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2019.05.13

ヤマハマグザム シートロック開錠(静岡県駿東郡清水町)

久々に来た!
ビッグスクーターのシート開錠。
シート下のユーティリティスペースに鍵を置いてシートを閉めてしまうんだなあ。

不思議なもので15年前くらいは結構頻繁にあった。
車種も各メーカー多彩だった。
最近は忘れた頃にスズキのスクーターが来るけど、シートを開けるシリンダーがイグニッションでもなくシート横でもく前方と言う表現が正しいのかそこにある。
それでもピッキングで開けたことがないのだが、サイドバー構造なのかな?
ピックした感じはまったく感触がない。
ただ、シートが大きいので・・・とこれ以上は言えないけど。なんとか解決できている。

マグザムは1度やった記憶があるかな?
ヤマハは人気車のマジェスティの作業がよくあったが、構造は同じ。
イグニッションシリンダーがコンビネーションタイプでエンジン始動とハンドルロックの他にシートの開錠も兼ねている。
鍵があればイグニッションOFFの状態からキーを左に捻るとシートが開く。

ただ、いたずら防止措置で鍵穴が奥まっているのだ。
ピック自体も長さがギリギリでマジェスティでは何度かピッキングで解決できたが、ピック自体の力加減に自由度が低く上手くいかないこともある。
マグザムでは周りの化粧部品が分厚いせいか、テンションすら掛けられない。
おまけに今回の車両はハンドルロックを掛けてある。
ハンドルロックを開錠するには鍵穴を少し押しこんで右まわしをしてOFFの位置に持っていかなくてはならず、至難の業だ。
そんなときは案ずるより作るがやすしで鍵を作るのが近道。
そもそもバイクの鍵なんてここ10年くらい作った記憶が無い。
10年の間に一番感じてるのは視力の衰えかもしれない。

元々、視力は良い方ではないので鍵穴を覗いて作りだす技法は上手くはない。
判別し損ねて1段の差ではまってしまうこともよくあった。

ヤマハマグザムのシリンダーは2か所、イグニッションとグローブボックスにある。
イグニッションは7枚のタンブラーだが、グローブボックスは5枚。
以前は覗いて作っていたがいつからかシリンダーを開錠してから外し、分解して作るようになった。
間違うことも少ないし確実性は高い。
そしてイグニッションは覗くことになるが、手前がわの2枚を判別すれば良い。
手際よくやれば10分ほどでできたこともある。

今回は久々なせいもありシリンダーの分解に手間取り、そして切り足す2枚のイグニッション側の判別にはまった。
タンブラーの摩耗や経年での動きの悪さもあるが、やはり一番は目だろうなあ。
それと最近は鍵穴を覗くことも少ないのでそのための照明装置や拡大鏡なども無かったことも作業を遅らせた。

1時間近く掛かったが、それでもシリンダーがそれまで回らなかったのに回った時は鍵屋冥利につきる気分だ。あれは気持ちよい。

純正の鍵もシート下にあり鍵のトラブルは解決。
ただ保険ロードサービスの規定で作った鍵は記念にあげることもできず、シリンダーを回し終わったあとはお客さんに渡されずに廃棄となる。

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