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2022.08.01
日産ラティオ トランクインロック (静岡市清水区)
入電時既に情報は入っていた。
「トランクインロックでトランクオープナーはついていない。」
しかし、送られてくる情報はあまり鵜呑みにしない方が経験上良い。
物事百聞は一見にしかず。
まずは現場へ。
現場は個人的に大好きな場所、由比漁港内だ。
案の定、該当の車両はドアは開いていた。
一応オープナーを探すが付いてなかった。
かくなる故はトランクシリンダーからの開錠を!
試みようとしたが意外と鍵穴が深く、テンションが深い物用でないと周囲を傷つけてしまう。
こうなってはオーソドックスな手法だが鍵を作ろう。
普段は積んでいないブランクキーとサンプルキーは持ってきた。
ところが、コードブックを忘れてしまった。
最近あまりキー製作などしないものですっかり個々の高さを忘れてしまった。
本来ならシリンダーを外してきて、記載されたキーナンバーをコードブックで検索してしまえば終わりなのだ。
エンジンを掛ける必要もない、トランクさえ開けば良いのだから。
しかしコードブックが無ければ・・・とりあえずシリンダーを眺めてシャーラインが揃うようにカットしよう。
日産のM397は10分の1mmで段差出ていたけど、こうなったら回るキーを作ろう!
久々な作業、段取りも悪いながらドアシリンダーが回るようにカットできた。
ちょっとひっかかりが気になるのだが、そこは勢い。
トランクシリンダーに差してみればエイやと一発開錠。
まずはミスをカバーできて良かった。
コードブックは積んでおこう。
帰る頃にはすっかり暮色が濃くなってきたが、今が夏至で日中の一番長い時期。