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ロックスミスブログ
2014.11.08
トヨタ ハイエース インロック開錠 (富士市)
ハイエースの2012年式の鍵の閉じ込め作業。
2012年と言えば私のハイエースも2012年。。。この年式ではグレードに応じた鍵の違いは無く全てM382の10カット。
しかし、改めて思う、自分のハイエースで練習しておけば良かった・・・。
ハイエースは割と相性が良く、開錠は割とスムーズなケースが多かった。
特に200系になってからは全車ピッキングで開けて失敗は無かった。
現場には色違いながらスーパーGL!
お、純正オプションのラインが入ってるし、アルミホイールだ!でもバックモニターは付けていないなあ。。。下らないチェックをしてみてしまうもの。
でもタイヤの減りから見て走行距離は段違いでウチのが走っているはず。
アルミホイールも純正だし、感じ的にタイヤは1セット目だから・・・、ウチも今のタイヤはもうトレッドがはがれかけているので、既に購入してある社外のアルミホイールに交換予定。
まあ作業には関係ないか。
新しい(まだ2年)ので、やはりピッキングで開けてあげたい。
ロットだと、結構力が要るんじゃないかな?・・・自分のハイエースをいじってそんな印象を受けていた。
ただハイエースはシリンダーの位置が乗用車より高いのでしゃがむと目線が低くなり、立った状態では低すぎるというやりにくい車輛。
タンブラーの配列も新しい車輛のせいか、高いのと低いのが上手い具合に並んで押しにくい。
いたずらに固いのを押して行ってもダミーに引っかかる。
手前のピンの1枚裏に微妙な高さの物が並んでいた。薄皮をはがすような感じで前のピンを刺激しないように裏のピンを押し込めたらリーチとなった。
さすがに回った瞬間は集中ドアロックの音が甲高く響き気持ち良いね。
さあ、わが愛車もそろそろのタイヤ交換・・・でもまだ引っ張れるかな?
早くアルミホイールを履きたいけど、純正タイヤを思い切り使い切りたい。ちなみに現在7万キロ弱です。
2014.11.08
トヨタ プリウス インロック開錠 (富士宮市)
久々に富士宮まで出張。
毎度思うが、約1時間の場所なので、それでも呼んでいただけることに感謝。
ハイブリッド車のプリウスは、意外にも製造期間が長く鍵の形状も年式に応じて色々だ。
今ではあまり見なくなったが、やたらと価格が高いと言われた初期モデルはM382のブランクキーでシリンダーにはハーフタンブラーの入った8ピンの物が使われている。
専用の冶具を使えばシリンダー開錠もできなくないが、もうこの手は数が少なく新規生産もしてないのでわざわざ冶具を揃えてない。それでも開くので気にしない。
逆に現行のモデルはイグニッションは押しボタンタイプのスターター。
エマージェンシーキーとして運転席側のみにシリンダーがあり、キーはMT-6という内溝キーだ。
上下左右に配列されたタンブラーは全てハーフタンブラーで10ピンある。。。はっきり言って苦手だ。
いたずらにピッキングして45度で引っかかってしまうと分解して戻すことができないので、余程ピッキングに粘りがあるときじゃないとやらない。
同じMT-6でも初期モデルの物は45度で引っかかって分解ができたのだが、現行の部品は正規の位置に戻らないと内筒が出てこない。
そして、その中間にもモデルがあるのだ。
プリウスは高いというイメージが定着してのモデルチェンジで、現行に似たデザインながら全体に丸みがあるのが特徴。
これもイグニッションは押しボタン式になり、ドアもエマージェンシー用なのだがキーはM382だが、シリンダーは全てがレギュラータンブラーの10ピンの物。
このシリンダーはトヨタの現行車でも使われている。
今回はこのシリンダーのモデルだ。
また自宅内でのインロックで割とこちらも気分的にゆとりがあった。
現場には購入先の自動車屋さんなのか業者の営業がいた。
気分的には気が散るのであまり好きじゃない状態、ただ幸いに10秒ほどのピッキングで開いてしまったので驚嘆させてしまった。
これは技術というより、タンブラーの並びなのだ。手前に高いタンブラーがきて、その奥に低いタンブラーが来てしまうとピッキングはやりづらい。
また年式も大事で、使われてきた物は割と角が無くなり開きやすい。
あとは気分の問題。
今回は交通事情も問題なく、作業も拍子抜けするほどスムーズで割と良い仕事であった。
毎回、こんなのばかりだと良いんですけどね。
2014.11.08
二度あることは三度ある
つい一週間前に鍵ありで錠が開かないというお客さん宅に行き、鍵が間違っていたことによることが分解して判明した。
つまり不具合でも何でもなかったのだが、その2日後にまた電話がありやはり具合が悪いと呼び出されたが、なぜかまたしても間違った鍵で開け閉めしようとしていた。
確かキーホルダーを付け替えて多様だったのだが・・・、その時は分解さえせずに先の作業から別の鍵があるのでは?と進言して終わった。
そしてまた2日後に電話があった。
さすがに今度はクレームの恐れも無いので、落ち着いて他に鍵があるんじゃないかと言ってあげたら、電話口ですぐ試したらしく「あ、回った。じゃこれは何なの?」って・・・どうやら・・・なのかもしれない。
間違ってた鍵がどこの物なのかも分からない以上、処分しろとも言えないのだが自ら捨てると言っていた。
また電話が掛ってくるかもしれないなあ。。。
さすがに四度目は・・・断定ってことになってしまうなあ。
通常は過去から学ぶものなんだけど。
2014.11.05
同じ間違え (沼津市)
月末に錠の不具合で電話をいただいたお客さんだった。
その時は錠の不具合で開かないのかと思われたが、結局は開かない原因は鍵が違うものだったと判明し、錠には問題が無かった。
ただ、扉の立てつけが悪く、ドアが枠に接触していた。そのため半ドア状態になりがちで、丁番で少し調整をした。
週明けにまた電話をいただくことに。
「やはり調子が悪い」
まさにクレームだ。開け閉めしづらいと言うのだ。
省みて、何か手落ちが無かったか・・・。
いざ再度現場へ。
鍵を預かり、シリンダーへ入れたところ、回らなかった。
開きづらいのではなく、開かないのだ。
ちょっと待て、なんかおかしい。
10回に1回引っかかるとかではなく、全く動かない。。。まさか!!!
もう1本鍵が無かったか尋ねたら、母屋の方から他のキーホルダーを持ってきた。それだ!
確か先日は目の前でキーホルダーを付け替えていたようだったのだが、勘違いだったのかまた鍵の間違えであった。
開くはずの無い鍵で必死に回そうとしていたのだ。
調子が悪いのではなく開かないことが正しいのだ。
「鍵を間違えてますよ」
その一言、さすがに今日は出動費さえもらえないなあ(開いても払うそぶりを見せなかったし)。
2014.11.01
鍵が回らない (沼津市)
鍵はあるが、ドアノブのシリンダーが回らず施錠できない・・・と言う一報でした。
お客さんとしては、壊れていたら交換もやむなしと、半ば諦めのありがたい交換要請。。。そりゃ売り上げにもなりますし、今月は仕事なかったら助かります!
事務所に使われたMIWAロックのドアノブ、シリンダーはH248タイプ。
一目見て、「直せるじゃん」・・・そう思ったら、既に売上は目論見から大幅に減った。
WIWAのトラブルは大体似通っていて、弱点となるとしたら・・・それでも中でシリンダーがバラバラになってたことは稀にあったのだが、多くはキーの先端が削れてしまっての空転やタンブラーとキーの摩擦が強く奥まで入らない、通常使用でもゴミがたまってタンブラーがきちんと作動しないというところだ。
キーを受け取り試してみたら・・・確かに回らない。しかしキーは奥まできちんと刺さっており、2番目と3番目の仮定は崩れた。
更にキーを抜いて先端を見ても、削れた感じはないので1番目の仮定もない。
奥まで入って回らない・・・ということは鍵が合ってない。
シリンダー本体が壊れてる感じもない。
シリンダー本体にキーを刺して見れば一目瞭然なので、ドアノブを分解した。
案の定、キーを刺したらタンブラーが上下から飛び出していた。
これでは回るはずが無い。。。要はキーが違っているのだ。
ずっとこれ使っていたという説明だが、それは嘘だろう。
他に鍵が無いか聞けば・・・あった。しかも、それで回るじゃないですか。
あ~ドアノブ交換が・・・売り上げが・・・。
2014.10.31
スズキ ワゴンR インロック開錠 (富士市)
ここ1~2週間、ドタバタのキャンセルやそのもどき続きだっただけに、ようやく普通の仕事という感じだった。
夕方の入電であったが、時間通りに走れて、特に変更も無く普通に終わった仕事。平凡って良いなあ。
唯一の困惑が、左側の助手席ドアが壁際一杯で助手席からの開錠ができないこと。
と、言うのも、スズキ車は右ドアで左回しと右回しの両方向のシリンダーの開錠方向があるのだ。
もし右回しなら左ドアである助手席側を左回しに作業をした方がやりやすい。
それが、今回駐車場の関係で右ドアのみからしか開けられなかった。
まあ、これもよくあることなんだが。
やりにくいがスズキのシリンダーは左右どちらにも回せる(時々だが)。
回転方向については、車種や年式によって違う。
このワゴンRも初期車は右ドア左回しだが、ある年式から右ドア右回しになっている。そして助手席の左側ドアのシリンダーも簡略化されてなくなっている。
よくあるのが、左回しと思いピッキングで左に回したら外れということだ。時々その逆もある。
今回は、やはり右回しと思い、せっせとピッキングをしてみた。
そろそろ回るはずと言うあたりでなかなか最後のひと押しにならず「あれ~逆かな?」と思い、左回しにテンションを掛ければ即開いた。
年式や型式に詳しくないので列記できないが、形で大体見当をつけている。
ただそれもよく期待を外すので、涼しい顔で両方向やってみるしかない。
左回しのみと思ったダイハツも右回しがありますから。
日産もやはりM301を使う古い車輛に右回しがあったが、やはりM301時代でもある年式から現行車にいたるまで左回しだ。
トヨタもかなり古い車両に右回しがあったが、かなり以前から左で統一されてたはず。
ホンダは左回ししか、思いだせないが、ギザギザのカットキーのシリンダーだと左ドアで右回しじゃないと開きにくい変な性格をしている。
ハイセキュリティキーになってからは右ドア左回しのセオリーなのだが・・・。
まあ、よく期待を裏切るのでデータ化せずその場で対処しております。
回転方向は固定観念を持たないのが一番かも。
2014.10.30
ケイデンシリンダー交換 (三島市)
連日続いてきたキャンセルの大波というわけではないが、まあこれもそれに似たような物。
某大手アパート管理会社から、ケイデンカードキーの不具合で入室できないため開錠とシリンダーの交換の依頼であった。
弊社はその管理会社から少々在庫としてシリンダー一式を預かっているので、開錠のついでに交換してくるようなもの。
預かるのは面倒なんですけどね~、まあ仕方が無いか。
そして、現場のアパートに行けば・・・入室できないはずの住人がいない。
これも良くある話、近所のコンビニで時間を潰しているとか、車の中で寝て待ってるとか、別室の友人宅にいるとか・・・。
連絡先電話番号に電話してみようかな・・・と思いつつ、一応呼び鈴を押した。
・・・ドアが開いた。。。
実はこれも良くある話、シリンダーの不具合で呼んでみたものの、何回か試してるうちにカードキーが認証してしまい開錠ができてしまったケース。
しかし、今回は入室ができなかったのではなく。退室しようとしたら鍵が掛らなかったそうなのだ。
つまり受付側のヒアリングミス。
よって作業は、開錠が不要になり、不具合のシリンダーのみの交換。
部品代に利益を載せられない切なさ・・・ある意味キャンセルに似たような物。
更に、交換したシリンダーは管理センターに一両日中に返却しなくてはならない。
あ~開錠案件が欲しいなあ。
一応鍵屋さんなんだし。
2014.10.30
ダイハツ ミラ 紛失キー製作 (富士宮市)
先週から続いたキャンセルの波。
まさか、また?
ダイハツミラの鍵を失くしたということで、現場急行。
5分ほど遅れながらも今日範囲内で到着し依頼者とも難なく合流できた。
「これです!」
と、ドアを開けた依頼者。。。え?であった。
入電では、鍵は閉められたままなので、鍵の開錠と出動費は保険会社請求で鍵の作成分のみ依頼者からの現金払いであった。
しかし、ここからが保険絡みになると厄介なのだ。
施錠されてないケースでは、今回の損保会社からは保険扱いにならないため、全額が依頼者負担となるのが原則なのだ。
そこで、電話口のオペレーターと依頼者の言った言わないの相違が始まった。
全額負担になった場合、最悪はキャンセルとなる可能性もあるのだから。
料金についてはこれまた厄介。
確かに紛失キーの作製分としての現金回収分は見積もりましたが、この金額はあくまで弊社の定価で開錠費用や出動費用も含みいれた総額。
紛失キーの作製だけでも同額なのだ。
従って、損保会社のインロック分を差し引かれてしまうと、こちらとしては目減りしてしまう。
やればできなくはないが、仕事の魅力が減る。
仮に全部が明瞭であって、事前にドアはあくがキーが無いとしても金額は同じで言ってたはずなので、その矛盾に苦慮する。
とりあえずどうするか、私は傍観者となった。
どうすると言っても、保険会社がお客の言い分を認めて、一部保険会社の負担にするか?
それとも、原則通り、全額依頼者の負担として、弊社はキャンセル扱いにするか?
ただその場合も選択肢ができて、保険扱いはキャンセルでも実費負担でその場で作業は継続する。
じつはこうしてもらえば、思わぬ二重取りができて儲かるのだが。
例外的にもオペレーターのミスを認めて出動費を保険会社が認めることにし、そのまま作業へ。
傍観は良いのだが、待つこと80分・・・待機料はいただきますよ。規定にも書かれたことなので。
モチベーションも下がったものの、作業へ。
内装外して、シリンダーを取り、その番号でコード検索をしてカット。
最近減ったがキー製作は効率良いんですよね。
しかし、こんなにゴタつくなら、すっとボケてインロック状態の作業をしたことにしちゃえば、お客と私は利益を受ける。
ただ、パートナー会社として弊社はやってない作業を請求するので、架空請求となてしまいバレたら契約の信義違反になる。
どっちを向いて仕事をするかということだが、信義違反でも依頼者にとってはむしろメリットが大きいだろう。
バカ正直な報告をしてしまって少し考えさせられてしまった。
バレないとは思うが、明らかにそうしたことを許容できない窮屈な社会になっていたことに改めて痛感しました。
2014.10.30
ホンダ ザッツ インロック (富士市)
何日か前に富士警察署内で子供が車内に残されたチャイルドインロックがあったばかり。その作業は到着後キャンセルとなった。
到着直前に依頼者がガラスを割ることを決断したからだ。
今回はその斜め前のガソリンスタンド。
やはり子供が車内に残されてるようだ。車はホンダザッツなので作業自体は先が見えてくる。
幸いにして富士宮市へ向かう最中で、丁度西富士道路を走行中であった。翌を言えばもう少し早く電話があれば、広美ICでUターンできた・・・いや、つい今しがたその現場の前を通過してきたのだ。
目下、依頼者の方で自動車関係の会社に勤務してるよいうことで対応しているようだ。
沼津の事務所から向うより多少は早く到着できるだろうか?
それでも20分ほど・・・で到着。
計量器前に止められてる車を見渡すと・・・人だかりが見えた!
ん?!・・・今まさに開いた???
子供が抱きかかえられて出てくる瞬間だった。
まあ一般的には良かったのだが、またキャンセルだ。
しばらくはキャンセル続きでロクな仕事がなかっただけに、精神的には・・・き・つ・い。
2014.10.21
ダイハツ タント開錠 (三島市)
タントは本当に人気がありますね。
少し前ならワゴンRかな?
作業の依頼の軽自動車と言えばワゴンRなんて頃もあったし。対抗者のムーブよりは多かった感じ。
その前になるとアルトとミラになるけど、今ではこのシンプルな名前を耳にすることは少なくなったかも。
タントも発売されてから結構時間は経ってるんですよね。
ダイハツ車はピッキングで開錠する時に右ドア左回しが原則なんです。
少し前まではそれがセオリーだったのに、いつからだったか逆回しの車輛が出てきました。
モデルチェンジで違う車両になればまた区別もつくのですが。。。。
今回も、年式的に新しいので、こりゃ逆回しかなと思いこんでインロックのピッキング作業。
右回しと左回しだけの違いですが、やる方としたら断然左回しの方が作業がしやすいのです。
それでも苦労しながら、右回しでシリンダーを回すと・・・スカっという感触で、集中ドアロックの音がしないむなしさ。
ええ~、年式的に右回しなんじゃ???
再びピッキングで左回しにトライするのですが、開いたと思い、逆回しだった時のモチベーションの落ち様は大きいです。
何せこれで作業終わり!のはずが再び振り出しに戻るわけですから。
それでも、左にシリンダーが回って作業終了。
2回ピッキングに成功してるのだから料金も二倍にして欲しいけど・・・無理ですよね。
2014.10.21
金庫コレクション? (沼津市)
まあ、そんなことはないでしょう。
このお客様宅、実は二度目の訪問のリピーターなんです。
10日ほど前に、使っていたご家族の方が亡くなったその晩に電話をいただき、夜からのホームダイアラーでの業務用金庫開錠になるところだった方なのです。
そして、また今回、「鍵が開かなくなった」という内容だったのですが、ここで何がが抜けてたので、私は玄関ドアだと疑ってました。
「現状は建物内にいて鍵が開かないのですね?」
という、なんとも間抜けな質問をしてしまいました。
行ってみたら、あれ?玄関開くじゃん!
実は玄関じゃありませんでした。
他の部屋にもまた金庫。
今回はダイヤルのみで鍵無しレバーありのタイプで番号不明。
ところが、先日も出してくれたメモ。前回開けた物の番号ではなかったのですが、今回合わせてみたらBINGOでした。
また今回も軽作業で終了。
とは言っても、玄関だと思って飛んできたので金庫用のスーパーダイアラーを持ってきませんでしたが。。。。
ただこのメモ、もうひとつの番号の組み合わせが書いてあるので・・・もしかしたらもう1個金庫を持ってるのではないでしょうか?
各部屋に1個・・・とか???
2014.10.19
ミワ H248開錠 (伊東市)
http://www.office-masa.jp/cgi-bin/mt/mt.cgi?__mode=view&_type=entry&id=299&blog_id=3
10月3日に既に書いた作業現場が再び!
このドア実は2ロックで前回の10月3日は下側の本締錠の不具合であったが、今度は上側の補助錠。
症状は同じで、シリンダーとケースロックの差異によって鍵が奥まで刺さらなくなってしまったのだ。
前回作業時に取扱についてレクチャーしたのだが、・・・まさか今度は同じ症状で上側とは。
これは錠の性質なので、根本から原因を排除するにはシリンダーを現行のU9に交換するしかない。
一応、コールセンターからはシリンダー交換も言われてきたが、いざ現場で確認すると躊躇し始めあげくに1時間待たせて開錠のみ。
まあ、このコールセンターはダメだね。
遠距離出動に対しての対価も惜しむし、緊急を要請しながら高速道路などの有料道路の経費をケチる。
それで良いサービスなど提供できるはずがないよ。
ちなみに、このお客さんからも
「電話したのは8時半よ」
と言われたが、弊社への入電は10時過ぎ。
1時間半の空白何やってんだか。
どうも、不動産屋に確認取ろうとしていたらしいが、不動産屋なんて10時からでしょ。
その間、お客さんも待ちぼうけで連絡も無し。
ちなみに一般人で1時間半何やってんだ?となるのだから公人の韓国大統領となれば7時間も何やってんの?と言うのは至極もっとも。
あれは完全に報道牽制の見せしめだね。でも60にもなる婆さんが隠すことかね。
さて、もちろんお客様からのクレームなので、コールセンターに言われたまま告げました。
「はあ?」
状態だったのはこちらもはあ?でした。
要は現場が何言ってんのという感じでした。
この会社と昨年から契約してやってますが、どうも利益至上主義と言えば格好良いが、単に経費出し惜しみ主義みたいで早めに手を切るのが得策かもしれない。
もちろん、年に1度、アクト会議という協力業者を集めて意見交換をするので、弊社も初年度でありながら参加した。
当然、遠距離出動についての意見も言い、早急に検討すると取締役から言質を取ったのだが待てど暮らせど改定の気配なし。
1年たって、本部に聞けば「アクトコールの出費が増えるから現状通り」という奇特な業者の意見があったそうで・・・本当に業者の立場で言ったのか多数の意見なのかは分からないが、そういう回答だった。
まあ、ダメだこりゃ。
個人、個人に営業はしてこないけど、不動産業で賃貸物件を扱ってる業者さんは気を付けた方が良いですよ。
安心してる裏側で本当のお客様の利益になってないですから。
2014.10.17
業務用金庫 ダイヤル開錠 (沼津市)
夜も9時近く、金庫のダイヤル番号不明での開錠依頼が入った。
ダイヤルが1個、鍵穴1か所、レバーあり、大きさは50cm×50cmくらい。
聞いた感じでは業務用金庫だ。
となると、オートダイヤラーの出番なのですが、できるなら朝一番の依頼にして欲しいもの。
そう言うのも、このオートダイヤラーはセットしてしまえばあとは手間いらずなのだが、総当たりで回していくので時間が掛る場合が往々にある。
朝から始めて夕方になっても開かないケースだってあった。
つまり、今が夜9時だとして・・・上手くいくケースでも深夜かな?
夜中にモーター音を唸らせて良いものだろうか???・・・まあ、電話の申告と現場が違う場合もある。
個人宅のようだし、もしかしたら家庭用金庫のケースだってあるし、50cmも主観での概寸、まずは現場へ。
一応、番号のメモらしきがあるのだが、上から下から、一個飛ばしなど色々なケースで合わせたがどれも開かず。
どんな乱数で組み合わせたのか・・・となるとオートダイヤラーか???
金庫の持ち主、実は先ほど亡くなったばかりなのだとか。
目下葬儀社が来たり、線香の匂いも生々しい中の作業になりそうだ。
線香を絶やせないのだから、こりゃ深夜何時まで掛ってもお構いなしだろう。。。覚悟を決めてオートダイアラーをセットした。
合ってないがメモにあった数字に近づくと、この辺で止まらないだろうか?と期待を掛けた。
しかし、一桁目が合わずに通過・・・すると「鍵屋さん、あった!」と別のメモを持って依頼者が。
とりあえず、電源を止め、機械をセットしたままながら番号を合わせてみた。。。BINGO!
う~ん深夜の業務用金庫開錠で結構作業料を期待したのだけど、残念ながらここまで。
覚悟決めたのでかなり残念だった。
2014.10.17
現況調査 WEST引戸錠 (沼津市)
現況調査の突然の開錠依頼。
通常、事前に鍵無しで債務者が不在なのが分かっていたら、予約を受けて執行時間に合わせて出動するのだが、今日は突然であった。
と言うのも、債務者から鍵を預かっていたそうなのだが、どうも間違った物を送られたそうだ。
私もそれ以上確認しなかった。
玄関は引違い戸、ピッキングで開かないシリンダーではないのだが、ウェスト特有の上に急な角度で曲がっている鍵穴。
鍵穴もまた小さくピッキングはしにくいが、ピンタンブラーにあまり癖は無い。
しかし、少しピッキングをしてみて止めた。
勝手口も見た目やりにくそう。
ふと目をやれば・・・窓で開錠した。
不本意ではあるが、背に腹は変えられない。
ところが、玄関を室内側から開けようとしたら、固い。動作が悪いのだ。
調査終了後、施錠は勝手口にしようと、ドアを開けたら・・・なんと、丁番が曲がっており、ドアが閉まらない。
なんとか強引に押し込んだのだが、奥儀ビニールテープでの施錠ができない。
仕方なく、勝手口もドアは室内から施錠し、クレセント錠を開けた吐き出し窓から出て、施錠した。
作業が全て終了した後に、担当官が合わないという鍵を見せてくれた。
とりあえず、鍵穴とは合いそうな純正キー・・・ちょっといたずらで入れてみた。
ピンの油分が飛んでしまってキーが入らなかったのだ。
潤滑スプレーを鍵穴に吹けば、全く問題なく施開錠ができるではないか。
少し悔しそうな担当官、「まあ仕方ないか」と自分に言い聞かせるようにつぶやいた。
今日は台風一過の青空、私も昨夜髪の毛を切ったので汗だくだ。
じつはここ最近、息子に使っていたバリカンを使わなくなったので自分で使い始めた。従って髪型は坊主。
秋とはいえ直射日光が頭皮に熱く当たり汗びっしょりだったのだ。
鍵が合うと分かっていれば・・・まあ仕方がないか。。。
2014.10.03
アパート玄関開錠 MIWA H248 (伊東市)
賃貸住宅の管理会社からの依頼。
鍵があるが、刺さっても回らない不具合で入電した。
しかし、この管理会社もイライラする。
電話での一報から完全に依頼となるまで30分を要した。
まず現場が伊東市なので1時間半掛ることで入居者に確認する手間。
そして当然距離があるので基本料金に遠距離加算があることを上司に決裁を仰ぐ手間。
この会社、最近遠距離手当に対してすごく否定的でしばしばキャンセルになる。
こちらとしても近場ならいただかないが、遠方は燃料費も高騰しているし、何より移動時間で他の仕事ができなくなるリスクがあるので妥協できない。
契約時にこの会社の会議で制度的に距離加算の料金表を作っておくべきと忠告したのだが、都度コールセンターで決裁を取るようにとなった。
しかし実態は、なるべく近場の業者を向かわせるという経営者側の意向に対し、電話オペレーターは遠距離加算をカットすべきと思いこみ、こうした事態になっている。
今回も出動まで依頼がないため、こちらから催促したのだ。
一回目の電話の後、入居者と連絡がつかないと言うのだ。
しかし、入居者が部屋の前で不具合のある錠を前に待っているのであれば、即時出動させるべき。
そのうえで、電話がつながり時間で了解が得られないならキャンセルすべきと強く申し出て、出動した。
実際は入居者ではなく、母親が代わりに電話をしたようで、入居者は仕事中、部屋の前には誰もいない状態であった。
まったく、よく聞いて現場を掌握しろって!
現状はこんな感じ。
鍵はあるが奥まで刺さっていないのだ。
ストッパーまで2mmほど届いていない。
この手のMIWAのH248タイプのシリンダーで時々ある。
このタイプはキーの先端でケースを回すので、時々シリンダーからキーが早めに抜けてしまい、ケースが正常な位置まで戻って無いのだ。
再びキーを挿入しようとしても、ケースが中途半端な位置なので入らなくなる。
急いでいる時などにキーを引っ張りながら回すと起きやすい。
あくまでも回す時は回転方向のみに力を掛ければ起きることは無い。
対応はピッキング開錠しかない。
幸いH248はピッキングできるシリンダーなので大好き!
トラブルで慌てる入居者を余所に涼しい顔で落ち着いて作業ができてしまう。
この後のH720となるU9シリンダーからは、シリンダー裏の爪がケースを回すのでこうしたトラブルは起きなくなった。
ちなみにU9以降はピッキングではまず開かない。
ごく少数例だが初期のU9なら開錠に成功したことは何度かあったが、現行品では不可能と言える。
せっかく遠方まで出動したのでもっと値が張る作業をしたいところだが・・・遠方手当をいただいても、正直時間とのバランスは取れてない。