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2019.10.03
住宅紛失キーの作成 (静岡県南伊豆町)
一度伺ったことがあるお宅らしい。
南伊豆は遠方なので割と個々の作業は覚えてるのだが、どうも思いだせない。
幸いクレームなどではなく、別の依頼であった。
南伊豆とはいえ海沿いではなく奥まった山間の集落。
山派の僕としては好きなロケーション。
電気も通ってるし道路は舗装されている。でもすれ違いはできない。
商店も何も無い・・・きっと夜は星空が綺麗なはず。
それで、ここまで来たらお客さんを思いだした。ただ何の作業をしに来たのか?
実は先日も金庫開錠で以前来たことがあると言われて、何となく思出せない。でも景色は覚えていたし、作業をしたという該当する金庫には弊社のステッカー。
来たのは間違いない。。。最近記憶が悪くなったのかな。
このお宅も金庫を開けに来ていたようだ。
とりあえず今日は母屋の玄関と勝手口の鍵が無いので作成だ。
そういえば最近始めたような鍵屋さんってシリンダーばらすのかな?
不具合の修理などでもシリンダーを分解せずに済ませて、分解が必要な物は交換を勧められたという話は良く聞く。
玄関はウェストの戸先鎌錠。
シリンダーが分解対応なので割とスマートな仕事。
まずは分解。
そしてブランクキーが決まればピッチ決め。
ピンの段差の通りにカットすれば写真右のようにシャーラインが揃う。これで出来上がり。
続いて勝手口。
シリンダーはミワのLZ、ただシリンダーが旧来のH248と同じだがブランクキーはH489。
長らく使ってないのだろう。鍵穴で虫が孵化したようだ。
このシリンダーはピッチも決まってるし段差は三段。
ただこのシリンダーを取りだすにはポンチでバックカバーが取りつけられてるのでそれをコジって外さないとならない。
ある意味で分解非対応なのだが古くからの鍵屋さんならそんなの関係ね~だろうな。
ちなみにこのシリンダーはU9シリンダーにモデルが変わり、写真と同一の物は製造終了しており入手できない。
恐らくどの鍵屋さんにも在庫で置いてはいないだろう。
特に時間に追われることもなく環境の良い場所で作業ができるのは楽しいものだ。
帰りは丁度お昼になったので下田で有名なとんかつ「一」で久々にミックス定食を食べた。
もちろん僕は既に免許皆伝でどのメニューでも頼める。
ただ不思議とあのメニューが時々食べたくなる。