ブログ
2025.01.06
トイレが開かない(藤枝市)
トイレに閉じこめられて人が出れない。
正直よくあるトラブル。
原因も大体想像がつく。
よくというかほぼ80%はラッチの故障ではないだろうか?
トイレ錠などによく使われるレバー、ドアノブ用の空錠ラッチがよく破損しレバーやノブで動かなくなってしまうのだ。
ラッチ本体の破損で中の爪が折れてしまい、レバーやノブが動いてもラッチ自体を動かせなくなってしまうので閉じこめられてしまうのだ。
解決策は多くのトイレの扉が外開きなので扉と枠の間に薄い金属プレートなどを差し込みラッチを引っ込ませることができれば扉は開く。
時々ラッチの頭が飛び出してしまうケースがある。
こうなってしまうと簡単にラッチを引っ込ますことができなくなる。
現場によって対処方法は様々だが、隙間が大きければラッチの頭の三角の部分と扉奥側の心棒をカナノコなどで切れば良いが、これが動いてなかなかやりにくいはずだ。
もちろん頑張って落っこちかけた頭を位置修正しながら引っ込めることができればラッキーだ。
あとはノブやレバーを撤去してしまい扉に収まるラッチを破壊して落ちかけた頭を引き入れる。
ただこれも状況によっては上手く行かない。
結構様々なケースが想定できる。
しかい今回はレバー錠であったがラッチが原因ではなかった。
原因はこれであった。
トイレ使用時に施錠したら開錠できなくなってしまったそうだ。
幸いトイレからは先のラッチを引っ込める方法で脱出できたのだが、ラッチの破損はなかった。
むしろこのロック側に問題あり。
この表示錠は使用時にこの錠の中に上下にスライドするプレートが下がりレバーを固定し、ラッチを開けないようにする構造だ。
その錠が青表示に戻したくてもプレートが戻らずレバーが機能しなかったのが原因。
なぜ機能しなかったのか?
残念ながら錠を外しても分解対応してないため確たる分析はできなかったが、恐らくプレートが斜めになり上下動しなくなったと思われる。
部品を取外しテストした際も最初は動きがイマイチ良くなく、時々その症状が現れたのだが、非分解な部品ながら隙間から油を垂らし浸透させたらその症状はでなくなったので恐らく推理は当たりだろう。
できれば分解してきちんと洗浄したかったが、無理に分解して戻せなくなっては論外なので症状も解決したので良しとしよう。