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2026.04.20
2016年フェラーリF488 インロック開錠(伊豆市)
久々に味のある仕事が来ました。
最近答えの見えた薄味の仕事ばかりでしたもので、ただ未知との遭遇はそれなりのプレッシャー。
フェラーリF488のインロック。
そもそもフェラーリなんてメーカー生まれてこの方触ったこともない。
唯一の情報はフィアットが資本関係にあることくらい。
個人的には独立時にいつかはフェラーリ買うぞ!という気持ちでいたけど、そもそもコンビニにも寄れない車。
マクドナルドのドライブスルーはどうするつもり?
フェラーリ1本のタイヤ+ホイールで当時国産の中古自動車が買えた時代、国産をいじり倒して乗った方が面白いんじゃねという結論に至った次第でその夢は妄想に終わった。
果たしてフェラーリのハイエースが出たら買うだろうか?
後ろでなくお尻の下で唸るV10サウンド・・・無理。
仕事なので情報は大事。
とりあえずネットで見る限りある1社のサイトが目に留まった。
鍵の記事は何でも開けます系のいわゆる全国フランチャイズ系のぼったくり騙し記事が多く、実績も怪しい中、本当に実績のある記事を見かけた。
そこでは某損壊保険会社ロード-サービスとほぼ名指し的に煽ってた。ウチの様な業者を?
そういうところにできるかは見物ものだ的な内容。
かなりハードルが高いってわけか。
先日遭遇したランボルギーニ、鍵穴をみれば確かに難しそうだし、ルノーのメガネに見た鍵穴もピッキングできねえじゃん的な物だった。
今回はどんな物が待ち構えているのか、やはり無理なのか?その領域にいる資格がないのか。
現場に行くまではかなりのプレッシャーで断りの状況さえ想定した。
しかも今日は嫁さんの還暦誕生日でレストランを予約してあるので延々と作業するわけにもいかず。
どの辺で見切りをつけようか。
できませんで断るのか簡単だが、やらなければいつまでも答えのない敬遠案件。
現場は伊豆市内のコンビニ駐車場って、おーいフェラーリでコンビニに行くのか?!
なんか荷物をトランクに入れた際にキーを閉じ込めたそうだ。
ちなみに前側のボンネットがトランクになっている。
ただ唯一やる気にさせたのが依頼者の声だ。
変に金持ちぶって驕った声色でもなく好感の持てる声だったのがモチベーションを切らさなかった。
あと情報にあったのがF488の鍵穴がドアハンドルを持ち上げて入り込んでるので市販のテンションが入らないというのだが・・・
この年式は2016年らしいので現行車があるのか分からないが見ての通りドアハンドルの下にむき出して設置されていた。
ここまでお膳立てされてはできません、無理ですと敵前逃亡する理由もない。
しかしメガネのようなシリンダーもあるからなあ。
ホンダライフの後期型のような低いマウントの鍵穴、照り付ける日差し・・・これだけでも断る理由に・・・ならないか。
信頼してくれてる限りやり遂げたいものだ。
ここで大事な一文を書いておく、外車の左ハンドル左回しに固執するな!
セオリー通り左回しでピッキングをしたが反応がイマイチ、やはり記事にあった通りフェラーリは開き難いのか?
エアウェッジで煽って・・・そういう開け方はきついなあ。ドアにさえ全く触れたくないオーラがある車。
右に回してショットドライバー・・・これもきつい選択だが、とりあえず閉まる方向と思って右回しでやってみた。
あまりドイツ車のようなグリスべっとり感のないシリンダーはむしろ金属の摩擦を感じるほどタンブラーを押すとガリガリ感があるが正直あっさり回った。
内筒が回る瞬間コツンという感触の後集中ドアロックの音がしたのでもしかしたらと思いドアハンドルを引けば開いた。
つまり左ハンドル右回しだったのだ。
タンブラーの押し込みはアルファロメオのような片側から決めていくタイプでもなく、感触のある物を押し込んでいっただけ。
つまりこの部分が分かっていれば1分程度で済む作業かもしれない。
ただ自分もそうであるが情報がないため疑心暗鬼になり、先入観が生まれる。
多くは敵前逃亡する案件だろう。
持ち主は中古車を2500万円で買ったそうだ。
中古車で2500万円・・・まあ持ち家価格だな。
ただこのモデルはエンジンがV12でもV8でもないV10エンジン。
2016年といえばシューマッハの全盛期・・・2500万円か・・・なんかちょっと欲しい気がしてきた。
買えるかどうかは別にしてやっぱりまだフェラーリには未練がある。
何にせよ自分の時給より高価な車両はきついなあ(笑)。
ちなみに今夜はイタリアンレストランを予約した。
夜は最近勉強を始めたイタリア語学習の教材アプリを勧めたイタリア尽くしの日であった。




