ブログ
2020.02.12
アウディ A7 インロックTurbo decoder開錠 (神奈川県箱根町)
実は二次対応だった。。。
箱根からの直接の入電だったので、変だなあとは思ったが、HPの効果かな?と思った。
箱根には時々損害保険のロードサービスでインロック開錠に行くのだが。
日没間際、正直足取りは重かった。
夕方の箱根・・・寒いし暗いし・・・おまけにアウディ。簡単に開くかな?
昨年だったか日中にやはり同じA7で1時間掛かったなあ。しかも場所まで同じ箱根神社。でも、電話で聞けば先ほどまで某公益法人のサービス員が作業していたというのだ。開錠料金も少しかったるい金額なのかな?(安く言ったつもりだったのに)。
確かに公益法人の会員料金に比べたら高額だ。
弊社にも指定工場の打診が来てるが回答を出せていないのは一重に作業単価の違いだ。高度化する車の鍵に会費による会員制度が追いついていってないと思われる。

写真の通り、既に薄暗くなってるし、神社は既に営業?終了で入り口は閉鎖しており、出口から逆進した。
恐らく前の作業員が愚痴ったのだろう。お客さんが鍵穴が横(ホリゾンタルタイプ)でも大丈夫か?という質問があった。もちろん実績はある。
確かにピッキングではやりにくい構造だ。
リセットすること1度、無事開錠。
時間はさほど掛かってないので足元から冷えたと言う状態ではなく、まだ息も白くなる程度。
余談なんだけど指定工場の話、一応前向きに事は進めている。
ただ常に付加価値を仕事に求める姿勢に変わりはないし、もし変わってしまったら弊社は没落するだけだりうから、私自らが走り回るわけにはいかない。例え件数で稼げてもそれだけでは機材と身体を消耗するだけで何も残らない。
現時点では職安に求人を出している。つまり社員を入れようと思っている。話では月90件ほどと言うのでそこから売上が予測できる。私の仕事が時々1.5人分になるので1人くらいならなんとか食わせられるかな。。。
その体制ができればもう少しクリエイティブな仕事も手を出せるのだが。
とりあえずYoutuberを目標に(笑)。
2020.02.12
ジャガー XJ(2015年) インロック開錠 (静岡県富士宮市)
比較的高年式のジャガーの開錠作業。
ただ鍵はトランクに閉じこめてしまったそうで、車内からオープナーで開けたことがないそうだ。
もっとも車両もこの年式だとキーシリンダーがHU101に変わった物では?
昔のジャガーキー(棒状のもの)だと集中ドアロックでトランクも開いてたような・・・何せ絶対台数が少ないからその辺のデータが無い。

左ハンドル車。
鍵穴はカバーされて一見見えないが、最近の高級車のブーム、カバーを外せば中にシリンダーがある。

案の定シリンダーはHU101。
確かにテンション掛けてピッキングはちょっとやりにくいかもしれない。
HU101のTurbo decoderは台数としては数えるほどしか売れてない。
ただ名古屋のJAF様に販売した際にこの機種は試験的と言う割にかなり強い指定だった。私自身ボルボのHU101は何度かピッキングで開けたことはあるが、確かにテンションが掛けにくかった記憶があり、最近は開けば良いやという感じで手段を選んでなかった。
ただTurbo decoderを導入してるのだから・・・やらない手は無い。
もっともこのジャガーをロッドで開けるのはきついんじゃないだろうか?
棒鍵時代のジャガーのクーペで一度エアウェッジを入れたことがあるが、車体がかなり硬くて平たい物しか入らなかったと思う。
Turbo decoderでの開錠作業は一度セットアップし直したが2回目でドア開錠になった。
ドアを開けてしまうとけたたましい警報アラーム。
デコーディングされてるからそのままキーシリンダーを開閉と回したがセキュリティ状態は解除にならず。
当然目当てのトランクはボタンがあり、押せば開くはずだが反応しない。
車内に目をやれば、鍵マークのボタンがある。そしてハンドルの左下にもトランクマークのボタン。
残念ながらこれらも反応しない。
ジャガーディーラーにSOS・・・なんとかセキュリティ解除する奥の手は無い物か。
言われたことは今触れたボタン類だが反応は当然ない。
宣告は下った。
「もしリモコンキーが近く(自宅など)にあるなら取に行った方が良い。」
・・・と、でも無かったら。
「リアシートを外して、トランクに行っている配線のコネクターを外して、そこに電気を直接流してトランクのロックを強制作動させるしかない」
ということで、この先はレッカーとなった。
さすがに私の仕事はここまで。
2020.02.07
ホンダステップワゴン 開錠 (静岡県伊東市)
鍵はある。しかしリモコンの基盤は壊れて無くなった状態。
シリンダーに鍵を差し込んでも回らない。
今まではリモコンでドアロックを解除していた。。。
誠に不思議な状態?
実はホンダのセキュリティキーと言われるキーブランクがMT-7では時々あるトラブル。
鍵はあるけど開かない!
今回もやはり・・・と鍵穴を覗いてみて思った。
手前側のタンブラーが摩耗してしまってるのだ。
タンブラーは鍵と接する面がクサビ状になっている。
この部分で鍵の高さを検知するのだが、そのクサビ状が使用によってなのか、棄損したのかは分からないが見事に無くなってるのだ。
何度かこの手のトラブルに遭遇してきたが、摩耗したと言っても程度の問題でピッキングで開けられた。
しかし、今日は往生した。
1本だけでなく2本のクサビが見えない。
ピックの先端を斜めに入れてなんとか動かそうとするが、上手くいかなかったのだろう。
最終的にピッキングは諦め、ロッドマンになって開けた。
ただそこからが厄介なことに。
警報が発報してしまったのだ。
通常はエンジンを始動させれば車側が正規の鍵があると学習し警報が止むのだが、どうも社外セキュリティのようで音は止まない。
残念ながらその止め方は知らないし、持ち主も中古で買って鳴ったことがなく解除方法が分からないそうだ。
やむを得ずホーンのヒューズを抜いて修理工場へ向かってもらった。
2020.02.07
鍵が折れた ミワH248 (函南町)
忙しかった一日、さあ帰るぞ!という帰り道に入電。
いつも弊社に発注してくれるゴルフ場併設のホテルからだ。
客室の鍵が鍵穴で折れてしまったというのだ。
帰りたかったが、当然明日に回さずに行く!
というのも、このホテルは確か一度オーナーが変わっている。その時もよく呼んでくれた。
客室ドアのトラブルは当然、社用車の鍵の紛失やお客のヴィトンのバックの開錠まで。他にも色々あったがもう記憶にない。
一度倒産と思わされた感じで閉鎖され、その時のオーナーが代わったのだろう。
その際に客室に使われているH248のシリンダーを交換する話があったが、70部屋だったかな?そのためか結局受注できず、また他社に発注もされずそのまま使われている。
勝手知ったるものだが。。。鍵が折れたので運が良ければ折れた側を鍵穴に入れてそのままシリンダーが回ることがある。それでシリンダーを外して先端を抜けば良いのだが、今回は回らなかった。亀裂の跡を見れば斜めに折れてるせいか、タンブラーの1枚が完全に下がり切ってしまい、それが深い高さなのだろうか折れた側で持ちあげることができないようだ。
仕方がなくピッキングで開けるしかない。
先端が入ってるので何枚かは既に高さが出ているはず。回ってくれればセンターピックが入っている状態なので、本当に回れば良い。
段取りさえ決まればそんなに時間は掛からないのだが、このドアってシリンダー外すのに部品点数が多いのが難点。
従来の物のようにフロントプレートを外してビスを緩めれば外れるのではなく、写真の通り部屋番号のプレートまで外さなくてはいけない。

レバーではなくドアノブのホテル錠なのでノブも外さなくてはならない。
確か初めて客室の修理に来た時はシリンダーの外し方が分からず往生したかも。
シリンダーだけぽこんって出てきてくれると楽なんだが。。。
2020.02.05
UD大型トラック インロック開錠 (足柄SA)
寒い冬の朝、起きるにはまだ早い時間帯、夜更かしした身には一番寝ていたい深い眠りの時間であるが、電話が鳴った。
この眠りが買えるならきっと5000円程度なら延長料金で出すだろうな。
それでも「行きますよ」と言ってしまうあたり、もう職業病。
現場は東名高速道路の足柄サービスエリア上り線なので、高速道路でそのまま東へ向かえば良いから楽だ。
これが下り線となると、この先の大井松田まで一旦出てUターンするか、一般道側より通用口を道具を持って行くか迷うところ。
今回はメーカー系の入電なので作業費も悪くないし往復の高速代も支給になる。
まさにホクホクで向かったのだが、路肩には夜にでも降ったのか雪が少量積もっていた。しかし外気温は+2℃、凍てつくほどではない。
ただ近くのガソリンスタンドで待っていた運転手はTシャツ姿だった。トラック内がよほど温かくしていたのかな。
作業自体は大声で言えないが大したことは無い。
数秒で開錠をして、即撤収。
経費は出るので、そのまま高速道路を次の大井松田まで走った。
ちなみに代車でヴィッツを借りてるのでドライブには丁度良い。
そして午前11時にはこの足柄サービスエリア近くの御殿場市内で強制執行の予約。
まだ8時を少し回ったくらいでヒマだ!
温泉でも入って時間をつぶそうかと思ったら開館は9時からだ。
まあ仕方がないと駐車してうたた寝をしかけたら、伊豆の国市でミニクーパとハイジェットのインロックが立て続けに入電、これらをヤッツけて戻ってくれば丁度良い。
お陰でほぼノンストップで仕事ができた。



