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2020.07.23

フォルクスワーゲンゴルフセブン インロック開錠 (長泉町)

夜も暮れての入電だった。
2015年モデルのフォルクスワーゲンのゴルフ7のインロック。
何も考えずにTurbo decoderでいただきと思った。

現場には既に某公益法人のロードサービスマンが来ていたが、どうやらギブアップ後らしい。
「シリンダーが回るんですよ」
と言うようにテンションをやや力を掛けるとこのモデルは内筒の手前が回ってしまう。この頃のHU66シリンダーには3種類ほどあり、今回はFACE FREEというモノのようだ。
ただTurbo decoderさえあれば表面にテンションを掛けることがない。
こんな物、速攻で!・・・と思ったが開かない。
5回ほどリセットしたら指先に水膨れが・・・いやな予感。
この頃にはそれまで見ていた先ほどの隊員も引き揚げてしまった。
パパッと決めて格好良いところを見せつけたかったのに。。。

気持ち切り替えてそれならピッキングでと思って、テンションを掛けると簡単に回ってしまう。
個体の特性なのか、このシリンダーが登場した頃は一度フリーホイールを回してしまうと以後回りやすくなるという情報ももらっていたがどちらか分からないが、L型ピックで開けるのは無理そうだ。

更に更に気持ちを切り替えて再びTurbo decoder、ダイヤルのストレスが掛かるあたりを慎重に見極めてやってみた。
左にシリンダーが回った(施錠方向)。しかし右へ回らない。
少し手間取ったがHU92のような嫌らしさはなく、ダイヤルの加減で左右に回り写真の通り開錠になった。

正直開くには開いた。
やりごたえという意味ではあったが、納得は行かない。
でもアウディA7の2017年モデルで1時間掛かったこともあったことを思いだしたが、やはりデモンストレーションとしては納得がいかない。

2020.07.15

玄関錠修理 (沼津市)

玄関の鍵が掛からないという修理依頼。
電話で大体の状態を聞くのだが往々にして意味が分からないケースが多い。
かと言って、簡単に考えてるお客さんにいきなり大修理となると必ずもめる。

今回も戸建てのお宅で鍵はよくあるタイプと言うので国内メーカーの物だと思い、よくある事例を想像して修理はこんな感じかと描いていた。

ところが玄関そのものが注文建具。
分厚い木製の扉に外国製の錠がビルトイン。
最悪交換してくれと言われても在庫などしてない。
取寄せでも構わないと言われても、日ごろ取引のある問屋では扱ってない。
外国製の厄介なところは輸入商社がスポット取引でどういうルートで仕入れてるのかさえ分からなくない。
一時期ログハウスやスエーデンハウスなど海外住宅がブームになったが、部品を要する修理になるとその部品の入手が難しい。
販売先を見つけるも既に業務を止めてたり、会社自体が無くなってることもある。
売れれば良いって感じで輸入するんだろうけど、機械物は手入れが必要。
今回の錠もどこの物だか分からない。

錠本体の動きも悪いのだが、木製の重たい扉で少し落ちかけていた。

鍵が掛からないは錠だけでなく他の要因もあったのだ。
扉が落ちることによってデッドボルトが正規の位置に収まらないことも原因の一つ。
丁番を強制しようかと思ったが、ドアと枠の隙間は正常だった。
察するに建物の歪み?
こうなると根本を直すことはできないので、現状に合わせた処置になる。

とりあえずストライクの調整で鍵は掛かることになったが、扉の開け閉めが・・・。
扉が微妙に地面をこすっているのだ。
丁番で扉の角度を変えると枠に収まらない。。。

お手上げ・・・いやいや、擦れてる枠の下側にスプレーで油を吹き付けたらなかなか調子が良い。
これなら・・・とお客さんに自分でロウを塗るアドバイスとなった。さすがにウチで買って来て塗ることはしない。

仮に作り的に直しても木製扉は湿度や温度で収縮や反りがあるので、明日もこの状態であるとは限らない。
だから現状のままで対処するしかないと思っている。
状況を説明しお客さんも納得いただけたようで、すぐにロウを買って来ると言っていた。

2020.06.30

メルセデスベンツ C200 トランクインロック Turbo decoder開錠 (静岡県駿東郡清水町)

正直寝てました。
そんな早々な時間に起こされた。
ベンツC200のトランクインロック、ここ最近ベンツと言えばステーションワゴンだったり、鍵が運転席周辺だったりと一番困るトランクのケースが無かった。
朝から面倒な作業に遣り甲斐を感じて起きて現場へ向かった。

来たぞ~ガッツリセダン!鍵はトランクなのを確認したし、トランクスルーもついてない。Turbo decoderでやるしかないな。

ところが運転席のシリンダーをTurbo decoderで開錠を試みるが・・・厳しい状況。
お客さんは他の人に何やら電話でアドバイスをもらってるようで、ドアが開けば良いと言うが、開けてもトランクは開かないのだが、目下ドアも開けてないので何を言っても信じてもらえないだろう。
唯一運転してきた男性が何かで調べて運転席を開けてもトランクが開かないことを理解していたのが唯一の気が楽になった。
とりあえずなかなか決まらないTurbo decoderに飽きがきてLISHIのピックでドアを開けてみた。。。楽勝だが案の定トランクは開かない。
「気長に待ってくださいね」
と言って再びトライするがさすがにテンションを掛ける左手の親指と人差し指に水膨れができてしまった。
ヤバい開かないかな?
そんな不安がよぎったが・・・間もなく開錠に成功。
そしてドアでデコーディングしたTurbo decoderをトランクシリンダーに挿入。

開錠成功。
トランクは開いた。
久々にやりがいを覚えた作業であった。

2020.06.18

2007年 BMW ツーリングワゴン Turbo decoder開錠

BMWの富士市内でのインロック。
コロナウィルスの影響で自動車関連の作業も一時期全く無く、必然的にTurbo decoderもあまり使われなかった。
BMWのEシリーズは5月のゴールデンウィーク以来。
今回は写真撮ろう!

オーナーさん、年式古いという割に綺麗にしてました。
鍵はイグニッションシリンダーに刺してあるというけど、プッシュスターターでした。
伝言の中で勝手に想像されてそういう言葉になったのかな?
となるとEシリーズはシリンダー開錠しか道は無い。
5月の楽勝イメージとは裏腹に、空気が重くなった。

案の定、1発ではいかず、3度のリセットで開錠となった。
ちなみに自家用で使っているTurbo decoderはまだEVOLUTIONモデルだ。
後継のADVANCEモデルも在庫であるが、なかなか登場のチャンスが無い。

3回リセットしたとはいえ現場滞在時間は建物を間違えて呼び鈴を押したのを含めて15分程度。実質の作業については正確に計っていないが5分ほどだろうか?
あとは着手までと後片付けだ。
何はともあれ無事に開錠成功になったことは誇らしいし、お客さんに「早っ!」と言われるのは嬉しい反面、意外とBMWは当たり外れもあって厄介なんだと言いたくなる。

コロナ禍でも輸入販売しております。
航空貨物もプライオリティプランだけでなくエコノミープランも再開されたようだし。一時期は便数の減便でバカ高運賃だけでした(ほぼ2倍)。

6月18日時点のTurbo decoder在庫は
HU92(BMW Eシリーズ)、HU100R(BMW Fシリーズ)、HU66 VAG1、HU66 VAG2、HU64

※HU66 VAG1は誤発注のため格安で放出します。
イグニッションシリンダーも動かしたい方には使えます。

※※HU64は製品の完成品ではなく、工場で組み立て直後の物でハンドル部分に製造番号やファクトリーの刻印はありません。ある意味、未完成?
片側しか回らないHU64シリンダーのメーカーテストで使いました。
私も片側しか回らないHU64シリンダーにトライしてみましたが・・・開きます。
ハードケースに入れて、セットアップデバイスも付きますが箱のシールはありません。HU64は人気商品ですので定価では躊躇する方にはお得な金額で提供します。

いずれも各1台しかありませんので、それ以外は通常輸入仕入れとなります。

2020.06.09

カローラフィールダー インロックTurbo decoder開錠 (沼津市)

2017年の初年度登録のカローラフィールダーのインロック。
カローラといえば大衆車の代名詞ながら上級グレードの鍵は内溝の鍵を採用している。
カローラフィールダーは・・・てっきりM382かと思った。これまでも何台も開けてきたがM382であった。しかし、高年式になって部品が変わったのかTOY48になっていた。
基本構造が変わった訳ではないので恐れることは無いが、スマートに開けたい。
現場は中古車屋さんなので切羽詰まったほど時間に追われてないのが助かる。
毎度不調なTurbo decoderのTOY48を使ってみた。

実は実験のつもりで、どうせ開かないと思い込み、最初からカメラを用意せず、写真は開錠後です。
鍵と鍵穴。

春先にゲートバーが曲がって部品を取寄せて交換したのだ。
もちろん開錠には関係の無い部分だが、比較的高年式で開いた実績のないTurbo decoder、色々なシリンダーに差し込むことでデータが取れるだろうと思った。

実際にポンプするにあたりテンションの掛け方が少し工夫というか、ストレートな動作で無かったとはいえ、リセット無しの1っ発で開錠が成功してしまった。

文章で上手く表せないが、鍵穴にそのまま差し込んでもポンプすると回り方が軽いので少しずらすような感じでテンションを掛けてやると上手い具合にいった。
これまでは2000年前後の比較的古い年式の車両だと上手くいっていたが、2017年でも開錠できたことは大きな実績。
当然デコーディングが済んでるので写真の状態から左右に振ることができる。
4トラックだとハーフタンブラーが引っかかるのだが、Turbo decoderを使えば鍵を入れた状態と同じなので問題なくどちらにも振れます。

練習で実車の物とはいえ、在庫してるシリンダーと現場の実車とはやはり何かと違うもの。TOY48は引き合いがあってもあまり売りたくなった機種だが懲りずに自信を持ってやっていこう。

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