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2016年08月

2016.08.24

SAAB インロック開錠 (新東名駿河湾沼津SA)

新東名の駿河湾沼津サービスエリア上り線でのインロック作業。
弊社は沼津市なので、該当場所に行くには一度新富士まで行ってUターンをしなければならない。
並走する東名高速の愛鷹SAにはスマートETCのインターができたのだが、新東名にはまだできてないのでやむを得ない。現場まで43kmもの道のり。

久々のSAABのインロック。
以前は時々あった作業だが、今は潰れた?ようで、新車のアップデートは聞かない。
該当する車両も少しユニークな作りであった。年式もそんなに古くないので最終型なのかな?

まず運転席は日本への輸出仕様なのか右ハンドルであるが、ドアキーのシリンダーは左側のみ1カ所。
つまり運転席にはついてないのだ。
今回はドライバーはイグニッション用の鍵は持っているが、いつも使っているドアの開閉用リモコンが使えなくなったと言うのだ。
まずは電池切れを疑うのだが、サービスエリア内で電池を買ってきたが症状は改善されず。リモコンが壊れたのかな?

ちなみにイグニッションはスマートタイプでキーシリンダーではなく、キーホルダーによる認証で先端が+型のプラスチックであった。
そのキーホルダーにはドア用のエマージェンシーキーは付いていなかった。

少しピッキングをしてみたが、確かSAABは意外と楽勝だったが、今回は少し手間が掛かった。
タンブラーの感触はあるが、最後の一本?というか詰めの一つが硬くてなかなか押し込めなかったし、ロックボタンが丸見えだったのでプライド捨てて時間を優先してドア枠をあおってみた。
まずロックボタンを上げてみた。いとも簡単に上がったが、開錠になっておらずドアは開かない。
これを左・右ドアとしたが両方ともダメ。
次に室内のドアハンドルを引いてみたが、これもダメ。
つまりはシリンダーを回さないとダメってことね。

再びドアの前に座り込み深夜のピッキングを始めた。
多分並びの関係だと思う。
暫くして左ドア左回しで開錠となり助手席のドアが開けられた。
軽くモーター音がしたのだが、集中ドアロックは作動しておらず、運転席は中からも外からも開かない。
幸いイグニッションキーはあるので、エンジンを掛けてみたら、ドアの作動ボタンが作動しようやく運転席のドアも開けられた。

久々に迷路みたいな車でなかなか楽しかったのだが、帰宅は3時であった。

2016.08.22

補助錠取付 (函南町)

しばらく無かった仕事だが、久々に補助錠の取付作業を受注した。

電話で何度か相談があったので、また少し痴呆気味の人と疑いたかったが、極端で無ければある程度ビジネスでやらせてもらう。
やはり今回も主錠を何度か交換したが空き巣に入られるという、よくある事象であった。

このパターンだとあまり負担を強いるアドバイスをするのは罪だ。だから、なるべく手の掛からないシリンダー交換や様子見を薦める。
今回も見積もり時にそんな話はしたが家族もセキュリティ強化を理解している。
ちなみに主錠はディンプルシリンダーであり、簡単に開けることはできないだろう。

ただドア厚は27mmほどと薄い建具。
ミワのNDZは33mmからの物しか在庫が無いが、早急に着手してもらいたいというので、NDZを加工して取り付けることにした。

てっきりドアの材質は木だと思ったら表面がアルミだった。
考えてみれば27mmの木の扉なんて無いか。。。暑さのせいかうっかり木工用のホルソーを使ったら歯がダメになってしまったが、なんとかドリルを使って事なきを得た。
久々のせいか段取りの悪さを露呈させたが、まあなかなか良い感じで取り付けられた。

取付後、2週間ほど経つが、とりあえず「まだ空き巣が入る」という相談が無いので、とりあえず安心できているということだろうか。
こういうお客さんばかりなら、いくらでも補助錠はつけるし、シリンダーも交換するんだけどなあ。

2016.08.22

BMW320iカブリオレ トランクインロックTurbodecoder開錠(熱海市)

夏休み期間中なので少しブルジョアな車が普段は人影寂しい熱海にも押し寄せてくる。

別荘族の日常の買い物先と言えばマックスバリューかな?
都内ナンバーのBMWのカブリオレ、まず地元じゃ乗らないだろう。
そんな車のインロック。しかもキーはトランクだ。

ロックスミスとしては思わずニヤリとしてしまう。
BMWのZ4を思い出せば良い。あの車はオープンカーであるから、ドアを開錠してもキーが手元に無い限りトランクオープナーは作動しない構造になっている。
トランク専用のシリンダーを直にピッキングしなくてはならない。

さてこの320は・・・。
とりあえずトランクにシリンダーは無い。
オーナーさんが言うように、普段は集中ドアロックでドアが開けば全部開く・・・となるだろうか?

やはりここでもTurbodecoderの登場だ。
ドアを開錠すると、普段は気持ち良く聞こえる集中ドアロックの音が少し不満な音に聞こえた。

トランクのノブを引くと・・・開いた。
オーナーの言う通りであった。

今後このTurbodecoderでの開錠は料金面でロードサービスアシスタントと議論になるが、確実に開く方法でやっていくと現行の料金では少し物足りない。
そろそろ技術を買う時代にきてるのだが、どうもアイスタント業務の方はまだそこまで行ってないようで、同じ作業をやってナンボという感じなのだ。
 

そろそろTurbodecoderも導入して10ヶ月だなあ。

2016.08.15

BMW ミニクーパー Turbodecoder 開錠作業 (清水町)

保険会社の仕事でしたので全容が見えずに単にミニくーパーのインロックか何かと思い現場に行った。

実際は鍵の紛失らしく、弊社で鍵開け後にレッカーを手配してあったそうだ。
窓は半分開いている・・・もちろん手が入るほど。
しかし、手でドアハンドルを引いても開かないしロックボタンは押し込まれるタイプでつまめない。

ミニクーパーは割とピッキングで相性良く開けられていたのでビビるものではない・・・が暑さのせい?なんか開かないよ。
眩しくて鍵穴も覗けられずにいい加減に嫌になって来たところでTurbodecoder登場。

ところが、これも上手くいかず・・・締まる方向に回ったのだが開く方向に回らない。
久々に使ったのでやり方がまずかったか?

それでも、何回かやり直したら呆気なく開いた。
正直高い買い物であったが、買っておいて良かったと思った。

そこにお客さんが無くしたはずの鍵を見つけてきた。
この作業、なんだったの?

2016.08.01

トヨタセルシオ トランクインロック (沼津市)

セルシオのトランクインロックの入電。
てっきり定番のドアもロックされ、ドアさえ開ければオープナーで一件落着すると思ってた。
ところがオーナーは電話口でオープナーが故障していると言う・・・。
これまでは鍵に付属してるリモコンボタンでトランクを開けていたそうだ。

実際、現場に行ってみるとドアは開いていた。
しかしオープナーのボタンは作動しない。
ここでセキュリティが作動していることも考えられるが、見ればオープナーの横にあるトランクロックのボタンが押し込まれてる。
この機構はセルシオしか見たことが無いがトランクオープナーのレバーの横にキーシリンダーがついていて、それを押し込むとオープナーのボタンは作動しない。
解除するには鍵を差し込みシリンダーを回せばよい。
しかし、これをピッキングするには少し面倒。
まず鍵穴が下向きで作業姿勢に無理があるのと市販のテンションが上手く掛からないのでピッキングがしにくい。

専用の工具は売られてるが、何せこの案件は初めてなので需要が無く買ってない。
一度、余計なことで自ら押してしまった失敗はあったが、実はなんとかなるのである。
面倒だがフットパネルをまず外し、内装のロアパネルを外せば、オープナーレバーについたシリンダーの裏側が現れる。
あとはどうすることもできるだろう。

今回はオープナースィッチのコネクターを外し、スィッチを介さないように通電させた。
つまりシリンダーが押し込まれた状態は通電させてないのだ。
ボコンという鈍い音がしてトランクは浮いた。
あとはビスやナットを元の位置にはめ込むだけで、特に難しい作業ではない。
ただ炎天下の下面倒くさあはあるのだが。。。

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