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2023年01月
2023.01.27
ホンダフリード インロック開錠 (沼津市)
お昼になる頃の入電。しかも近場。
「お昼ご飯は?」
つまらないほど近所ですぐ帰ってくると家内に伝えた。
作業時間は5分・・・いや毎度のこと1分程度だろうか。
舐めていた。
近日寒気が日本列島を包み、ここ静岡県も結構冷えていた。
さすがに雪が降るまではないが、それでも朝は氷点下まで落ちるほど、日中も5℃程度。これは静岡では寒い。
車両はフリードでさっさとやって帰るつもりであった。
ところが・・・開かない。
ホンダの4トラックは通常左上と右下を決めて右下奥のタンブラーを押しこむと45度回るのだが、奥のタンブラーを押しこむほど他が決まって行かない。
なぜだ?
寒さで体が震え始めたから?そんなことは理由にならない。
それなら奥の手とロックボタンで行こうと思ったが、ホンダは押しこむタイプ、これが簡単な様で上手くいかないのだ。
見える場所に鍵がある・・・ならばこれを引っ掻けて・・・リモコンの締まるボタンは押せたが開くボタンが押せない。
輪っかに引っ掻けてこちらに持ってこようとしたらフロアに落ちてしまい万事休す。
開かない、ギブアップか?
すっかり冷えてしまった身体、もちろん防寒着は着ているが、足元から冷えてくる。
開き直り再三のピッキング。
左上、右下・・・だけでなく固いタンブラーがある右上と左下も。
ダメだ。
繰り返すこと何度やら。
あまり触らない右上を丁寧に押しこむと少し傾きが増すが調子こいて他のも押すと逆に全部がリセットされてしまう。
ただ不思議なものでこの少しの傾きを右上と左下でみつけられた。
そしたら左下奥のタンブラーを押すレベルまで鍵穴が傾き奥のタンブラーもしっかり固くなった。
よっしゃーと言うよりかなりの疲労困憊。
ごく普通のホンダの4トラック、同型車を1分経たずに開けてるのに舐めてた。
気が付けば恥ずかしながら1時間45分が過ぎていた。
でも1時間45分ギブアップせずにやった自分は称えたかった。
2023.01.16
ダイハツ ハイジェットインロック開錠(下田市)
今年も半月が経ってしまった。
今年は取引が薄くなる元請けが増えるだろうなあと思ってる。
1社はちょっと社風も合わないし、そちらに合わせてやって行く気もない。
そもそも、ピーク時には月20万円くらいの作業ボリュームがあり、平均でも数万円だったが、ここ最近はゼロの月があったり、多くても2件程度。
上得意リストからは完全に外れてる。
そのくせ外野からのアドバイスが多すぎなので、切っても良いレベル。
あればやってやるくらいの感じになってしまうなあ。
もう1社はピーク時には月40万円を売り上げていた。
さすがに原因が鍵の不具合ばかりで、今採用しているシリンダーは欠陥品なので電気錠などに切り替えた方が良いとアドバイスしたほど。
その会社も一昨年は月10万円くらいは平均してあったが、昨年夏を境に一気に減った。
管理センターに聞けば退去と同時に電気錠に交換していってるそうだ。
メーカーのシリンダー対策も行き届き、またコロナ禍のせいか夜出歩いたり、遅くまで残業するケースが減ったせいか作業依頼は減り、月1件あるかないかのレベル。
栄枯盛衰、仕方がない部分だ。
前置きが長くなったが、手をこまねいていても仕方がないと今年は新規に1件取引先を増やしたいと思ってる。
実は以前一度受けたかな?ただ弊社側の賠償保険の件で取引が継続しなかった。
当時はそれでも忙しかったが、こう時代が変わるとあまり贅沢も言ってられないので改めて再(新規)契約をした。
1月4日にオンライン上で契約書を交わし、早速1月5日に入電。
よりによって下田市まで遠方に軽貨物自動車のインロック。
下田市と言えば海の方の仕事は多いが山の中、しかも作業車のレジアスエースでは登れないのでは?と思う急坂で狭い道。
入り口でお客に電話をしてここで良いのか確認するほどだった。
作業時間1分、現場まで2時間少々。
呆気ない新規取引先1件目の作業であった。
2023.01.15
ホンダフリード チャイルドインロック開錠 (沼津市)
ホンダフリードのチャイルドインロックが入電した。
2歳の幼児が車内に閉じこめられてのインロック、夏であれば大変だ。
とはいえ冬でも親としては取り乱してることが多い。
作業業者としても、アイスタント会社にもよるが万が一に備えて2社に依頼される。
万が一とは一社が渋滞や事故などに遭う可能性も否めないのである意味現場までレースとなりあまり気分の良いものではない。
それなら1歩譲ってキャンセル料だけいただいても良いかなと思うこともあるが、時々二社手配できずに一社しか来ないこともあるので手は抜けない。
そういえば最近ラーメンは2000円でも価値があるとか、有名実業家や政治家、タレントがSNSにあげていた。
僕の価値観ではラーメンなんて500円で気軽に食べられる庶民の物。
そういう考えでは日本のデフレは脱却できないと否定されてしまった。
もちろんラーメンに魂入れて新しい味を追及する人を悪く言う気はないが、それならラーメンという名称でなく新しいネーミングで付加価値をつけてはどうだろうか?
ラーメンという限りは飲んだ後の夜食や、金の無い時に餃子を追加で食う庶民の物で財布にも優しい食べ物だと思う。
そんなことなら、こうしたチャイルドインロックなんか桁を一つ増しても良いんじゃないだろうか?
この作業もインロック作業代金、人が中に閉じこめられてようが、鍵を紛失してようが、作動不具合であろうが同じ料金。
もし手順が悪く中の人が具合を悪くしたり、最悪は亡くなったり・・・一応大袈裟だけど、そんな責務を背中に追ってるつもりなんだが。
ラーメンより付加価値はあると思うがどうだろうか?
案の定現場の車内には女の子が泣きじゃくっていた。
作業後1分とはいえ母親には長い時間であっただろう、無事開錠。
不思議なものでパタっと泣き止む。
物価は上がっても作業料金は上がらないよなあ。
原料が無いとはいえ燃料は高騰するし、その他諸々確実に利益を圧迫しているんだが。
2023.01.10
鍵紛失の際は身分確認証を!(沼津市)
1月2日、今年は年初から嫌な気分の問い合わせだった。
損保アシスタントから集合住宅の開錠依頼だったのだが、鍵を紛失したそうだ。
ところが自身を証明する物が何も無い、また話を聞けばシリンダー開錠はができない種類の様でしかも2ロック。
早々に損保のアシスタントは破錠不可を示し、また確認書類が無いので作業続行も不可としたのだが、肝心の監理会社も正月休みで入居者を名乗る人間は食いつく。
あげくに警察を巻き込んできた。
こちらも警察権限での開錠なら文句はないのだが、民事不介入の原則で警察は事件性の無い物には警察権力を行使しない。
損保の方も警察立会ならと言ったせいで、交番に逃げ込んだようす。
ところが確かに交番から電話を掛けてるかもしれないが、それで警察立会と言うわけにはいかないのだが、これがなかなか諦めつかない様子。
多分入居者には間違いないのだろうけど、それを証明する物は何も無い。
もしこの1件を許せば他にも同じ案件など腐るほどあり、それらを全部許可することになるのだが、どうもその辺が理解できない様子で、会社のHPを見てくれと言う始末だがそこまでして受ける筋合いでもないし、それは公的証明とは認められない。
パスポートは期限の切れた物が部屋にあるそうだが、期限切れが有効とは思わない。あくまで原理原則で。
この入居者、踏ん張る気持ちの裏づけが管理会社を通す際は身分証明を要求されるが、無い場合はご自身で鍵業者に依頼して下さいという一文を見つけたそうで鍵業者なら杓子定規なことは言わない、緩いと踏んでいたそうだ。
しかい申し訳ないけど弊社も依頼をくださる物は、裁判所の判決に基づいたり、捜査権の下での開錠で、皆さんのその許可や権限を取るために手間を取ってる。
さすがぬお断りとなった。
内心やっちゃえばという気持ちも正直あった。
でも4日に再び連絡が来て免許証を再発行したというので現場に向かった。
ところが、構造的に夏の弁護士案件の執行現場を思いださせる2ロックのプッシュプル錠、しかも現場に電源らしきも見つからないし、時間も夕方。
今からやって・・・何時間掛かるやら。
壊さなきゃいけないことなど諸々説明してたら、話が違うとか言い始めた。
なんでも管理キーシステムでシリンダーが外せて同じものを即入れられると思い込んでたようで、どうもこの方は勝手に話を自分の都合の良いように作る風潮があるようだ。
さすがにケンカ腰で話が違うとか言われてこれから時間を掛けて壊すのにあまり良い気分ではないのでお断りした。明日には管理会社も営業を始めるでしょう。
逃げるんですか?
ってそこまで言われちゃやる気など1mmも無い。
そうですかと一言放って現場を離れた。
何事も売り言葉に買い言葉。
2023.01.09
機械式テンキー錠不具合 (沼津市)
実はこの方、アシスタント会社を通じて2時30分に入電した。
すっかり眠りについてからの電話で、さすがにちょっと出動は無理。
実情は理解できず、なんでもアパートの開錠依頼であった。
ただテンキー錠は故障している・・・というながら開きますかね?と言われたので無理ですと本心を言ってしまった。
当然今回は受注しなかった。
さすがに未明の時間帯で得体の分からない現場、やたらと冷え込んだ夜、ちょこっと見てから判断するには心動かすほど作業費をいただかないと厳しい。
仕事はしたいが今回は辞退しよう。
ところが翌日にまた問い合わせがあり、不具合の件は入居者がガチャガチャやったら作動し入室できたそうだけど、また同じ症状が起きかねないので点検の依頼となった。
まあ解決してたなら良かった。。。でももし受注して現場に向かったらキャンセルになってたかもしれないと思うと、さすがに深夜未明にキャンセルされたらちょっと痺れるなあ。
入居者に当日の状況を聞けば原因が明らかになってきた。
暗証番号式のテンキー錠、必要ない番号は押さないもの。
うっかりそれを間違って押してしまったのが動作不具合の原因。
機械式なので押したボタンの戻りが悪くて押され続けてしまったようだ。
ボタン不具合の原因となったのが、このボタンと本体の隙間に砂埃のようなゴミとボタンの腐食が若干あり、固着したのが原因のようだ。
個々のボタンの動きを軽くすることで渋かった開錠がスムーズになった。
売上金は数千円減ったが、大事な睡眠と引換てのリカバリー作業、まあ良かったのかな?
深夜は頻繁にあれば用意するけど、時々1件だけってのが厳しいな。
このままだと深夜は休業扱いになっていくような仕事状況だし。
2023.01.08
トイレのノブが外れた?(富士市)
昨年最後の仕事がコレ!
12月31日、トイレのドアノブが外れ掛かっているので修理の依頼。
外側のノブが抜けかけて浮いているのが一目で分かる。
ただこれ、部品を留めてるビスなどの緩みでなくノブをとどめる部品が破損している可能性がある。
このトイレ錠は内外でノブをビスで留めてる物ではない。
木ネジで留ってる外側のノブを外せば砕けた部品が落ちていた。
修理不能で交換となった。
トイレくらい安心したい場所。
賃貸住宅だし、修理代は管理会社なので心置きなく交換させてもらった。
2023.01.06
ホンダの電気自動車もか?(富士市)
先日テスラの電気自動車が鍵穴が全く無いようだと記事に書いたけど、ホンダもか!
反対側運転席は見えなかったが助手席側はテスラと同じようにロック時はボディと面一になる方式。これもカードキー等認証装置を持って来ればドアハンドルが出てくるのだろう。
幸か不幸かホンダの電気自動車がヒュンダイのように爆発したという話はまだ聞かないが、いざという時はさすがに困り物。
事故で横転したり、ドライバーが身体不具合で車内で意識不明になったりしたら・・・。
更にこの車で驚いたのがサイドミラーが無くカメラのような突起になっていた。
多分これで周囲を撮影するのだろうがどれくらい視認性があるのかは自分は知らない。
ミラーよりも良いのだろうけど、確認が常時モニターでできるのか、それとも前方へ走行中は要らぬ情報は映らないのか・・・低速時は?高速時は?
当然加味されて認可を受けてるのだろうが頭の中が保守的なせいか斬新な物には懐疑的になってしまう。
いずれにせよ、仕事が減るのは困った物だ。(笑)
2023.01.05
シリンダー交換とリモコンキー登録 (函南町)
不動産屋さんからの依頼、シリンダー交換なのだが転売用に購入した中古住宅が築年数浅い物件で錠前が今風のリモコンキーとカードキー仕様。単にシリンダーキーのみなら簡単なのだが、さすがに不動産業界にはリモコンキーの取り扱いはまだ情報が下りてきてない感じだ。
とりあえずリモコンキー2個とカードキー2枚があるのでそれを生かして(なるべく安価で)、現在ついているシリンダーを交換して欲しいという依頼。
入電時はリモコンキーがどんな物かも分からず、後付けでハンドルのみを交換したものかどこのメーカーも不明でもしかしたら全部取り替えの可能性もあったが、現場を見ればサッシメーカーの物。
ご覧の通り、エマージェンシキーが上下に付いているが、カバーされており通常はリモコンキーかカードキーで施解錠する設定のようだ。
シリンダーは残念ながら入居者が変わるので部品交換した方が良い。
この手のカード-キーとリモコンキーは上書き方式で再登録をすれば、その登録時点で無い物は情報が削除されて使えなくなってしまう。
元々いくつのカードキーとリモコンキーがあったのかは不明だが、仮に3個ずつあっても今手元の2個を再登録すれば、元々使えたとしても残り1個は使えなくなる。
ややこしいようだが、理屈を理解できれば簡単であり、コストパフォーマンスでも良い物なのだ。
登録方法などはメーカーがHPで掲載してるのでそれを参考にしながら登録することになる。
これからの住宅はこうなっていくのかな?
このシリンダーはアルファ製なのだがサッシメーカーのOEMなのでサッシメーカーからしか注文できない。さらにサッシメーカーではオープンプライスで価格を出してるので部品代で儲けられないため、作業工賃でお客さんに請求するしかない。鍵屋としてはあまり面白味が無い商売なのだが、リモコンキーの登録で付加価値をつけた作業であった。
2023.01.04
トヨタダイナ改キャンピングカー インロック開錠(沼津市)
実は今年第一弾の仕事がコレ。
沼津市戸田でキャンピングカーのインロック。
ダイナ改のキャンピングカーは何度か開けたことがあったが、今回はマヌケにも瓢箪からコマだった。
トヨタダイナと言えばキャンピングカー意外にもヤマト運輸などでも使っており、そちらを含めて結構な台数の開錠をしているが、キーはM382なのだが、なぜか全部が全部上手くいった試しがない。
少し傾いて止まってしまったりすることが多く商用車でもあるので開け方を気にする人が少なく、ロックボタンを引き上げて失礼することが多い。
しかしキャンピングカーとなると、治具を挿入するすぐ上に寝台の出っ張りがありこのやり方だと当たってしまう。
また乗用として乗られ、ワックスの艶やかさそのままで乗ってる車(トラック)が殆ど。感覚は乗用車だ。
南伊豆でこの型のキャンピングカー(キャンピングカーでの名称は忘れた)は治具の方を無理かけて曲げてやったが、同じやり方ではもうやりたくないなあ。
しかし昨今の車中泊ブームでこの車が結構売れてるらしい。
販売価も高級車並みに高いがコロナの影響もあるのだろう。
さて今回も県外からの車だった。
これはまさに現場から撮ったのだがなかなか良い風景だった。
その前に仕事だ。
案の定、いつものようにドアシリンダーがなかなか回らず。
そうしたらお客さんの方で「こっちを開けてくれても良いよ」。
キャンピングカーなので荷台と運転席はつながってる。
当たり前だけど、ドアシリンダーに固執して忘れてしまっていた。
シボレーのアストロでも後部キャンピング改造した車を後部から開けたことがあったなあ。
しかし、お客さんの指示する扉の鍵穴を覗けばディンプルキーであった。
一か八かやる価値はあるけど、改造業者がどんな部品なのか分からないしなあ。
安全見るなら運転席で続行と思ったら、横の小窓を指し、「ちょっと固いけどこっちでも良いよ!」
ダメ元で物は試しにやってみた。
鍵穴の幅が2.5mmで適当なWテンションが無いので自作のシングルテンションで。
確かに少し振ると硬かったが、意外と難なく開錠できた。
2ロックあるが、時間的にはこっち2個を開けた方が断然早いことを学習した。
次回は迷わず、こっちを開けよう。
2023.01.03
アウディTT(2010年) インロック開錠(御殿場市)
明けましておめでとうございます。
本年もOffice雅を宜しくお願いします。
ということで年明けての作業を紹介します。
今年弊社は1月1日より営業しておりました。
お陰で日中はキャンピングカーの開錠(機会あれば後日ブログアップします)があり、その後夜にアウディの開錠が入り、更に追い打ちをかけるようにクライスラーとなかなか良いテンポで新年の作業を始めてます。
日中は15℃近くまで上がる当地でも夜間は5℃を切り、作業車のインジケーターには凍結注意のマークが出てたほど冷え込みます。
この日の御殿場は夜9時で2℃。数字で見ればたかが2℃で騒ぐなと言われるかもしれませんが、この気温で自動車の扉を前にしてジッとしゃがんで作業することはなかなかの労力。
動いていればまだ誤魔化せても、寒さでガタガタと奥歯を震わせると手元も狂います。ましてや沼津と寒暖の差が3℃あると・・・厚着すれば身体が重く感覚鈍るし。
この日の該当車両はアウディTT。2010年製だったのでHU66後期のVAG2。
テスターキーで確認できTurbodecoderを使用。
VAG2は開き難いシリンダーと言われ、正直ウチもこの工具が無ければ嫌かな。
2016年に導入して7年目の道具は今回も威力を発揮してくれ1分程度1発でシリンダー開錠となりました。
長年使ってたのでピンが不安定かな?と思うこともあるけど、最近は特に難なく使えてます。
今日は御殿場プレミアムアウトレットで新年のバーゲンでもやってたのか、結構な混雑だったようです。
弊社ではTurbodecoderの販売を行っております。
関心のある方はお気軽にお問い合わせください。
まだまだ対ユーロで円安ではありますし、航空便の値上げなど輸入に良い環境ではありませんが、今年も頑張って販売もしていきます。
こんな寒い夜のような作業が億劫な時は投資した分は安く感じます。
今回の現場での滞留時間こそは5分ほどですが、作業自体は1分掛かったか掛らなかったというくらいです。
是非、ご検討ください。
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