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2021.03.08
フォルクスワーゲンPOLO 鍵が抜けない!(三島市)
損保会社の依頼でフォルクスワーゲンPOLOの鍵が抜けない現場での対応依頼。
頭の中はインロックだけを連想していたが、なんでもシリンダーから鍵が抜けないそうで、既に他の業者が対応し潤滑スプレーを吹き付けてみたが改善しないそうだ。
二次対応であまり気分が乗らないし、入電時はオペレーターも状況を分かってないようで、鍵が回って途中で止まった状態で抜けないと言うのだが、そりゃ抜けないでしょう。
そんな伝言ゲームなのでてっきりイグニッションかと思った。
イグニッションシリンダーのハンドルロックでも引っかかったのだろうか?
多分1次対応で行ったのは車屋さんだろうから、それくらい対応できるだろう。
そうなるとシリンダー本体でも壊れたのか?・・・となるとシリンダーは外すにはちょっと手間じゃないかな。
最悪自分もお手上げかもしれないが、触ってみなければ分からない!
気分を入れかえて現場に向かえば、鍵はドアシリンダーに刺さっており、30度程度右に回って止まっており、窓は開いた状態。
イグニッションじゃなかったのね。
とりあえず触ってみた。
鍵を右へ一旦回し左へ戻すが、やはり30度付近で何かに引っかかり止まってしまう。
年式は2002年なので決して新しくはないが、新種のHU66ハーフタンブラーか!と思ってみた。
外観見た感じではさっぱり原因不明。
というのも同じ症状の物を見たことは無い。
ただこのモデルのドアシリンダーを外すのはそんなに手間ではない。
シリンダーさえ外せば分解もできるし、何か原因が見えてくるかもしれない。
そう思い外してみたら、何がどうしたのかシリンダーが正常の位置に回った。
当然鍵も何のストレスも無く抜けた。
後ろの留め具でも外れかけていたのか、今となっては全く問題がなく右にも左にも正常に回る。
鍵本体にも傷は無く、このまま使用するのは問題ないようだ。
それにしても、保険会社の提示する修理代金の安さにぶっ飛んだ。
一言目に出たのが出動料金かよ!?だった。
シリンダーはトルクス1本で留まってるとはいえ、その作業が見えてればたかがその程度の作業だが、暗中模索で来るのにはさすがにそこには付加価値がつくものだろう。
お客への満足度の割に低い評価、次回はやらないと思った。
まさにデフレの階段そのもの。