなかこっちに流れてこないからなあ。
のんびり田舎で鍵をカットしてるのは気楽で良いんだけど、あ今日は忙しかった。次々電話が入ってきて。
こんな日は面倒なことはしないでさっさと次々片づけたいか。
2018.11.14
BMW 530i Turbo decoder開錠 (伊東市)
風呂入ってる時の入電。
今年は暖かいとはいえ、雨の夜は底冷えする季節になった。
湯船ヵら出たくないなあ。。。
BMWのインロックというので、Turbo decoderを即思いだし、アドレナリンが噴出した。
久々の活躍の場だ。
さっさと済まして早く帰ろう!・・・そう思うのであった。
現場に到着したのは日付の変わる頃、雨も沼津より強く伊豆高原の山の寒さも手伝って軽装で来たことを後悔。
さっそくTurbo decoderの登場。
BMWの5シリーズでああるが、2007年製のHU92のタイプだ。当然、頭の中はいただき!と思っていた。
お客さんの好意で傘をさしてくれていたのだが・・・申し訳ないのだが正直気が散る。
作業中に話しかけてくるのが・・・案の定、上手く機能しなかった。
何度かリセットしてやり直すがNGが続いた。
もしかしたらピッキングでいけるかな?
Turbo decoderはピッキング開錠が簡単な仕様だとあまり機能しない実績がある。
HU92では割と開けやすいBMWミニ、ピッキングで比較的短時間で開いているがTurbo decoderだとあまり上手くいかない。
逆にピッキングが厳しいセダンなどだと短時間で開いている。
しかし、ピッキングを試みたがなんか集中できないなあ。
右側のタンブラーは割と決まるが左がなんとも感触がない。
このまま粘れば結果が出るか・・・。
いやTurbo decoderでもう一度!
やり方だったのか、ワンクッション入るようになり、やがて施錠方向に回った。
教わったジャグリングをして逆転を試みるが回らない。
その後も何度か施錠方向のみに回ったが開錠方向に回らない。
やり方は間違ってないはず。
そしてその時が来た!
開錠方向に回り、室内灯が点灯した!・・・長い作業だった・・・と思ったが1時間ほど。
ピッキングで粘った時は真冬の箱根で深夜に2時間鍵穴にしがみついたことがあった。
結果で出たから良いけど、半日あれこれやったけど開かなかったX1もあったなあ。
勝てば官軍・・・とはいえ、周辺は真っ暗だし、雨だし、肌寒い・・・。
ピッキングに比べたら短時間とはいえ、トライアンドエラーで1時間はやっぱり集中次第かも。
HU92のTurbo decoderは一番出番が多いから、十二分に元は取れてると思う。
もし、Turbo decoderを導入してなかったとしたら・・・ちょっと肌寒い気になるかも。
2018.11.13
ポストからの開錠 (藤枝市)
どこまで行くんだい?
というほどではないが、片道80kmの長距離出動。
もっとも南へ80kmなら下田市や南伊豆町あたりなので、よく向かうが西へ80kmだと静岡市を越えるので、業者もあるし経済圏も違うのであまり行くことは無い。
ちなみに北へ80kmだと甲府市、東へ80kmだと厚木市あたりかな?
たまに行くことはあるが、静岡県の東西の長さを知ってほしい。
バイパスが整備されてるし、高速道路もあるので移動は南へ向かうほど困難ではないし、東へ向かうほど混雑もない。
現場は築年数の浅いアパート。
ドアスコープ開錠ができなければ、難しいかな・・・という雰囲気。
写真はドアスコープを写してないか。
最近ドアスコープを外すのに苦労していた。
楕円の物であったり、室内がわと固着して空回りしたりと運が無かった。おかげでどんどん深爪になってしまって・・・。
さて今回もドアスコープを外そうとしたが、とりあえずドアポスト(新聞受け)があったので覗いてみた。
取りだしが最近のはサムターンと逆に開いているので、ここからの工具は無効となることが多い。
比較的築年数が経った物件で左右の両側に取りだしが開いたものがある。
確度や深さで厳しいものがあるが、そこからの開錠は何度か成功している。
しかし、ベストはこのドアポストが無かったり、外れてくれることだ。
触ってみると外れそうにないが、上下動に余裕があった。
もしかしたら外れる?
なんと、これは開錠後に撮影したのだが中はこんなだった。(写真は削除しました)
素晴らしい!
どこかに抜け穴を作ってくれないと、セキュリティを上げることは自らの首を絞めることに。
作業時間も大幅に削減できることは入居者の利益になるし。
そういう発想のメーカーも増えてくれるとうれしいのだが。。。まあ製造の意図は違うと思うけど。
遠距離出動してきた甲斐はあった。
2018.11.13
マンション開錠 (富士宮市)
2018.11.08
キーレックスミニ 修理 (御殿場市)
この補助錠を主錠としてアパートに使ってる会社がある。
暗証番号式で鍵要らず・・・聞こえは良いが、肝心のテンキー錠が機械式の物。
電池式の物も安価なメーカーで一斉に採用されたが、経年と共にモーターの不具合が出てきた。
そして機械式のもよくトラブルが起こる。
正直、何が原因と特定できていない。
症状はハンドルが戻らなくなってしまう不具合が一番多い。
右勝手・左勝手を決めるビスを外してハンドルを戻してビスを締めるだけで直るケースもある。
全分解して組み立てなおすと治ることもある。
部品に摩耗で誤差が生じてきてるのだろうか?
呼ばれるのも暗くなった時間帯だったり、それも忙しい時だったりでなかなかじっくり原因をさぐれない。
先日やった修理はボタンのツバが潜りこんでしまって戻らなくなっていた。
これも安物買いの何とやらという気がしないでもない。
ちなみにセキュリティとしては・・・シリンダー錠を使った方が高いと思われる。
2018.11.06
TURBO DECODER TOY48 探訪中
昨年12月に入手したTOY48用のターボデコーダー、あれからもうすぐ1年だ。
入手したのはversion2。
version1はヒュンダイ、起亜共通なのでトヨタ・レクサスは開きません。
Luckylocksも失敗を認めていて、version2は待ちに待った物だった。
特に100系のクラウンやセルシオなどシリンダーが簡単に外せないタイプのイモビライザー装着車には好条件。
私はこれらの車両でトランクインロックの際に、開錠後にシリンダーを外してセキュリティ解除を行いトランクオープナーでトランクを開けていた。
しかし、鍵があればシリンダーを左右に動かすことで車両が鍵があると判断してセキュリティを解除するので、シリンダーをドアの内装を外して取りだす必要がない。
これが200系になればシリンダーはトルクスで外せるようになるので、作業は簡単になったが100系は本当に苦労した。
まだ解除方法を知らずに試行錯誤してた時は夜間に警報を発報してしまい作業を中断させられた苦い思い出もある。
シリンダー後ろについた集中ドアロックのセンサーとロックのロッドのタイミングが合わずになかなかセキュリティ解除ができなかったこともあった。
それらがTurbo decoderさえあれば解決するのだが・・・
昨今、100系自体がほぼ無くなってしまった。
初期の物であれば20年を超えてる絶版車だ。
内装を外すのもリスクがあり、手順を間違えてツメを破損したことがあり、弁償しようとしたら部品が無かったことがあった。
解体車から探すしかない・・・それなら使うとかったのだが。
ところがこのversion2においてもなかなか期待する実績が上がらない。
全くダメなのかと言えばそんなことはない。
練習用シリンダーはアリストから外した物なので、やはり車齢は20年くらいだろうか。
オリジナルのこのシリンダーは開くのだ。
そして現場でもやはり車齢が20年ほどのランドクルーザーやアルテッツアは開錠に成功している。
ところが年式の新しい、レクサス、アルファード、レンタカーのヴィッツでは開錠できなかった。
これらの大きな違いはやはり年式だろうか。
物は試しに200系セルシオの部品でピッキングの練習用として新品シリンダーを買ったのがあるのだが、外筒を壊してしまったのがあるので、そのタンブラーをこのシリンダーに移植してみた。
現状で今のところ開錠に成功していない。
カツンとワンクッション入ることがあるのだが、上手くストレスが掛かったままポンプし続ける状態になく軽くなってしまう。
ターボデコーダーのピンも一応触れてるようだが押しきれてないのか、まだまだ研究が必要なのか、それとも自分が感じてる上下動が甘いのか。
欧州ではレクサスはあるだろうが少数、日本はシェアの高いトヨタが走りまくってる。
しかも最近保険のロードサービスが意味も分からずピッキング開錠を指定してくる。突っ込んで聞けば傷が付かないからと言うが。
実際、ピッキングに成功せず1次対応で諦めた業者の2次対応で向かったことが幾度かある。
なんでウチが2次対応なんだ!と怒りたくもなったことがあるが。
解決を優先しているので、ピッキングにこだわらず早い手順の方で開けるようにしている。
お客さんにしてもその方が良いと思うからだ。
2次業者までピッキングにこだわり、鍵穴の前にしがみつき何時間も粘るより、無傷ならさっさと片づけて欲しいのがお客さんの心理だろう。
見せ物じゃないんだし。
このTOY48も色々やってみて、ダメならLucky locksにアドバイス求めるようだな。
それでもダメならシリンダー持ってブルガリアへ行ってくるか?
2018.11.06
MIWA PRシリンダー不具合修理 (裾野市)
鍵があってもシリンダーが回らない・・・この不具合の仕事は結構多い。
入電時に症状を聞けばだいたい先々が想像できてしまう。
慢心はまずいけど、本当にある定理に従った症状のようだ。
不具合が起きる状況は季節の変わり目や大雨の後に多いのではないか。
気温はあまり関係ないが湿度が高いと裏目に出ているようだ。
あと管理人さんがマメに純正スプレーをふいてくれてるとか・・・。
幸いなことは入室状態が多いのが助かる。
何せMIWAの新しいシリンダー・・・とは言っても発売されて10年以上は過ぎているが。
ディンプルキーなうえ、シリンダーはサイドバーを活用した物でピッキングで開くはずもない。
サムターン開錠をするにも、サムターンがスィッチ式の防犯サムターンだったり、ドアスコープ自体が取り外せないタイプだったり、まだドアスコープの穴があれば良いが、カメラ付きのインターホンになってたりする。
結局防犯が進んで不具合が起きた時は自らの首を絞める状態なんだよなあ。
とりあえず外してみる。
シリンダーのASSYを外せばすでに答えが見えた。
ゴミがしっかり溜まっていた。
黒い金属粉と埃が絡まった感じだ。
これに純正スプレーが加わるとグチャグチャになるが、そこまでいってないようだ。
この程度なら洗浄してやれば解決するだろう。
純正スプレーを敵のように言うのは、シリンダー内のタンブラーの間に入りこんでタンブラー自体の動きを悪くするのだ。
そうなってしまうと残念ながら全分解をしてタンブラー1枚ずつ清掃しなくてはならないが、実は最近目が厳しくなり根を上げた案件が1件あった。
少し前まで目がヘロヘロになりながらも夜間作業でやれたのだが、・・・今はきついかも。
今回もCRC556で汚れを洗い流した。
サイドバーとサイドバースプリングを外した内筒を組んだ状態でスプレーの圧力で洗い流す。
廃油もしばらくは黒いがやがて透明になり動きを確認。
キーを入れてシャーラインの揃いさえ問題なければ、組み立ててれば正常に動くはず。
間違っても重たいグリース状の油を鍵穴に入れないように。
2018.11.02
サムターン開錠 (富士宮市、沼津市)
某大手アパート管理会社から安否確認依頼の開錠であった。
少しオフセットされたドアについているドアスコープ。
それでもこの会社の物件はサムターンがノーマルなので、ドアスコープさえ外せれば破錠なしで開錠できる。
いざ、作業となるとドアスコープが少し回って止まってしまう。
ドアスコープが楕円の物と少し動きが違うので、意地になったが、写真の通り楕円のタイプで外側から外せない物であった。
管理会社の社員もドアスコープならと破壊の了解を得て、意地で取り外したら・・・あら、取れないわけだ。
でも指が頑張ってくれて、生爪はがれかけて指先痛い!
こいつさえ外れれば結果を出すにはすぐであったが・・・。
続いて夜、夕飯を食べた時間あたりで鍵の紛失による開錠依頼が入った。
ドアの形状を聞けば、サムターン開錠で行けそう。
甘く見て市内の沼津市であったので出かけた。
現場は自宅から徒歩圏内。
さてドアスコープ外すか!・・・と思ったが、これもまた取れない。
回るのだが、内外で重なり合って空転してしまうのだ。
先日負傷したつま先で再び踏ん張って回してみる。
夢中になってたとは言え、指先の痛みにかなり作業時間を掛けていたことが理解できた。
挙句に爪が割れた・・・心がかなり折れかけたけど、なんとか外せた!
さてサムターン開錠を試みるが・・・上手くいかない。
回転方向のせいか?
幸い部屋は1階なので窓からなんとかならないか。
しかし、大きな窓は掃き出し窓が一つだけ。
もうここしかない。
クレセント開錠工具の先端をアタッチメントで長い物を作成した。
幸いWロックをかけておらず、サムターンは動くのだが・・・すぐ戻ってしまう。今のサッシだ。
掃き出し窓を少し開ける方向にしてサムターンを動かすと途中で止まった。
これで窓をガタつかせれば開くのだが、なかなか上手くいかない。
大きな窓なので、長いエクステンションで力点も上手く決まらない。
イライラが募る。
もう1本更に長いエクステンションを作り、途中で止まってるクレセントを押した。
力を掛けていた掃き出し窓が開いた!
手を広げると剥がれた爪が痛む。
作業時間は3時間~4時間に及んでいた。
疲れた。。。
2018.11.02
コクヨ 業務用金庫 破壊開錠 (伊東市)
ダイヤル番号不明の金庫のダイヤル開錠依頼であった。
電話で話す限りもしかしたらホーム金庫かと思われたが、木曜日の午後から伊東市へ開錠工具のスーパーダイアラーを持って行ってみた。
がっつり業務用金庫であった。
研修所?を前オーナーから買い取り、金庫を置いていったらしく、鍵はあるが番号不明の状態であった。
ただ捨てるにしても中に何があるか分からないから、開けたいと言うのだ。
こういう場合、中身は空っぽというのがオチなのだが。
まずはスーパーダイアラーで・・・と思ったら、マニュアルが無い。
あれ?どこにやったのか。
自宅?事務所??現場???
出した記憶が無いわけでもないが・・・とりあえず今手元に無いので、うろ覚えの記憶でセットしてみた。
案の定、開錠に至らず、外も夕闇となり一度引き上げた。
開けて金曜日は別の所用があり、土曜日に改めて対応。
実はその間にマニュアルを持ってと思ったが、とりあえず身の回りで見つからなくて、大慌ててで取引先の問屋にマニュアルが無いか問い合わせて用意してもらった。併せて金庫の製造番号を控えて、奥の手である番号照会を掛けてみた。
個人情報!と思われるところだが、実は番号照会の結果、情報なしであった。
こりゃスーパーダイアラーに託すしかない。
土曜日に再訪問。
朝一番に出たつもりだが、伊東まで来ると昼近くなる。
さっそくマニュアルに従ってセット。。。少し先日の設定間違ってたなあ。
まずは5飛ばしで・・・通常は開くのだが、見事に一回りしてしまった。
続いて3飛ばしで・・・マニュアルではクマヒラなどの金庫に対応してなのだが。
今日は早く仕事上げてそばを食べて帰ろうと思っていたので、昼過ぎになってだが、機械を掛けたまま昼食に出た。
やっぱ、そば食べたいなあ。
少し高くても美味しいのが良い。
別荘地だから趣味でそば打ちしてる人の店なんて楽しみなんだが・・・とりあえず国道沿いのそば屋を見つけた。
鳥のつけそばを頼んでみた。
出汁は温かいのだが、・・・そばが・・・ちょっと期待外れ。
腰のある固めのそばが好きなんだけど、なんかボソボソ感でがっくり。風味もなんだかなあ。。。十割そばが良いのかな?
鳥肉もカモじゃないせいか、イマイチ。
値段は安くないのに正直ガッカリであった。
昼休みを終えて現場に戻った。
実は食事している間にダイアラーが止まって開錠になってたらと淡い期待をしたのだが、しっかり仕事中であった。
モニターの数字もあまり進んでない。
止めよう!
お客さんも昨日のうちに了解していた破錠をすることになった。
新聞紙も用意してあるよ!
苦肉の策、ダイヤル横にドーンと穴を開けて番号を合わせた。
早いこと、さっさと作業を終えた。
料金も了解済みなので、諸々は済ませられたが気持ちの中でなんか納得いかない一日であった。
帰れば夕方、今日は消防の日だ。
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