ブログ
2024.08.11
トヨタプリウス インロック開錠(富士市)
機械が発展すれば人間は無力になる。
昨今の乗用車を見てるだけでつくづく感じる。
むしろローテクな時代の方が人は賢かったと思う。
自分でなんとかしようと、機械の仕組みや本質を理解しようとしたし、それがそんなに難しい物では無かった。
プリウスのようなハイブリッド車でもバッテリーがあがるのはご存じだろうか?
ハイブリッド車は発進時や市街地では電気モーターを動力とし、高速走行などでは既に慣性もついてるのでエンジンが作動する。
これでバッテリーが上がってしまうとは・・・・?とてもじゃないが蓄電池をチャージするバッテリカなどは持ってないし、存在するかも分からないが現実にこの手のトラブルはある。
この現場ではないが開錠しても車は何の反応もない。
発売当初は困ったものでなんのことかさっぱり見当がつかなかったが、発売から相当年数が経ち、販売された車両も増え、多少は現場にもノウハウがついたので今となっては「ああ、またか」程度のトラブル。
長期間不動だとモーターの主動力となる蓄電池も放電してしまう。
そして、蓄電池の電気がなくなると速度に関係なく作動するのが小型エンジン。自動で始動するため別の小型バッテリーを搭載していて、それが動くことで蓄電池にも充電するのである。今は車が動くことで回生モーターとかもついてるのだろうけど。
なかなかドライバーはそこまで理解して乗っていない。
久々に乗ろうと思えばやれリモコンキーが作動しない、ボタンを押してもスタートしない・・・冷静に分析して欲しいところ・・・無理かな。
2024.08.10
トヨタランドクルーザープラド 鍵が開かない(沼津市)
鍵のトラブルと言うのだろうか、入電では鍵はあるが開かないというインロック扱いでの開錠要請。
確かに現場で鍵を預かったので鍵はあるのだろう。
ちなみに鍵は弊社で日頃使ってるトヨタレジアスエースと同じ、M382のキーとヘッドにドアロックのリモコンが付いた物であった。
持ち主は日頃リモコンでドアロックの開閉をしているらしく、ボタンをいくら押しても反応せず開かないと言う。
本来ならドアのキーシリンダーに鍵を刺してあげれば解決するだろう。
ただ今回はあえてリモコンで開けるためにドア横に足を運んだ。
もちろん難なく開錠。
察するにフロントガラスには太陽光を遮る市販のウレタンシェード、窓にも貼りつけタイプのサンシェードでガラスを覆ってた。
想像するにこれのために電波が届かなかったと思われる。
赤外線や紫外線を反射させるのだからリモコンの電波が跳ね返っても不思議はない。
それよりなぜ鍵で開けようとしなかったのか?人間の機械への劣化はここまで進んでしまったのかと思いたくなる。
2024.08.07
合鍵の受け付けについて
最近また合鍵についての問い合わせが増えてきた。
自社名をネットで検索したら、大手のGoogleは当然、驚いたことに合鍵が作れる業者という一覧に出ていた。
サイトの業者自体掌握してない。
察するところ一覧をデータにして自社サイトを作ってるのだろう。
以前も記載したが鍵のコピーについては原則やってません。
どうしてもというケースであれば納期をいただき作成することは可能です。
納期は1日~1か月程度。出張作業の手の空いた時にいたしますのでご容赦ください。
即日お待たせしてのカットやお預かりはいたしません。
また鍵の種類によっては在庫の無い物やメーカーに発注する物もあります。
シリンダーの持ち込みの無い鍵のカットについては鍵が回らない、鍵が抜けなくなった、動きが渋いなどのクレームについては一切御受けできません。
費用については1100円~となります。
2024.08.02
ホンダGB250クラブマンキー製作失敗(下田市)
ブログではプロモーションも兼ねてるので成功談ばかりだが当然成功の裏にはそれなりに失敗もある。
つい先日のことだがGB250というオートバイの鍵を作成できなかった。
今となってはなんで!と思うがその時点では精一杯だった。
現場が下田ということもあり、お客さんが調べた業者で弊社は唯一出張してくれる業者であった。
電話では、連日の猛暑で現場状況によっては鍵穴に太陽光が入るとできない可能性があるとは伝えたが、オートバイは屋根付きガレージ内にあるらしいので光については問題ないだろう。
この季節、鍵穴を覗く作業は周囲が明るすぎて鍵穴内にライトを当ててもさっぱり見えない。もちろん当てなくても見えない。年のせいも少しある。
一番は慣れ、バイクの鍵も頻繁にあれば段取りよく作業できるがしばらくぶりだと段取りよくとはいかない。
手順を思いだせば良いのだが。。。
さて近所のコンビニで待ち合せて現着。
なかなかワイルドな現場、さすがに奥へと行く車はないだろうと思えばあったもので、作業に集中できず100%あったHPがグングン下がってしまう。
更に気が滅入ったのが現状がちょっとひどい。
不動期間が長かったというだけあり蜘蛛の巣や錆多数。
ガレージも間違いないし、屋根付きも間違いないがコンクリート作りの半地下の駐車場。この季節で参ったのが暑さなのだ。
日陰でも風が通らない、そこに湿度が高く汗が止まらない。
真冬でも集中すると体が熱くなるだけに、滝汗となった。
近くを水のきれいな川が流れてるせいか虻と蚊に悩まされたのもテンションを下げた。
とりあえずタンクキャップを外して車内で作ろう!
ここは間もなく完成し、できた!とイグニッションを回そうとしたが回らない。
なぜ?
じっくりイグニッションを覗きたいが動きを止めると虫が襲う、それにバーハンドルが微妙に作業効率が悪くやる気が失せる。
なんだかんだで2時間、首に掛けたタオルは絞れるほど汗を吸い込んでた。
脱水症状になると頭も回転しなくなるばかりか周りも見えなくなる。ギブアップ!
さすがに作業を中断させてもらった。
これ以上作り直すなどやっても先が見えてこない。
もしかしたらシリンダーに異常を来してる可能性も否めない。実際にハンドルロックの出っ張ったロックは錆がひどかった。
どのみちかなりの重整備をしないとオートバイは復活しそうにない。
年式が古いのでイグニッションシリンダーはトルクスさえ緩めればあとは配線だけなのでハンドルロックを外せる。この際部品で交換を勧めた。
自分が一番納得がいかないのだが、とりあえず呼吸を整え水分を補充。
すると昔CB400SSの鍵を作ったことを思いだした。
20年以上は昔かな?当時のCB400SSはまだ新しかったせいかじっくり作業できた。
あの時もタンクで作ったが回らずイグニッションを覗いたら鍵穴が違う!
5カットと思いこんでたら8カットになっていた。
イグニッションを覗いて手前3本を切り足さなくてはならない。ブランクキーも違う長い物を使った。
もしかしたら・・・いやこのGBも同じだったはず。
しかし、リベンジしに行くのはちょっと・・・。
2024.07.22
フォルクスワーゲン UP! インロック開錠(富士市)
富士市でフォルクスワーゲンUP!のインロック。
フォルクスワーゲンの小型モデルと言えばPOLOだがその更に小さなUP!、車両に当たるのは実は初めて。
2018年モデルという申告でゴルフなどはシリンダー部品が変更になった年式。
しかし、一見するとなんかHU66のVAG1に見える。
VAG2との比較でVAG1は比較的隆起が小さい造りなのかと思い込んでいた。
もしかしたら2018年でもVAG1の部品を使ってるのだろうか?
まずはフィリップピックでやったが案の定ダメ、L型ピックで押さえてみたがもう一息までいくが、ワンクッション傾いて進まない。ならばLISHIのVAG2用で押しこんでみるがイマイチ様子を把握できない。
思い切り段取り悪いのだが、ここでようやくTurbodecoderのテスターキーを使用した。
大した労力でないのでさっさと登場させるべきなのだが、このテスターキーもなにかと宛にならない。
特にアウディについては確かどれもVAG1で示したような(逆だったか?)。
とりあえずVAG2の深さなのでTurbodecoderを登場させた。
とにかくここ2~3日猛暑でさっさと終わらせたい・・・という思いがTurbodecoderに伝わったか、1発で開錠となった。
最初から年式疑わずにVAG2と判断してれば何の問題もなかったのだが。
それでもトータル5分程度で終わった。