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2024年06月

2024.06.25

強制執行現況調査 鍵の開錠 (沼津市)

作業自体はなんのことはない。
裁判所の現況調査のため空き家の開錠。
この作業は執行官と一緒に不動産鑑定士が臨場する。
なんらかの滞納で民事案件となるものの債務者がおらず、競売にかけようにも資産価値が算定できない時に呼ばれる。
闇雲に差し押さえるというわけにもいかず、競売時には算定によって入札の開始価格になるのでは?
もちろん私自身は競売をしたことがないので詳しくはないし、参加してたらインサイダーになるとか聞いた記憶がある。
ただ競売物件は現状渡しにしてもかなり安く入手できることは周知のこと。
不動産業者さえも参加するほどなのだから。


つる草の絡まる1戸建て、なんと玄関横に目を凝らせば。
足長バチと思われる働きバチ2匹ほど出入りしていた。
結構大型の蜂に見えたので一瞬ひるんだが攻撃性は無いあたりスズメバチじゃないと思われる。
ただ刺されたら確実に痛いな。
この夏、どこまで巣が大きくなるのかは分からないが、鑑定結果が出て競売を落札したあと購入者は・・・と考えてしまった。
とりあえずはす向かいの家の人がいたのでハチの巣があることを教えておいた。

2024.06.21

今年は本当に多い自殺現場

今年は本当に多い。
偶然直面してるだけなのかは分からない。
これまで年に1回か2回は遭遇した死体の現場。

いつもは業者ブログとして鍵の種類や開錠の仕事を記事にしているが、今回は世情を書きたい。

先日も自殺現場に遭遇。つい先週は既に腐敗臭のする死体現場だったが、今回はまさか自殺してるとはという現場だった。
ただ亡くなってる人は共通して50代の自営業者。
強制執行で発見されるケースだと資金繰りの悪化だろう。
昨年末から顕著に多く感じている。

資金繰りの悪化するケースだと放漫経営を考えがちだが、最近はそうではない。
むしろ几帳面にきちんと経営していても政治の波に飲み込まれている気がしてならない。
経済紙を読めば毎度書いてある移民流入問題、上がらない賃金、円安による資材高騰。
これらが騒がない静かな日本人を確実に殺していっている。

安価な労働力を入れれば当然日本人の賃金は上がらないどころか、最悪なことは置き替えられてしまう。
労働条件の面倒くさい日本人より、使い捨てのつもりの途上国移民の方が言葉が通じなくてもマニュアル化された作業なら使いやすい。

彼らは日本人の賃金を押し下げる。それは雇われる従業員だけでなく下請けにも波及するだけに自営業者もその余波を食らう。

更に安く仕入れられてた資材、そこにデフレ下で合わせられた単価で請け負わされると、昨今の円安による資材高騰をまともにくらうと資金ショートを起こす。

私も損保の下請けなどでロードサービスなどをやっているが、全く作業単価は上がらないどころか、手間ばかりが増え、更には自動車という資産に思い入れの強い人も多く面倒くさい。
また何よりセキュリティはどんどん向上し、5年前の技術では当然今の仕事をしてられない。それに5年もすれば車はモデルチェンジをして部品も変わってしまう。

掘り下げずに羅列しただけだがそれだけでも、現政府の無策ぶりが伺える。
確かに円安は輸出業者には追い風となるし、輸出が増えれば10%まで上がった税率のお陰で輸出還付金をがっぽりいただける。
弊社は逆に輸入販売しているTurbodecoderなどは売るに売れない。
日本円での価格設定が1ユーロ135円なのだ。今や1ユーロが170円。
待てば是正される物もあるが、移民などは政策として確実にやってるので簡単には終わらない。
まだまだこれからもこうした現場を見ることになる気がしてならない。
縁起悪いと思われるだろうけど、現実問題でもありシェアしていきたい。

2024.06.02

強制執行 シャッターと店舗入り口開錠(三島市)

民事裁判の強制執行は1回目に催告を行い、その日から30日以内に断行が実施される。
時には催告の際に明らかに被告である債務者が部屋を出て、戻ってくる可能性が無いと裁判所が判断した場合は即日断行引き渡しが行われる時もあり、そんなケースは1回しか仕事にならない。
どんなケースかと言えば、家財道具を片づけ引っ越した状態、既に死亡している場合、1か月以上の懲役刑を受けてる場合などにそんなケースがある。

今回は三島の居酒屋の執行。
1回目は催告なのだが、この時は仮に開錠が不可な場合でもシリンダーを破錠できないのが辛い。
しかも今回は家主に断りなく入り口の前にシャッターを増設されていた。
仕方なくまずはシャッターの開錠、そして出てきたのがMIWAのH248タイプのシリンダー。


写真は開錠後なのだが、何せ今や希少となったH248との遭遇、こりゃいけると鍵屋なら思うだろう。少なくとも自分は思った。
ただ舐めてかかると上手くいかないのが常。
このH248こそピッキング窃盗に愛された鍵穴。しかし、当時メーカーも対策をして、ピッキングで内筒が回ってケースロック回しで回すと45度の位置、90度の位置に溝があり、揃ったタンブラーがその溝でまた戻ってしまうため、動かなくなりピッキングでシリンダー内筒を揃えて動かさなくてはならないのだが、これがなかなか面倒くさい。
今回のは90度の位置で溝に入るタイプながら、うまく回せず結構時間を要してしまった。
壊せるものなら壊したい・・・しかし、開けられるシリンダーにギブアップをするのはプライドが許さない。
なんだかんだと1時間ほど時間を要してしまった。
小さな店舗で小窓などもなく、裏口がありそうだが見つけられず。
それでも無事に任務は遂行できた。
当然撤収前に現状通りに施錠しなくてはならないのだが。
なぜかシャッター錠は後付けだし施錠不要の指示が。。。

そして約30日後に断行となる。
この日は店舗内の荷物を搬出し、債務者が入れないようにシリンダーの交換となる。
ところが、施錠しなかったシャッターは施錠されていた。
シャッターの交換シリンダーは交換不要とのことで持ち合わせてないのでまた開錠作業。
しかし入り口は最悪時間が掛かるようなら破錠しようと段取りしていたら、足元に鍵のセットが。
もしかしたらと思えば、債務者が置いて行った様で、前回手間のかかった入り口は鍵で開錠。
店舗内もほぼ片づけられていた・・・ら、案の定裏口が見つかった。
2階へとつながる階段室があったのだが、なぜかここは手をつけず。
入口のみシリンダー交換で終了。

実はこの現場で開錠2カ所とシリンダー交換で見積もっていたので、1か所が開錠不要で思わぬ減額。
仕方がないと思いつつ、ガメツク取らないとなかなか儲からない。

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