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2022.11.15
ヤマハマジェスティ ヘルメットインロック開錠 (伊豆の国市)
最近あまりやりたくなくなったスクーターのヘルメットインへのインロック。
昔のスクーターだとシート下に鍵穴があり今からすれば非常に好意的な仕事だった。それでもホンダに限ればブランクキーの奇数番は開けやすいが偶数番は開けにくく鍵を作って開ける作業が多かった。
いつしかシート下のシリンダーが廃止され、イグニッションと一体型になってしまった。
ヤマハは比較的その移行が早かったように感じる。
またビッグスクーターの火付け役はマジェスティじゃなかっただろうか?
この仕事ももう25年以上になるが、結構マジェスティ、グランドマジェスティやマグザムのインロックは開錠した記憶があるのだが、ここ最近は絶対数も少ないせいかその仕事も減ったかもしれない。
それに何より面倒くさい!
何が面倒って、シートを開錠するのにイグニッションをいじるのだが、ビッグスクーターは鍵穴が深く、ちょっとピッキングするにはやり難く、基本的に諦めてしまう。それでも何台かに1台はすんなり開くからやってみなけりゃ分からないのだが、多くは鍵を作って開けるのが実情。
ただ深い鍵穴、特に最近は覗くのに難儀している。こればかりは毎日のようにこなしてれば目も慣れるが、何年に1件とか言うペースではコツさえ忘れてしまう。
実際ヤマハ系のバイクの開錠は半年くらい前に50ccのスクーターを開けた。これは新しい割に運良くすんなりピッキングで開いた。
250ccは2年前か3年前だったと思う。
年月経つと慣れだけでなく身体も衰えるもので、目が厳しくなってくる。
深い鍵穴のタンブラーが見えにくい。
5枚くらいなら頑張れるが、7枚連なると・・・。
だいぶ前からだが、そんな時はガソリンキャップか小物入れの鍵穴で奥の5本を作ってしまう。
ガソリンキャップも小物入れも鍵は共通ながら、鍵は奥側の5つを使っている。
残りの手前2つをイグニッションを覗いてカットすればできあがる。
今日の作業は損保会社からだが心得た物で最初から鍵作成での入電。
こちらも現場一応イグニッションをピッキングしたが開く気配が無く作成準備に。
ガソリンキャップが良いか小物入れが良いか・・・開かなかったので小物入れで。
これも昔は覗きでやったが、今は見間違うので外してシリンダーを分解している。
この方が早い・・・はずだったし、これまでは確実にそうだった。
ところが小物入れのつまみ部分のバネが暴れてバラバラになり、それを組むのに思わず手こずった。内筒だけ抜いてはめ込めた今までが嘘のように。
とりあえず鍵を取りだそうと車体に触れれば、あれ?シートのロックが左しかかかっておらず右はアンロック状態で少し浮いていた。通常は左右の真ん中あたりに金具がありロックされてるが、今回は右が浮いていて腕が十分入った。
後は言わずともそこから上着を引き出し、ポケットに入った鍵で開錠。
それを知っていれば鍵も作らなかったし、小物入れのシリンダーもばらさなかった。
シリンダーを組み立てるのに2時間も掛かってしまった。
とんだ手間になってしまった。