ブログ
2022年06月
2022.06.24
早朝のアパート開錠 (神奈川県海老名市)
今月初旬はコロナ空けをにおわせる好調さがあったが、中盤には早くも腰折れ、後半に入った今はまた止まった。
今こそ政府から支援金が欲しいが、選挙前なのに景気良い話は無いなあ。
ましてや今の政権の・・・と政治の話は胸にしまっておこう。地殻変動が必要なのは政治だけでなく自分の仕事も必要かも。
タイトルに早朝と書いたが、こちらにとっては深夜の対応になる。
5時前の入電で一番眠い時間帯だ。
場所も県外だが、高速走れば1時間ほど。
仕事が無いので条件満たせば行くしかないでしょ。
9時~18時の勤め人が羨ましい。
7時前に現着した。
20年以上前にこの近くに住んでいたが出勤時間帯の交通渋滞は変わってない。
立体交差を設けて多少は緩和されたのだろうか?
ただ風景は一変してしまい、昔の景色を懐かしむ空間は無いかも。
よくあるアパートなので助かる思いだ。
遠路県外から来て開かないとなるとショックも経費もでかい。
夜勤明けなのか少し経ってお客さんは到着。
鍵を無くしたがスペアキーはあるそうだ。
現状把握、段取り、準備、着手、片づけ、確認・・・までやれば10分。
しかし、正味1分程度の仕事。
やがて建て替わると一曲、二曲ある玄関に変わるのかな。
帰りはノンビリ、モーニングを食べて帰ろうとココスのビュッフェを利用した。
そのせいではないと思うが箱根峠を過ぎたのは10時過ぎになってたかも。
県境を越えて帰宅したら昼前・・・やっぱ遠方は疲れるかな。
2022.06.21
フォード フォーカス ボンネット開錠(沼津市)
タイトルに書いた通りボンネットの開錠作業。
この仕事は経歴としては長い方だと思ってる。業歴としては25年以上。しかし、ボンネットの開錠は初めて。
入電時に一体どんな作業なのか皆目見当がつかず。
ドアを開ければトランクオープナーがあり、そこを引けば万事解決。。。そんな一般論しか思いつかない。
ただ依頼はボンネットにシリンダーがあり、その中に鍵と携帯電話を入れてしまったと言う。
またフォードフォーカスは2回くらいドア開錠をしたことがある。キーはHU101でTurbodecoderも対応しているが、このフォードについては所有しているTurbodecoderは8ピンなのだが、車種によっては9ピンの車両があり新規格のTurbodecoderがラインナップされている。ただフォードも日本からディーラー網は撤退したし、この9ピン仕様は上陸してないと踏んで用意してない。ただ世の中には物好きはいるから平行輸入だって無いとは限らない。
とりあえずこのトランクにシリンダーの意味が分からずネットで検索したら、ある自動車修理業者のページが目に留まった。あ、こういうことか!フロントグリルにシリンダーがあり、そこをキーで開錠しないとボンネットが開かない。どうやら自動車修理工場でも突然入庫されて困った経験がある人がいたのだろう。
更に写真をクローズアップすればシリンダーはモンデオなどと同じジャガーキーであった。
久々のジャガーキーの開錠に不安はあるが、逆になんとかなりそうだと楽観できた。
作業中だったのでフロントグリルはお客さんにて外した状態だが、この位置にキーシリンダーがあり、左に回すと半ロック解除になりそのまま右に回してラッチ解除となるようで、確認してないが室内からは開けられないそうだ。
これがジャガー共通のピックである。
購入時に最後の1個とか言われたが代替え品が出てるようだ。
そしてタグにあるように右まわし専用とのことだが左回し用は注文入れたがいまだに来ないし、既に注文を出した業者は潰れている。20年以上前の話ですが。
ちなみに右まわしだけでなく左回しにも使えてます。
この突起でシリンダー内のロータリータンブラーを合わせていくのですが、ディスクタンブラーのような感触はなく、一段一段合わせていくのです。
確か4段あり、タンブラーはジャガーで6枚、フォードで4枚?のような記憶が。ちょっと曖昧です。
合わせては爪を引っ掻け開錠チェック、失敗して回すとリセットさせるとか言われたけど、まだ経験ではそんな難作業に当たったことが無いのです。
偶然にしても大体がすぐ開くケースが多かった。
それでもこのジャガーピックはかなり活躍してくれた治具の一つです。
2022.06.20
アウディ A1(2016年) インロック開錠(静岡市清水区)
昨日アウディTTで運気が回ってきたか今日もアウディ。
しかもA1の2016年式、これまた久々のTurbodecoderの登場である。
今日は静岡市清水区のガソリンスタンド。
A1という小ぶりな車で、今日もセレブチックなお姉さんに遭遇できると楽しみだったが、そこは裏切られたのでさっさと仕事をしよう。
現場着くなりお客さんが状況を説明してきて
「そんなことってある?」
と自分に言われてもなあ。。。あるよとしか言いようがない。
キーをバッグに入れて助手席に置いて、このガソリンスタンドに預けて洗車か整備でもしてもらってたのかドアに汚れがあったので店員にクレームを言って、拭いてもらってた矢先に施錠されてしまったそうだ。
雰囲気的に相当スタンドの店員に詰め寄ったのかな?
それでそうした状況下なら施錠されてしまうことはある。
まずキーをセカンドバッグに入れて助手席に置いた時点で降りたらアウト!
キーが発する電波が途絶えて、車が運転手が離れたと判断し盗難防止のために施錠してしまう。
以前マスコミなどで騒がれたリレーアタックを逆バージョンでやってることになる。
自ら発する電波を抑制してしまってるのだ。
もちろん、今までそれでも問題なかったとよく言われるが状況によってはと付け加えておく。
久々のTurbodecoder、やはり1回目はエラーとなり2回目に開錠。
ただ久々なのかボケたのか右ドア左回しで開いたと勘違いして治具を鍵穴から引き抜いたが開いてなく、再び鍵穴にセットしてゲートバーを開けて回したというオチがついたが。
鍵穴は横向きのホリゾンタルタイプ、これはL型ピックではちょっとやり難い。
実際VAG2はワーゲンでも開けにくいがTurbodecoderでは得意とするシリンダー。
近所に自動車工場があるのだが、アウディということで断られたそうだ。
それにしてもコロナ空けのこの頃、外車に乗る人が減ったなあ。
コロナ空けに合わせて燃料高になってしまったことにも一因あるようだが。
2022.06.20
アウディ TT インロック開錠 (伊東市)
久しぶりのアウディ。
このあたりの車が一番テンションが上がる。
しかし、入電の際は翌日夕方の予約ということであったが、入電後にお客さんから電話が来て更に1日延期した昼過ぎの14時に変更。
なんか雲行き怪しいな。
こういうパターンってやがてキャンセルというケースは結構あるし。
とりあえず該当日の昼にこれからうかがう旨の連絡をした。
そしたら携帯番号が違う、別の番号に掛けてくれと言われ、挙句に13時じゃないのか?って時間まで。
おいおい「「アンタ14時って言ってキャンセルが嫌なので念を押したぞ」。
とは言ってもこちらも客商売だし、13時着は無理なので13時半までに行くということで雨の中出動。
リゾートマンションなのかな?
高層物件ではなくメゾネットの低層での作りでなんともセレブチックな集合住宅。
そんな風系にアウディTTは似合うなあ。
オーナーも女性で年齢は自分に近いかも、でも服装もいかにもオシャレって感じで別の意味で良かったなあ。
お近づきになりたいが、作業服の自分じゃなあ。
作業自体はHU66の初期型、フィリップピックでイケルかと遊んでみたが、どうもフィリップピックはワーゲンのビートルでしか開錠実績が無い。
テンション掛けてL型ピックでタンブラーを抑えるオーソドックスな方法で作業。
一応手こずった時用にHU66 VAG1のTurbodecoderは用意してきた。
ただ残念ながらこのVAG1用はまだ開錠経験が無い。
というのも手こずって時間を多少要したことはあったが、L型ピックで開かなかったことはない。
今回もすぐにワンクッション入り開錠成功。
それでも20年前はこの内溝シリンダーに難攻不落の恐怖心を覚えたものだが、今からするとなんて楽な作業だ。
素直に反応してくれて、開いてくれる。
おまけにこうした高級車に取りつけられていて、多くの業者が敬遠するので作業のハリもある。
事前段取りでドタバタであったが、呆気なく作業は終わり撤収となる。
2022.06.16
スズキバークマン400 インロック(伊豆の国市)
聞き覚え名の無いバイクの名称だったが行ってみればスカイウエーブの後継車らしい。
デザインなどは僕みたいに無関心な者にとっては同じに見える。
シートインロックということで早速シリンダーを触ってみたが、よくあるケースでは左へ回すとシートが開錠。
押し回しだとハンドルロックが掛かるのが多かったが、これは右へ押し回しだ。
いたずら防止で鍵穴は深いのでピッキングはし難いばかりか、押し回し・・・これは無理。単純に右へ回せと言うなら粘ってピッキングで開けることもできるかもしれないが、押し回しはテンションの微妙な加減が難しい。
少しやってみたものの、やはりダメだった。
ただそれで終わってしまうならこれまでの経験が無になる。
スカイウエーブも晩年は開かなくなってきていたのだが、シートに緩さがあり、真中あたりを狙えば腕が辛うじて入る隙間ができた。そしてこのバーグマンも同じ感じ。いや少しスカイウエーブより固いかな?
でもなんとかなりそうだ。。。途中省略。。。なんとかなった。
キーをつないでいるヒモに手が掛かり引き出せた。
実は荷物が結構詰まっていて失望しかけていたのだが、細かな物を隙間から出してなんとか手が遊べる空間を作った。
でもこれは鍵屋の仕事じゃないなあ。。。と思いつつも背に腹は変えられない。
2022.06.10
BMW C400GB インロック 伊東市
伊東市でBMWの2輪車、シートインロックの依頼であった。
BMWは2輪車でも2トラックの内溝シリンダーで比較的新しい年式でやったことがあったが、いつも使うWテンションの掛りが浅くピッキングが厳しかった。
今度も・・・そう思い、ナメて現場へ向かった。
C400GBという車両自体よく分かってなかったが簡単に言えばビッグスクーターであった。
肝心の鍵穴は当然シート横に無く下向きにシート下にあったが、駆動のアームはスイングアームで良いのだろうか、鍵穴を見上げるように顔は入らず。
テンションは2.7mmでしっかり掛かったので一応L型ピックでなぞってみたが感触的に片側なのかな?
ただタンブラーに触れてもきちんと押しこめずギブアップ!
鍵穴も見えないので無理。
ということで早々に断念した。
久々の仕事だったがなんとも後味が悪い。
- 1 / 1