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2021.07.01
自然の力
前回話題にした財産管財人からの仕事、いざ行ってみたら凄いことになっていた。
玄関が開錠できない錠がついていたのは知っていたので、以前開けた場所でやろうと庭に入ろうと庭への扉を開けようとした・・・が開かない。
確か以前も開け閉めは硬かったのだが、今回は固いレベルでなかった。
隙間から見えたのが竹だ。
どうやら竹が生い茂ってしまったようだ。こうなったら力づく!
直径2cm程度の若竹がかなりがっつり成長していた。
それらを踏みつけて進むしかない。
5年前かと思ったが弁護士の話では4年前みたいだ。
4年間で庭はジャングルと化していた。
以前安否確認で来た時と少し様子が違うかもしれない。いや単に当時を忘れたのかな?
とにかく意地で室内に潜入、相変わらずの空き箱が積み上げられ足の踏み場もない。それに部屋の散らかり具合から当時のままなのだろうか。
とにかく弁護士を中に入れようと玄関に行けば、外だけにシリンダーがあるのではなく内側にもシリンダーのある内外錠。つまり鍵が無いと室内側からも開かない。
それなら勝手口に回れば補助錠がついていた。
つまり外側からは開かない構造になっていた。
事件の日は現場保存で僕は中に入らなかったのを思いだした。
でも遺体はどこから搬出したのか???
そういえば玄関は室内潜入後に鍵を探し出して開けて鑑識課を入れたんだっけ?
改めて鬱だったのかなと思った。亡くなっていた風呂場は今は臭いもなく綺麗に片づけられていた。
写真は現場の物ではないが、不動産の現況調査で空き家を開錠したとき。
庭の草が玄関引戸を越えて室内にも生い茂っていた。
自然の生きる力に感動であった。