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2019.06.25
錠の不具合?・・・点検依頼 (静岡県沼津市)
「先日の大雨の時に室内がわから鍵がなかなか開かなかった」
現在は問題なく開いてるそうだ。
開錠作業ではなくトラブルが再発しないように事前の点検依頼。
正直、トラブルが起きてない状態で過去の不具合をたどるのはなかなか難しいし、今後起こりうる事となればまたハードルは高いが依頼は「点検」という簡単な言葉。
実際訪問しても正常に作動しているので現状では何も問題は無い。
建物もまだ築年数数年程度だろうか。
しっかりと建てられた重量鉄骨の分譲集合住宅。
ここでヒントとなったのが「大雨の時」なのだ。
もしかして・・・気圧の差?!
部屋がわの気圧が高く、外側の気圧が低い状態となったと想像される。
つまりドアが押された状態で錠のデッドボルトがストライクに当たってたのでは???
案の定、微かに両側に擦り傷がついていたが、これがいつ付いたものかまでは特定できないが仮定することはできる。
施錠状態でドアを開けようとして、ラッチが引っ込んでもデッドボルトが当たった状態となり、そこに圧力差でドアが押された状態となり、サムターンを回そうにも回らなかったのが実情ではないか。
これは機械が悪いのではないから修理はしようがない。
きちんと取り扱いを行えば起きることは無い。
ただ気になったのが雨の際に鍵穴にスプレーを噴射していたのだ。
今のところ大きな異常はないが、時々開き難い(認証しにくい)状態があると言うので、シリンダーを外してみた。
シリンダーを分解してみたが、やっぱり真っ白。
テールピースにまで届いていたスプレー。
ただ、油分がそんなになく粉状になっていたので認証に大きな問題にはなってなかったが、これからも使い続けた時は分からない。
この粉が悪さすると私は思っているので、全部洗い流した。
実際写真の通り外筒には傷があり、擦れた金属粉が出てた可能性もあり、スプレーの粉末が助長すればサイドバーの動きを妨げるのではないだろうか。
これらは持ち主が分解できれば良いが難しいだろう。やはり消耗品と見るのが無難。
シリンダーの精度が高くなった分、どうしてもこういうアナログな事象にはどうしても例外的なトラブルってことになるんだろうなあ。
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