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ロックスミスブログ
2018.11.06
MIWA PRシリンダー不具合修理 (裾野市)
鍵があってもシリンダーが回らない・・・この不具合の仕事は結構多い。
入電時に症状を聞けばだいたい先々が想像できてしまう。
慢心はまずいけど、本当にある定理に従った症状のようだ。
不具合が起きる状況は季節の変わり目や大雨の後に多いのではないか。
気温はあまり関係ないが湿度が高いと裏目に出ているようだ。
あと管理人さんがマメに純正スプレーをふいてくれてるとか・・・。
幸いなことは入室状態が多いのが助かる。
何せMIWAの新しいシリンダー・・・とは言っても発売されて10年以上は過ぎているが。
ディンプルキーなうえ、シリンダーはサイドバーを活用した物でピッキングで開くはずもない。
サムターン開錠をするにも、サムターンがスィッチ式の防犯サムターンだったり、ドアスコープ自体が取り外せないタイプだったり、まだドアスコープの穴があれば良いが、カメラ付きのインターホンになってたりする。
結局防犯が進んで不具合が起きた時は自らの首を絞める状態なんだよなあ。
とりあえず外してみる。
シリンダーのASSYを外せばすでに答えが見えた。
ゴミがしっかり溜まっていた。
黒い金属粉と埃が絡まった感じだ。
これに純正スプレーが加わるとグチャグチャになるが、そこまでいってないようだ。
この程度なら洗浄してやれば解決するだろう。
純正スプレーを敵のように言うのは、シリンダー内のタンブラーの間に入りこんでタンブラー自体の動きを悪くするのだ。
そうなってしまうと残念ながら全分解をしてタンブラー1枚ずつ清掃しなくてはならないが、実は最近目が厳しくなり根を上げた案件が1件あった。
少し前まで目がヘロヘロになりながらも夜間作業でやれたのだが、・・・今はきついかも。
今回もCRC556で汚れを洗い流した。
サイドバーとサイドバースプリングを外した内筒を組んだ状態でスプレーの圧力で洗い流す。
廃油もしばらくは黒いがやがて透明になり動きを確認。
キーを入れてシャーラインの揃いさえ問題なければ、組み立ててれば正常に動くはず。
間違っても重たいグリース状の油を鍵穴に入れないように。
2018.11.02
サムターン開錠 (富士宮市、沼津市)
某大手アパート管理会社から安否確認依頼の開錠であった。
少しオフセットされたドアについているドアスコープ。
それでもこの会社の物件はサムターンがノーマルなので、ドアスコープさえ外せれば破錠なしで開錠できる。
いざ、作業となるとドアスコープが少し回って止まってしまう。
ドアスコープが楕円の物と少し動きが違うので、意地になったが、写真の通り楕円のタイプで外側から外せない物であった。
管理会社の社員もドアスコープならと破壊の了解を得て、意地で取り外したら・・・あら、取れないわけだ。
でも指が頑張ってくれて、生爪はがれかけて指先痛い!
こいつさえ外れれば結果を出すにはすぐであったが・・・。
続いて夜、夕飯を食べた時間あたりで鍵の紛失による開錠依頼が入った。
ドアの形状を聞けば、サムターン開錠で行けそう。
甘く見て市内の沼津市であったので出かけた。
現場は自宅から徒歩圏内。
さてドアスコープ外すか!・・・と思ったが、これもまた取れない。
回るのだが、内外で重なり合って空転してしまうのだ。
先日負傷したつま先で再び踏ん張って回してみる。
夢中になってたとは言え、指先の痛みにかなり作業時間を掛けていたことが理解できた。
挙句に爪が割れた・・・心がかなり折れかけたけど、なんとか外せた!
さてサムターン開錠を試みるが・・・上手くいかない。
回転方向のせいか?
幸い部屋は1階なので窓からなんとかならないか。
しかし、大きな窓は掃き出し窓が一つだけ。
もうここしかない。
クレセント開錠工具の先端をアタッチメントで長い物を作成した。
幸いWロックをかけておらず、サムターンは動くのだが・・・すぐ戻ってしまう。今のサッシだ。
掃き出し窓を少し開ける方向にしてサムターンを動かすと途中で止まった。
これで窓をガタつかせれば開くのだが、なかなか上手くいかない。
大きな窓なので、長いエクステンションで力点も上手く決まらない。
イライラが募る。
もう1本更に長いエクステンションを作り、途中で止まってるクレセントを押した。
力を掛けていた掃き出し窓が開いた!
手を広げると剥がれた爪が痛む。
作業時間は3時間~4時間に及んでいた。
疲れた。。。
2018.11.02
コクヨ 業務用金庫 破壊開錠 (伊東市)
ダイヤル番号不明の金庫のダイヤル開錠依頼であった。
電話で話す限りもしかしたらホーム金庫かと思われたが、木曜日の午後から伊東市へ開錠工具のスーパーダイアラーを持って行ってみた。
がっつり業務用金庫であった。
研修所?を前オーナーから買い取り、金庫を置いていったらしく、鍵はあるが番号不明の状態であった。
ただ捨てるにしても中に何があるか分からないから、開けたいと言うのだ。
こういう場合、中身は空っぽというのがオチなのだが。
まずはスーパーダイアラーで・・・と思ったら、マニュアルが無い。
あれ?どこにやったのか。
自宅?事務所??現場???
出した記憶が無いわけでもないが・・・とりあえず今手元に無いので、うろ覚えの記憶でセットしてみた。
案の定、開錠に至らず、外も夕闇となり一度引き上げた。
開けて金曜日は別の所用があり、土曜日に改めて対応。
実はその間にマニュアルを持ってと思ったが、とりあえず身の回りで見つからなくて、大慌ててで取引先の問屋にマニュアルが無いか問い合わせて用意してもらった。併せて金庫の製造番号を控えて、奥の手である番号照会を掛けてみた。
個人情報!と思われるところだが、実は番号照会の結果、情報なしであった。
こりゃスーパーダイアラーに託すしかない。
土曜日に再訪問。
朝一番に出たつもりだが、伊東まで来ると昼近くなる。
さっそくマニュアルに従ってセット。。。少し先日の設定間違ってたなあ。
まずは5飛ばしで・・・通常は開くのだが、見事に一回りしてしまった。
続いて3飛ばしで・・・マニュアルではクマヒラなどの金庫に対応してなのだが。
今日は早く仕事上げてそばを食べて帰ろうと思っていたので、昼過ぎになってだが、機械を掛けたまま昼食に出た。
やっぱ、そば食べたいなあ。
少し高くても美味しいのが良い。
別荘地だから趣味でそば打ちしてる人の店なんて楽しみなんだが・・・とりあえず国道沿いのそば屋を見つけた。
鳥のつけそばを頼んでみた。
出汁は温かいのだが、・・・そばが・・・ちょっと期待外れ。
腰のある固めのそばが好きなんだけど、なんかボソボソ感でがっくり。風味もなんだかなあ。。。十割そばが良いのかな?
鳥肉もカモじゃないせいか、イマイチ。
値段は安くないのに正直ガッカリであった。
昼休みを終えて現場に戻った。
実は食事している間にダイアラーが止まって開錠になってたらと淡い期待をしたのだが、しっかり仕事中であった。
モニターの数字もあまり進んでない。
止めよう!
お客さんも昨日のうちに了解していた破錠をすることになった。
新聞紙も用意してあるよ!
苦肉の策、ダイヤル横にドーンと穴を開けて番号を合わせた。
早いこと、さっさと作業を終えた。
料金も了解済みなので、諸々は済ませられたが気持ちの中でなんか納得いかない一日であった。
帰れば夕方、今日は消防の日だ。
2018.10.17
これも鍵屋だから? 業務用金庫ダイヤル開錠 (沼津市)
朝一番でサービスエリアの売店事務所の業務用金庫が開かないので開店できない至急の開錠要請。
普段はダイヤルを触らず鍵のみで開けていたが、どうやらいじってしまったようだ。
しかしダイヤル番号は管理されているのだが、開かない。。。
この場合多くは合わせ方に問題があったりするのだが、もしかしたら番号自体存在してないのかもしれないので一応開錠機器を持って行ってみた。
当然業務用金庫のダイヤル開錠なので高額なのは了解もらって。
しかし、すぐのすぐに開くかは不明。
まずはダイヤル番号とおぼしきものを見せてもらい、自ら合わせてみた。
紙には2通りの数字と上・下の文字・・・さて何を意味するのか?
普通の業務用金庫に上も下もないだろう。
まずは左縦に羅列された数字。。。開かない。
右縦に羅列された数字は3つの番号。。。
もしや、もしや・・・この上下は上り線と下り線を意味するのでは?
案の定下と書かれた右側の数字で開いた。
最後の数字は上と書かれた左側と偶然なのか、そういう設定だったのか同じだった。
こういうひらめきも鍵屋だからなのか・・・と有頂天になってみた。
でも想定の作業料は取れないよなあ。。。足代程度。
2018.10.17
鍵はあるけど開錠できないFMC (静岡市)
これはちょっと手こずった作業。
時間帯も夜だったけど、鍵があってシリンダーは当然回るけど空転してしまい開かないというもの。
これが鍵が回らないとかなら原因はシリンダーかデッドボルトかケースロックか・・・色々な可能性が出てくる。
シリンダーは正常に回るが空転して開錠にならないとなると、ケースロックかテールピースか。。。何にせよ外部から手を入れられない。
開ける手段はサムターン開錠しかない。
アパートなので窓は大きな掃き出し窓だけ。
答えが限られてしまうが、この手のサムターンが重くてなかなか開錠にならなかった。
またサムターン自身も空転を起こす原因となったレバーのガタツキやケースロックのガタツキなどもあり、力がうまい具合に逃げてしまい難儀した。
最初から言えばまずドアスコープ外すのに苦労した。
外壁再塗装をしたようでペンキで固まっていたし。
そしてサムターン回し・・・あまりに開かないのでファイバースコープを穴から入れてモニターで確認したほど。
もちろんその画像なしでは疑心暗鬼になってたが、画像を見たことで手順を確信した。
なんとか開錠してシリンダーを外してみたらセンターピースが割れてるうえに削れている。
この原因を作ってしまったのが先にも書いたがレバー錠の緩みによってケースロックが左右に逃げてしまったためだ。
テールピースを長く作成して・・・というやり方もあるが、保証対象外なら管理会社に翌朝電話してケースロックを交換してもらってということにした。
2018.10.09
業務用 金庫不具合修理 (長泉町)
会社事務所で使う業務用金庫で鍵あり、番号も分かるが開かなくなったのでまずは開錠の依頼であった。
昨日まで正常で急にダイヤルの回転が重くなり、番号を回しても開かなくなった。
この辺は経験値で想像するしかない。
ダイヤルが重くなった理由はなんだろう?
ダイヤル錠の裏ぶたが外れかけてるケースがあったなあ。
裏ぶたのビスが緩み裏ぶたが少し外れ欠けるとダイヤル同士が本来回すと互いにぶつかって作用するのだが、爪が乗りあげてしまうと同時に二枚のディスクが回るので重くなる。。。
この線でやってみた。
ゴムハンマーを持ってきてダイヤルを構わずブッ叩いてみた。
すると不思議と叩く前にはカクカクという感じで回ってたダイヤルがスムーズになった。
お客さんも「滑る滑る!」と以前のような状態になったようだ。
そこでお客さんの方でダイヤル番号を入力してもらった。
「開きません!」と言われ代わって少しダイヤルを左右に振ってみたら、ダイヤル錠が開錠となる感触が出た。
開錠だ。
さて原因は何だ?
ダイヤル錠の裏ぶたに傷が!
開けたのだろうか?しかしもう一つのネジには傷が無かった。
ネジはしっかり閉まっていた。
黒い金属粉!
擦れてた?こういうのがヒントになるかもしれません。
ハンドルとのリンケージに傷が!
ここに当たってダイヤル錠のデッドボルトを押さえつけて開錠しなかったのか?
これも大きなヒントだ。
コレといった原因が突き止められない。
とりあえず正確な数字を回せば問題が起きない。
お客さんにテストをしてもらった。
机からノートを取りだしてきて一度目、なんかぎこちないが開錠できず。
とりあえず数字を教えてもらいこちらでやってみた・・・開錠に問題ない。
再びお客さんにやってもらった。
「70を右まわし3回、40を左まわし3回、25を右まわし2回・・・」
待った!
回転数が変だぞ。4回、3回、2回、1回の順じゃないか?
「え~!ずっとこの回数で開いてました」
そう、犯人はコイツだ!このノートだ!
つまり、ダイヤルはリセットするほど回さず、ラッキーな3回、3回・・・の順で開いてたのだ。
きちんとした回転数で回してもらったら1発で開錠。
信じられないという顔付だった。
さてゴムハンで叩いたダイヤルは?
なぜか分からないが、とりあえず叩いたことで調子は良くなったようだ。
2018.10.09
MIWA PRシリンダー不具合修理 (静岡市)
なんかお馴染み感が出来たこの作業。
MIWAで新しいラインナップのPRシリンダーの不具合。
ディンプルキーにサイドバー構造のシリンダーというある意味見た目も機能も最強の錠前なのだが、よく不具合が見受けられる。
古いからではなく、新しい物でも不具合になるケースがある。
ロットのせいなのかは分からないが、分譲マンションに供給された物に多い気がする。
製造時のバリなども関係するのだろうか?
今回、幸いにも入室ができており、外出しようとしたら閉められなかったと言うのだ。
そして共通するのがメーカー純正の鍵穴用スプレーを使っているケースが多い。
今回も、以前より具合が悪かったので近所の方と併用して借りて何度か使ったと言う。
案の定、市販の潤滑スプレーで吹き流すことで解決した。
埃汚れもあるが、グリスが外筒にもはみ出しており、原因が想定できる。
多少黒いカスも鍵穴から流れ出たが・・・やはり純正スプレーが起因してる気がするんだなあ。
2018.10.03
フォルクスワーゲン トワレヴ 開錠(沼津市)
フォルクスワーゲントワレヴのインロックであった。
2年ほど前に他界してしまったが、埼玉の同業者でフランチャイズ脱会から一緒にやってきた友人が生前、トワレヴは開かないと言っていた。
彼はワーゲンのディーラー勤務の経験もあったので結構色々なアドバイスをもらった。
正直ワーゲン系のシリンダーは負け知らずでピックで開けてきたので少し信じられなかった。
彼曰く、シリンダーは傾くがドアロックが解除されずに開かなかったと言うのだ。
その言葉は10年以上前なのかな?
なかなかトワレヴという車両に当たらないため実証できなかったがとうとう来た。
多少はビビリながらも現場に行った。
少なくとも今の自分にはTurbo decoderがある。
シリンダーは回ったと言うが怪しい物である。そう言う意味では実証したかった。
写真は開錠後であるが、問題なかった。
しかし、車両がHU66の1generationであった。
後期型の2/6generationではなかった。
Turbodecoderで開けようと、テスターキーを差し混んでみたら、1generationを指す赤い刻印までテスターキーが入った。
あ、忘れた!
Turbo decoderの1generationは買うつもりなかったのだが、発送間違いで入庫したのが1台あった。
買い手が付くなら売りたいから作業車には載せてなかったのだ。
せっかくここで償却できるのに・・・。
しかしピックでなんとか開けた。
セオリーである右ドア右まわしで開錠になったが、ロック機構が電気式なのでロックボタンが上がる感触もなく、集中ドアロックの音もしない。
反応が無く気分悪かったが、ドアハンドルを引けば開錠になっていた。
もしかしたら友人はこの無感触でミスってたんじゃないのかな?
当時の新型で試してみたいものだ。
とりあえず旧タイプだが開錠成功。
2018.09.24
この対応には不満 (伊豆の国市)
この仕事を請け負ったのは5月の中旬頃だった。
相続で母親の住んでた家を継いだのだが、兄弟で係争したが結審したた。しかし鍵が無いので開けて交換して欲しい。
そんな依頼だった。
判決による不動産関係の書類もあるので、こちらは疑う余地もない。
ただこの建物がハウスメーカーの建てた物だった。
2棟あり、1棟は新築でもう1棟はリホームした物でどちらも、そのハウスメーカーが施工した。
昨今、ハウスメーカーが施工すると建具はハウスメーカーのオリジナルブランドとしてOEMで供給されている。
錠前も同様で従来の錠前メーカーの商品を汎用的に使えなくなってきている。
悔しいがそうした部品はハウスメーカーからの取寄せとなる。
なぜなら、型番を調べたくてもケースロックは何も刻印がなく、また建具もアルミメーカーが供出しているのだろうが、型番を記載したシールもない。
補修部品を頼むにはハウスメーカーを通さなければならず、部品情報はハウスメーカーが持っている。
まったく厄介だが、過去に何回かこうした案件があり、特に問題なく片づけていたので今回も・・・と思った。
当初、依頼主のお客さんもハウスメーカーに交換を頼んだそうだが、自社で開けられないので開けるところは業者に依頼して欲しいと言われたそうだ。
もっともかもしれない。
開いてない状態での作業依頼はこうした相続などは特例だろうし、あっても鍵の紛失に伴うものでさすがにこれは商売違い。
通常はドアが開いてる状態での依頼で、家族の誰かが鍵を無くしたとか不具合が起きたというものだろう。
そしてまずは、ハウスメーカーで登録している所有者と依頼者が違うことで一悶着。
裁判所の書類で決着するしかないが、これでまずはハウスメーカーが情報を出し渋った。
お客さんも痺れたようで、ウチに一式(開錠と交換)の依頼を発注してきた。
こちらもやはり部品は確認したいので取りあえず開けることにしたのが下見をしたのちの5月下旬。
新しい建具なので基本は破錠しないと開けられない。
こちらとしても、壊す場所は極力目立たないドアで数少なく行うことにしたが、1ドア2ロックで2個の破錠は必要。
ちなみにドアは2棟合わせて5か所、他にガレージがあった。
離れの方はクレセント錠から開錠できたのだが、母屋の方が窓も通常よくある引地がいの窓ではない。
窓開錠は不可と判断しシリンダーの破錠を行った。
他に柱にドアをつけ、物置にしてあったが、こちらは問答無用の破錠。
ただシリンダーが色違いだが汎用品で対応できたので即日交換。
これでハウスメーカーも部品などの確認がしやすいだろうかと思って、部品を依頼しようとしたら、
住人にしか売れないとか、挙句になぜシリンダーを壊すのか?窓を割れば良いのに・・・とまで言ってきたハウスメーカーの営業マン。
お客さんの依頼はシリンダーの交換で窓ガラスの交換ではない。
壊すのなら交換する場所を壊すのが筋だろう!!
と、こちらもテンションが上がった。
さすがにこんな営業マンとは女性であっても付き合う気にならなくて担当を変わってもらった。
次に出てきたのは副所長を名乗る人物で、こりゃ相手に不足はないと思ったのだが・・・。
まず現場を即見てくれたのは良いが、部品特定まで時間掛かり過ぎ。
見積書を出してくるまで裕に1か月が過ぎ6月も下旬だった。
実はこのハウスメーカーとウチは一度契約したことがあった。
やはり譲渡の関係で業者が競売で買った物。
その時は特に問題もなく部品は破錠後1週間で宅急便で送られてきた。
それに対し、数が多いとはいえ今回は見積りで1か月、しかも母屋のみで離れが入ってない片手落ち。
それでも、部品を出してもらわないと汎用品を加工して取り付けるようになる。
せっかくの建具なんだし、綺麗に交換で終わらせたい。
納期は7月12日で契約書に捺印した。
部品の販売なのに契約書!
まあ、厳密に言えば必要だろう。金額も10万円は裕に超える。
しかし、部品は7月13日を過ぎても届かず・・・20日、月末と過ぎて行く。
さすがに連日の催促でこちらも嫌になってきた。
お客さんもつけられるところからつけて欲しいと言う。
部品を一括注文しようと思っていたが、離れの引戸錠だけがTOSTEMから入手できることが分かった。
よくあるネットではなく、販売会社を通じてだ。
ハウスメーカーに聞けば、あと1個がどうしても入らない、8月上旬になるというのでキャンセルを言った。
入ってこないのは後から発注した離れの物かと思ったら、母屋の玄関錠だったが、未納入で問答無用だ。
ちなみにTOSTEMの販売会社はアルミサッシの番号から該当商品を出し、納品まで3日だった。
しかも、驚いたことは価格だ。
仕入れ価格なので教えられないが、販売会社の出した価格が仮に1万円だったとするとハウスメーカーの価格は3万円だ。しかも更に事務手数料を男千円か上乗せする見積りだった。
同じ商品である。
全部キャンセルして他から取りたかったが、母屋の部品はどうも協定がありサッシメーカーも開示できないそうだ。
8月下旬、ようやく全部品が揃い交換を行えた。
こんなところとはさっさと手を切りたいので、請求まわしてと即時言った。
と言うのも当初の契約書の支払い期限が8月23日だったからだ。
完納したのなら支払いを止める理由はない。
しかし、今日現在請求書は届いていない。
1万円で仕入れた部品のウチからお客さんへの請求と、もし3万円で仕入れていたらの請求・・・。
この差額がどこに消えてるのかは知らないが、負担するのはエンドユーザーであることは違いない。
ちなみにこのハウスメーカーとはMISAWAホームである。
全営業所、全スタッフがこうであるとは思わない。
現に過去の取引では問題なかったのだから。
しかしこの該当する営業所についてはこの有様だった。
2018.09.24
電気錠修理 (伊豆の国市)
築1年のほぼ新築で建具の純正で電気錠が装備されたドアの不具合。
電気錠での施解錠ができず、操作すると不認証の警告音が鳴るという症状。
まただ、縦で撮影すと横になっちゃった。
こんな感じで鍵穴もないのになぜ鍵屋を呼ぶ?
最初はデッドボルトがストライク金具に当たってるのかと想像した。
作動できないから警告音を発してたのかと。
これで施錠ボタンを押すと警告音が10秒ほど鳴るだけ。
また室内から施錠し、認証リモコンで開錠しようとしても同じ症状。
こうなっちゃうと、何かのはずみで認証がリセットされたと思いたくなる。
センサーの接触不良とか?
何せ???なのは、外見は非常に新品に近い物で不具合が見られない。
メーカー保証だろ?と言いたくなるが、1年点検で症状を訴えたそうだが、その時点で復旧したらしい。
そしてしばらくしての同じ症状。
出かけられないと僕に言われても、僕はメーカーサービスじゃないんだし。
とりあえず接続してるコネクターを外してみた。
中から出てきた電池も外す。(ちなみに電池切れじゃありません)。
もちろん不具合は見られないので戻す。
そうしたら復旧した。
なんなの?
PCでよく重たいとか言うときに周辺機器を外して再起動したりするけど、それに似た症状だったのか?
一旦復旧すると、リモコンキーでもボタンでも認証するようになる。
ただお客さんが認証時に3回音が鳴るのが気に入らないらしい。
購入当初は鳴らなかったというのだが・・・多分気のせいで認証を合図する音だと思うから鳴ってたんじゃないかな。
外科的に壊れてれば直しようもあるけど、内科的に見えなければちょっと分からん。
とりあえず復旧した状態で様子をみてもらうことにした。
2018.09.10
フォルクスワーゲン ゴルフ7 Turbo decoder開錠 (下田市)
下田でゴルフ7のインロック。
こりゃTurbo decoderで行けると思い現場の海岸へ。
ところがいざTurbo decoderを鍵穴に入れようとしても入らない。
なぜ?
そこにきて特設ステージで歌が流れてるし、お客さんはウエットスーツでウロウロ、周りは9月というのに海水浴客でおまけにスコールのような雨。
イライラMAX。
しかし、この車はシリンダーを回さなければドアは開かない。
追い打ちをかけるように、自宅の三島へ戻ればスペアキーがあるので・・・なんて言うからやる気も幻滅。
Turbo decoderがダメならLISHIのピック・・・ダメ。
それなら初心に帰ってL型ピック。。。なんかやる気ない。
なんとかTurbo decoder使えないか・・・と試行錯誤したら奥までいった。
何のことは無い、ピンが出ていたようだ。
2度ほどリセットしたが、徐々に感触が出てきたので開錠できた時は当然と思いつつも、やっぱりやれた達成感。
全く写真を撮影してないあたり結構いっぱいいっぱいでやってたことがお分かりだろう。
実は、現場に出かける前に販売用のTurbo decoderを受け取り、車に積んだまま出かけた。
自分のTurbo decoder HU66 2/6generationが鍵穴に入らないときに正直原因が分からず、本体に小さな欠けがあったのでそれに当たるのかと思った。
ヤスリなどで滑らかにしてみたがダメで、背に腹は変えられない!と思って国際航空貨物のパッキングを破った。
ところが中身がHU66 1generationで間違っていた。。。要は代替えもできないことになり、結構失望感も強かった。
そんな紆余曲折だが、達成できて良かった。
HU66 1generationはしばらく在庫しておきますのでご用命はお気軽に。
2018.09.06
BMW 530i Turbo decoder開錠 (下田市)
2018.09.06
トヨタ アルテッツア Turbo decoder 開錠
2018.08.31
BMW320i Turbo decoder 開錠 (下田市)
夕方になっての入電。
夏も終わりの下田の大浜海岸からの入電。
鍵を無くしたそうだが、とりあえず荷物を出したいので開錠のみの依頼。
到着したのは夜8時。
周囲は真っ暗、海岸であるので周囲の街灯も無い。
Turbo decoderの登場。
お客さんも「へ~そんなのあるんだ」と物珍しそうに見ていた。
これで一発で決まれば格好良いのだが・・・一度目エラー。
その後も何度かリセットして開錠を試みたがことごとく失敗だった。
ここでやり方を変えてピッキングに。
先月のBMWはそれで開いた、今回も二匹目のドジョウを狙って。
しかしピッキングもさく裂しない。
ダメじゃん。
もう一度立ち返ってTurbo decoderで試みる。
2度めに一旦施錠方向に回り逆転させたらドアミラーのウィンカーが点滅し開錠となった。
40分掛かってしまったが、最終的に開錠成功になって良かった。
夏の終わりを締める最後には良い仕事だったかな?
8月の残りもわずかだが頑張るべ。
2018.08.30
BMW530i インロック開錠 (裾野市)
入電時に2010年式と言われたので久々にFシリーズか?とモチベーションがなぜか上がった。
しかし、実車は型の移り変わりの時のおかげでEシリーズの車両であった。
Turbo decoderの出番、さっさと作業を終えたいと思った。
しかし、開錠にならない。
ここのところTurbo decoderにツキがない。
仕方がなくピッキング。
車体が日差しに焼けて熱いが、開いた。
やれやれだが開いて良かった。