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2023.10.19
無茶振り?
裁判所から現況調査の依頼が来た。
現状で空き家、玄関は施錠状態で鍵は無い(だから鍵屋が呼ばれるんだが)。
電話口では気楽に大丈夫でしょうと言ったが、現場は草が生い茂り玄関まで到達するのも一苦労らしい。
勝手口は開けられる状態ではなく窓もやはり接近は厳しい。
とりあえず事前に現場を見れるので見て欲しいと言われた。
当日は開けられなくても破錠してシリンダー交換で構わないと言うがメーカーがGOALとまで判明したが、GOALは結構潰しが効かない。
汎用性が低く部品を特定できないと交換は後日という条件になる。
とりあえず楽観的に現場に行った。
シリンダー開錠できる可能性はあるが、ピンシリンダーは正直あまり得意じゃない。
玄関の全景だが、この状態ではシリンダーが特定できない。
通常シリンダーを注文する際は扉を開けて、横に刻印されてる商品名とドアの厚みなどを情報として送るのだが、どちらも確認はできない。
う~んここはプロの問屋に任そう!きっと分かるだろ。
実はこの手のドアは何度か鍵を作ったり、不具合の修理、開錠などやった記憶はあるが、シリンダーが何を使っていたのかまで思いだせない。
ただ確実にやったのだから、数扱う問屋なら即答だろう!
と思いメールで写真を送ったものの、回答はあったがちょっと違うような・・・確かに下は四角いエスカッション、上に補助錠と感じは似ているがエスカッションの形状がちょっと違い、カタログを見てもこれだ!とは思わなかった。
それに値段がクソ高い。
とりあえず候補にしたが、違うんじゃないかな・・・。
他の問屋にも聞くが異口同音に刻印無しで無理じゃね・・・。
まあやっぱりな回答。そうだよなあ。。。じゃあどうやって対応しようか。
やってみなきゃ分からないがピッキングで行くか。
もし開かなかったらどうしよ。
窓から?とりあえず触ってみたけどクレセントのロックも掛かってる雰囲気。
答えが見つからずに予定が迫る。
そこで全く別件、ロードサービスでダイハツコペンの開錠に行った。
自宅でのインロックということで、玄関から訪問。。。ん~!この玄関見覚えがある。
そう、現況調査をやる予定の玄関と同じじゃないか!
シリンダーの配置やエスカッションの四角さ、何よりドアの格子が全く同じ。
BINGOだよ、絶対これ。
不思議な確信、お客さんに頼んで玄関を見せてもらった。
シリンダーはLXか!
恐らくこれと同一、違ったら仕方がない。
意外なところでヒントを得た気分。
取りあえず壊さずにやって、最悪は壊しちゃえ、部品が合わなきゃ仕方がない。
ここまでやったので不思議と開き直れて気分が楽になった。