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ロックスミスブログ
2018.08.28
フォルクスワーゲンPOLO インロック開錠(富士宮市、西伊豆町)
総決算でブログ書いてるのだが、この夏あまり活躍しなかったTurbo decoder。
でもフォルクスワーゲンと来たら出番だな。
フォルクスワーゲンは比較的早い感じで開けている。
きっと今回も・・・そう思ってTurbo decoder作業をした。
・・・え?ダメ。
炎天下で猛暑、適当なところで開いて欲しい。
何回リセットすれば良いのか・・・、どこで開くのか。
LISHIも引っ張りだしてきた。集中力もなくすぐに諦めた。
最後の手段・・・L型ピック。
いわゆる押し込みピッキングだ。
1分掛かったか分からないが開錠成功、しかも開錠方向に回った。よくある施錠方向に回しスピンさせるのではない。
L型ピック→LISHI→Turbo decoderの順番ではなく逆となってしまった。
伝家の宝刀のはずが、・・・なんとも寂しい結果だ。
更に同じことが西伊豆でも。
お盆シーズンの超混みの西伊豆。
さっさと作業を終わらせて帰りたいのにTurbo decoderが不発に終わった。
県外、川崎のナンバーをつけた乗用車。
心配そうに見守るお客さんの子供たち。かなりのプレッシャーだった。
回りにいられるより、どこか見えない場所で待っていてほしいものだが、帰れるか心配といったところか。
それならこんな混雑する日に遊ぶなよ・・・と恨み節しか出てこない。
ちゃっちゃとやらずに腰据えよう。
鍵穴を覗きL型ピックで・・・また今回も2分ほど掛かったかな?
やっぱり最初はピックで試すことが大事かもしれないなあと思う作業であった。
2018.08.28
EDロック 破錠 (静岡市)
あら、ブログの方がずいぶんとご無沙汰になってた。
暑かったですから、マメさに欠けてました。
そして、とうとうこの時が来た。
いつか来るとは思っていたけど、このタイミングか・・・。
EDロックの不具合。
テンキーで暗証番号を入れてもダメ、管理用のエマージェンシーキーでも開錠にならない。
中でビスが抜けかけているようだ。
直接サムターンを回そうとしても、カバーがされていて邪魔をする。
新聞ポストも外せない。
自分のできる手段は完全に尽きた。
残るは破壊しかない。
不動産業者の社長も立ち会って破壊が決定した。
・・・決定は良いのだけど、時間は既に23時だよ。
壊すっていってもどうやって壊せば良いか。
それよりなにより、階段の上がり下がりでこちらは汗びっしょり。
シャツやタオルが絞れるなんてものじゃないほど汗をかいた。
さて、古いマンションの3階、動力用の電気のコンセントも無い。
仕方なく作業車を近くまで寄せて、電気を取って、サンダーで切るか、ドリルで穴を開けるしかない。
ただ幸いにして、中の留めビスが緩んでるので、少し本体が手前に出てくる。
それを上手く梃を使って本体を曲げる。
ドアと本体の隙間が大きくなったところで、ウオーターポンププライヤーで力を掛ければへし折れた。
超人ハルクになった気分でバキバキに壊す!
ようやく中のケースロックが触れるようになったのでマイナスドライバーで開錠。
不思議なもので、こういう力作業をすると筋肉が太くなり笑ってる気分になる。
胸回りも一回り大きくなったか?
まさしく超人ハルクだ!
2018.07.17
ピッキング開錠のみで
先に書いたクレセント錠の開錠禁止令と同じようなパターン。
ピッキング開錠でのみ作業をしてくれと言うもの。
車種はスズキのスイフト、2017年のモデルなので購入間もないものらしい。
そこでお客さんはスマートに鍵穴で開けてくれと希望したらしい。
それを真に受けたアシスタント会社の受付が作業を振ってくる。
こちらも、単純に開けてくれであればケースバイケースで一番早い方法が好まれると思って作業をしている。
そこに鍵穴をピッキングに限定してとなると行動範囲が狭まる。
私のケースではピッキングに失敗することもあった。そんな時は手段を択ばずエアウェッジを使って開ける。
今回は既に他のロードサービス業者が作業をしていたらしい。
ところが、ピッキングではなくエアウェッジとロッドを使って開けようとして拒まれたようだ。
そして保険会社に連絡してきたのだろう。
このスズキのスイフト、実はサイドバーの入ったシリンダーを採用していると聞いたのはもう10年以上前だ。
その証拠にサイドバー対策としてトライアウトキーを既に購入してある。
しかしながら、一度も使ったことが無い。
スイフトを開けたことは何度かある。いずれもピッキングだ。
サイドバーが採用されてると、ピッキングでの開錠はやらずとも困難なのが理解できる。
ところが、何年式までかデータを取っていないが、かなり新しい年式までピッキングで開けている実績がある。
でも2017年から採用されたと言われればそれまで。
ところが、このロードサービス業者も単にピッキングできないか、開けられなかっただけじゃないのかな。
車を走らせながらの入電だったので、今トライアウトキーを載せてるか確認ができなかった。
それほど使わない道具だったのだ(結果的に載せてあった)。
おそらく現場に行けば呆気ない作業だったのだろうが、現場まで2時間!
ここも引っかかったか結局は入電とならず。
それにしても、インロックしてしまったのに、注文多いね。
しかも・・・高級車とは言えないんじゃないかな。
色々な人がいるものだが、かつては車体に触れるなという人もいた。
何考えてるんだろ?
2018.07.17
クレセント錠の開錠禁止令!
え~と、某アシスタント会社からそんな通達がきました。
クレセント錠とは窓についてる、あの引っ掛ける錠のことである。
昨今、住宅の入り口のシリンダーはピッキングでは開かないシリンダーが多い。
よく国産大手のメーカーのは開くとか馬鹿なテレビ番組で触れて回ったが、そんなシリンダーはもう20年も前に製造を終えている。
現行の新品はまず開かない。
反対にキーに穴の開いたディンプルキーは開かないというのも怪情報で、開くものは開きます。
そんな開かない昨今のシリンダーがついた戸口、それでも開錠依頼は来る。
開けるのはシリンダーを壊すかその他の方法となるわけだが、その他の方法の中に窓を開けるやり方がある。
特に新しい物件のドアはありとあらゆるところに開かないように対策をしてきている。
市販品もあるが弊社でもオリジナルで作ってみて、何度か開錠を成功した。
市販品より開錠確度は高いかな?・・・市販品はまだ現場で一度も日の目を見てません。
ただ、やっと見つけた建物の弱点。
これが仇となったようだ。
或る日、FAXでクレセント錠の開錠禁止の通達。
どういうことかと思えば、防犯住宅と思っていた住人がクレセント錠で開錠され恐怖感を覚え、クレームとなったと言うのだ。
なんとも滑稽な話。
だったら、玄関開けてくれとか言うなよ。
ちなみにシリンダーの破壊はまず許可が下りないのと、集合住宅だと深夜に作業ができるはずものない。
身勝手な話だなあ・・・そう思ったせいか、最近このアシスタント会社から仕事が来ない。
玄関開錠限定されれば選択肢は狭くなるし、可能性も低くなる。
どこ見て仕事をするかだよなあ。
是が非でも開けたいというお客は確かにいる。
これからは建前と本音のせめぎあいになるだろうなあ。
2018.07.17
レクサス LS430 インロック開錠 (沼津市)
2018.06.22
ICカード錠 不具合 (御殿場市)
TOSTEMのICカード錠がカードでの施解錠ができないという修理依頼。
認証はされてるし、電池もしっかりある。
分解してみて、個々のケースロックは問題ないが、組み立てた時にサムターン後ろのモーターギアに引っかかりがある。
回す際にこれがモーターに重くて回しきれずにエラーランプがつくようだ。
ところが、この紙シールが気になる。
封印のようにも見える。
メーカー依頼でもないのに封印を破ったら、最悪はメーカーの保証が受けられなくなってしまう。
ただこの白いケースを開けないと修理ができない。
意地を出してOHする手段もあるが、損保会社の保証範囲という定額料金ではやる気も起きない。
頑張って分解しようが、ここで終わろうが受け取れる金額は同じ。
それなら無理はしないし、する気にもさせられない。
封印破らず部品交換した方が良いでしょ。
築10年ほどなのでモーターも怪しくなってくる頃だし。
そしたら、血相変えたように損保会社から電話が来た。
交換までアテンドする保証なんです。。。って、そんなことは聞いてないし、最近のサッシメーカーやハウスメーカーではユーザーからの直接問い合わせしか応じないところもある。
やりにくくなったねえ。
2018.06.22
メルセデスベンツ C220 インロック開錠 (伊豆市)
2016年登録のベンツのインロック。
ベンツといえばまずはトランクインロックが脳裏をよぎる。
目の良くて手先が器用な人は、シリンダーを開錠状態にして、鍵穴から段差を読み鍵をカットしてトランクシリンダーを開錠するのだろうが、僕は目が悪いせいもあり、鍵穴を覗くのは苦手だ。
バイクの紛失キー製作でも最近は鍵穴を覗くのが億劫。
やってやれなくはないが、目を凝らすせいか作業後に顔面筋肉痛になる。
データは取ってないが、高年式車でトランクインロックでドア開錠で事が済んだこともあったような。
あれは何年式だったか???
まあ、最悪はTurbodecoderでいきましょう。
トランクインロックは取り越し苦労だった。
入電時に鍵の場所不明だったので最悪を想像したのだが、鍵は後部座席に置いたバッグの中。
それであれば、なんとでも手のつけようがある。
でも・・・車がショールームのように異様なほどピカピカ。
なんか周囲も高級車だらけでセレブの集まりなのか?
仕方がないから鍵穴で・・・って鍵穴が無いじゃん(と、とぼけてみる)
あ、写真は開錠後なので半ドアという突っ込みは無しで。
今風のキーレスエントリーの車で、鍵をバッグに入れて後部座席に置いたことによる施錠トラブル。
原則は右ポケットの中に入れてというと、メルセデスは男女差別するの?女性向けじゃないね!
スカートには右ポケットは無いのか!!!
って、そんなこと僕に言われても・・・そもそも運転にスカートが相応しいのかって議論になってしまう。
ミニスカートがどうちゃら言われたが、明らかに僕より顔に皺が刻まれたお年頃のご婦人、寄ってたかって質問されても・・・酒臭いし(今夜はお泊り)。
鍵穴が無い!
どうやって開けるの?
ってお客さんの質問。
あ~無いですね、ハイハイ・・・分かっちゃいるけどとぼけたくなる。
専用の治具があれば簡単なのだろうけど、傷つかないように気を配ってカバーを外す。
少し力を加えると折れたり破損しちゃいそうな爪、油断したら周辺に傷をつけそうで怖い。
カバー開けたら、あら鍵穴が横向いてる。
2年前の車ながら初めて見た。
ピッキングが少しやりにくくなったのかな?
まあ器用な人には関係ないでしょうが、トランク開錠も必要ないので地味に開けました。
2018.06.12
アウディ A4 インロック開錠(南伊豆町)
久しぶりに走った!
南伊豆までインロックした車を開けに。
2004年のアウディ。
本来ならTurbodecoderの出番なのだが、年式的にGen1。
あ~返しちゃったなあ。
確かに以前ウチにあったが、VAGグループのgen1の初期タイプは割と開けやすいので、あえて高価なツールを使わずにピックで十分。
確かに100%でなく、開けそびれたことも過去にあったが、ほぼほぼいけるので良いかなと思って。
出荷側で間違えて送ってきちゃったので、返品したんだっけ。丁度一年前だなあ。
送ると送料も高いので、出張ついでに持って行ったんだ。
さて仕事、片道80km、2時間少々かけて行ってきました。
海岸に面した海水浴場の駐車場。。。
往年の通りピッキングで開けた。
写真の通り、夜です。
真っ暗、でも星空が綺麗だった。
遠方作業は確かに多少の出張費は張るけど、やはりあまり割が良いとは言えないかな?
帰宅したら24時だし。
2018.05.29
テンキー錠 施錠できず修理依頼 (静岡市)
タッチパネル式のテンキー錠の施錠ができないという修理依頼。
賃貸アパートに後付けされたテンキー錠、A社製だ。
高性能なシステムの割に格安で販売され、かなり普及されたようだ。
アパート管理にには鍵を管理する必要がなくなり効率的だが・・・壊れるんだなあ。
今回も施錠ができないというので、モーターがダメになったかと思った。
残念ながらこの機種は補修部品も出なければ、メーカーでの修理もやっていない。
壊れたら使い捨てるだけ。
現場で一応確認してみたら、確かに施錠ができない。
ただ見れば室内がわのサムターンもきちんと90度回らずに戻ってる。
手動で動かしてもダメ。
原因はこれか?
写真横になっちゃうし、暗いし・・・。
こんな感じなんです。
拡大すればデッドボルトに鎌が出るはずなのが分かりますが、それが出てない。
つまり機械はきちんと90度回せず逆転して戻っていたために施錠ができなかったのだ。
対策は潤滑スプレーでデッドボルト周辺の動きを良くしてやった。
ちゃんと動くようになった。
テンキーでも問題ない。
しかし、世の中わざわざ業者呼ぶまでもなく、この程度のこともできなくなっちゃったのかな?
往復100kmの道のり・・・帰りますが。
今日も帰宅は深夜ですね。
2018.05.18
フォルクスワーゲン トウ-ラン リモコン不良(沼津市)
スーパーマーケットの駐車場で乗ってきたのに車のリモコンが使えなくなって開錠ができないというトラブル出動。
多くの人がリモコンキーならエマージェンシーキーがリモコンに付属してあるはずと思うだろう。
ただ車両がワーゲンでボタン式のスターターでは無く、イグニッションシリンダーにキーを差し混むタイプなので鍵が無い!という自体がありえない。
ただ過去にポルシェ(ワーゲンと同じシリンダー)で、鍵がありながらドアが開けられないことがあり、ふとそんなことが頭をよぎった。
故障は何が起きていてもおかしくないから。
いざ現場に行けば、バリバリの新型車じゃないので新たなセキュリティになってるとも思えない。
お客さんが待ってる間にリモコンキーの電池を交換したそうだ。
だが反応しない。
かくなるうえは・・・鍵穴!ってなにやら鍵穴に蓋がされてる。
それを剥がして鍵を挿入、問題なく回りドアは開いた。
エンジンも始動しセキュリティが作動してる様子もない。
聞けば以前ブレーキパッドの交換ランプが付き、交換したそうだが間もなくまたランプが点灯したことがあったそうだ。
その辺のコンピューターエラーかな?
それに絡んでリモコンも作動しなかったとか??
とりあえず、今はリモコンも作動し、何ともない。
原因は・・・分からない。
2018.04.30
スズキ ワゴンR 紛失キー製作 (沼津市井田)
2018.04.30
キー折れ MIWA U9LA 静岡市
鍵が折れその破片を抜いて欲しいという作業依頼。
幸い入室できているので助かる。
訪問も早急にというものでなく、アバウトで良い。
まずは行ってみて驚いた。
県営住宅と聞いていたが・・・すごい高層集合住宅。
沼津市には無いな。全部で何所帯なのだろうか?
まず作業車を止める場所に戸惑った。
建物がでかいので、路上に止めてとはいかない。もし部屋が遠かったらとんでもなく段取りが悪くなる。
そうしたら、偶然外部用の駐車個所があった。
それでも現場の部屋までは遠いが、駐禁を取られることはない。
現場の部屋からシリンダーを外してきて、作業車に持ってきて作業をした。
鍵の残留部分は途中で折れていたのでシリンダーを分解し、何本かのタンブラーに引っかかるので、ピックで抑えながら後ろから押し出した。
折れた部分を見れば捻じれた跡がうかがえたので、亀裂が入ってるところに何かの拍子で捻じったのかな。
聞けば鍵がコピーキーであったようだ。
おそらく引っかかりがあったのかな?
2018.04.26
鍵が回らない MIWA PMK (伊東市)
鍵はあるが鍵を入れても回らないというトラブル。
伊東への出張なのは良いが、大雨。
想像してたのはU9でゴミが溜まって認証されず回らないのかと思った。
しかし、現場で鍵を見ればH248?・・・いやH215だっけ?
鍵の先端でクラッチを押すタイプだった。
最近不具合といえばURやタッチパネルとかだったので、旧型のシリンダーに会えて逆にどう対応しようかと迷ったほどだ。
鍵を差してみたらやはり鍵が全部入らない。
ストッパーの少し手前で止まってしまってた。
実はこの段階でクラッチ式とは思わず、ピッキングでの開錠を始めて中にクラッチがあることが分かった。
分かってれば少し力を入れて鍵でクラッチを押しただろう。
とりあえずピッキングで開錠。
センターピックが使いにくかったので先端のダミーを突っ込んでセンターピック代わりにした。
開いた。
完全な原因は分解まで保証に入ってないし、現状で使える状態なのでここで作業は終わり。
2018.04.25
シリンダーが回らない MIWA PR(東伊豆町)
鍵が調子が悪いという電話だった。
最初はいつもの注油のし過ぎによるタンブラーの動きの不良かと思った。
市販されてる鍵用の油の中にはこのPRに合わない物がある。
しかし今回お客さんが使っていたのがミシン油だと言う。
ミシン油なら軽いと思うけど、何にせよ洗浄程度で済むかと思った。
いざ現場でシリンダーを外してみたら、案の定油がべっとり。
シリンダーの裏を通り越してフロント部分までかなり滲み出していた。
作業車に持っていき油を吹き付けてみたが改善しないので、分解してみた。
洗い流すようにスプレー油を掛けたが4番目のタンブラーが動かない。
動きが悪いのかと思ったら、そうでなくスプリングの感触がない。
下側を見てみたら何か出てる・・・タンブラーを抑えるスプリングの片側だった。
本来この飛び出たものが中に入らなければならないのだ。
仕方なく更に分解しスプリングの抑えを所定の位置にしようとやってみた。
見えるだろうか?
この細いスプリング。老眼が来ていてちょっときついなあ。ピンセットも持ってきてないし。
それでも苦闘しながらなんとかできた!
・・・と思ったらシリンダーのヨレでまた出てきてしまった。
何度か繰り返しやってみたが、さすがに嫌になった。
U9のような板バネならこんなことないのに。
ここはエントランス付きのマンション。
逆マスターのシリンダーがついてるわけで、部品交換となるにしてもしばらくは仮のシリンダーを装着しなくてはならない。
となるとU9か。
お客さんに状況を伝え、シリンダー交換した方が良いと伝えた。
逆マスターの同一シリンダーにせず、各室はU9で構わないことになった。
U9の方が良いよ。
鍵は二本になるけど。
ささいなところだが、できれば修理であげたかったなあ。