ブログ
ロックスミスブログ
2017.07.20
蔵の鍵開け (伊豆の国市)
東京でこの仕事をしてたら、まず当たらないと思う。
かの大戦で東京はアメリカの空襲で焦土化されたわけだし、更にその後久しい土地バブルでも古民家というものは無くなってしまったと思われる。
幸か不幸かあまりバブルの影響が無かったと言われる静岡東部には結構古民家が残っている。
しかし、いつか起きると言われてる南海トラフ地震への耐震化などもあり数は確実に減っている。
蔵の鍵開けは、以前小山町で依頼があった。
江戸時代からの蔵だと言われ、今は農機具の納屋として使ってた。
シリンダー錠ならまだしも、さすがに蔵の錠の知識は無かった。
幸い、壁に大きな穴があり、そこを少し拡大して中に入って構造を見れた。
さすがにピックとテンションでは開かないなあ。
角材くらいの大きさの物を差し込んでロックを抑え込んで解除するという構造はシンプルなのだが。
家主の話では少なくとも20年、実際はもっと開けてないそうだ。
向かって右上に時代劇によく出て来る形の錠。
そして足元の扉下側に穴。
ここにクランクのような角棒を差し込んで開けると言う。
まずは錆だらけの錠だが、既に外観が浮いて来てるので少しこじってやれば楽勝と思った。
しかし、中のタンブラーが硬くて全く動かない。
破錠許可はもらってるので、上側をサンダーで切ったら固着していたシャフトが抜けて外せた。
さてメインイベントは下側。
まずは手持ちの角棒を突っ込み、何か当たらないか感触を探ってみた。
・・・全く何かに当たる感触は無い。
懐中電灯で照らすが対象物が無いので光が当たらず真っ暗なだけ。
物は試しと扉を横に押したら動いた。。。錠ではなかったようだ。
しかし、既に土塀の枠が崩れかけていたので扉は自由には動かなかった。
もちろん中には金目の物は無かった。
ただ蔵を壊すにも中身を確認しないと気持ち悪いという家主の気持ちであった。
2017.07.18
フォルクスワーゲン ニュービートル開錠 (富士市)
HU66の開錠だ。
年式的にはgeneration1かな?Turbodecoderでやりたくてテスターキーを入れてみた。
あれ?どっちだったっけ?1?それとも2/6??
テスターキーでの判別方法を忘れてしまった。
まあピンの並びを鍵穴で覗けば判別できるのだが、夏の日差しで懐中電灯も鍵穴を照らさない。
・・・というか暑くて嫌だ。
面倒なのでピッキングをした。
10秒ほどで施錠方向に回った。。。。終わり。(笑)
早ければこの方が良い。
他にBMWミニクーパーもわざわざTurbodecoderを使うよりピッキングの方が早いことが多い。
臨機応変に使うしかないな。
2017.07.18
トヨタ クラウン 開錠するもセキュリティ解除ならず
夜も遅く、トヨタクラウンの開錠依頼であった。
旅行で来ているという若い子達数人のグループ。
年式も高年式とは言えない平成17年のゼロクラウン。
トランクインロックだが、この手は楽勝と思っていた。
ドア開錠、腰据えてピッキング・・・と行きたいがコインパーキングの狭い場所で座って鍵穴覗く場所が無いので楽をさせてもらった。
案の定、セキュリティ発報。
ここまでは想定の範囲内。
正直ゼロクラウンでこの先やったことがあったかは記憶に無い。
ただセルシオやレクサスに関しては発報後にセキュリティ解除をした経験はある。
ドア開錠をするだけで、トランクオープナーでトランクは開くと、オーナーどころかディーラーも思いこんでるはずだが、
実際はセキュリティが作動しトランクオープナーは反応しなくなる。
そこで、イモビライザー装着車輌については、100系などは内装を外してシリンダー裏にある集中ドアロックのスウィッチとロックのロッドを同時に解錠・施錠と何度か動かすことで車両が鍵を持ってる物と認識してセキュリティを解除しオープナーが作動する。
この方法は200系になっても使われており、内装を外す必要がなくなった分、200系の方が作業は楽だ。
ただイモビライザーのついてないクラウンやマジェスタについては開錠後にドアを閉めた状態で集中ドアロックのボタンで一旦動かなくなったオープナーのセキュリティを復活させたことがある。
今回はバリバリのイモビ車だ。
いつもの要領でやれば解除できると思い込んでた。。。
しかし。。。発報するだけでオープナーは使えないまま。
おかしい。。。。
何度か繰り返してみたがダメであった。
更にどこからか、苦情のような野次が飛んだ。
繁華街のパーキングとはいえ、さすがにまずい。。。色々試してみたかったが、手控えさせてしまった。
ところが、預かり用のレッカー業者が来たら、ドアが閉まらないとか言い始め、ガムテで養生して一旦預かり場所へ移動し、翌朝見てみることに。
預かり場所のレッカー業者のモータープールに朝10時頃行けば、なにやら既にドアの問題は解決したようだ。
そりゃこっちも余計な所いじって無いし。
ただセキュリティについていささか疑問があったので、そこの社員達とアレコレいじってみた。。。
もしかしたらアスリート系限定かもしれないが、いわゆるイモビ無しの方法がずばり解決の糸口になった。
もしこれがあの晩やれてたら・・・、まあお客さんにはお仕置きだねというレッカー屋の社員。
でも今更ながら良い勉強になった。
これもTurbodecoderのTOY48ができれば解決するんだろうなあ。
2017.07.07
アルファ FBロック 開錠 (函南町)
これもよく故障に遭遇する。
多いのはタッチパネルの不具合、電池切れ、そしてモーター故障。
メーカーは故障対応をしない。
部品を取りよせたり修理をすることはしてないのだが何故かウチに修理で依頼が来る。
何度かダメと思われた物を復旧させたことがあるだろうからかもしれないが、ダメな物はダメ。
今回もタッチパネルかと思った。
認証しないというのだが、いざやってみると認証はしているが開かない。そしてモーター音がしないのだ。
機械が開ける気ないようだ。
幸いサムターン回しを使っての開錠ができたので開けられた。
そして試してみたら、施錠側には動くが開錠側に回らない。
う~んお手上げ。
どっちもダメならモーターだろうが、片方となると・・・ちょっと基盤を追いかけてとなるのでお手上げ。。。そんなに作業代もらってないし。
管理会社には要交換で報告したが、「直せないの?」と言われてもね。
研究費くれるならやるけど。
2017.07.07
キーレックスミニ 修理 (富士市)
不動産管理会社からの依頼。
この補助錠の故障は時々ある。
ある日突然ハンドルが回らなくなってしまう。
本来この製品は本締錠の補佐で鍵なしで開け閉めができる補助錠なのだが、一部物件では主錠として使われている。
タッチボタンも機械式なのであまりセキュリティとしては高くない。
ただ従業員の通用口など一時的に出入りを管理するには悪くはないと思うし、そういう物件には採用したことがある。
回り過ぎてハンドルが戻らなくなってしまう原因は正直分からない。
何かの拍子なのか、・・・とりあえず大きな破損や擦り傷などは見当たらない。
この物件、実は二度目の作業。
なので、症状が出ない部屋は全く問題が無い。
そうなると使い方の問題なのか?
とりあえず使えるように修理をした。
また同じ症状が出たら・・・直しに来るしかないよな。
2017.07.01
アルファ FBロック?修理 (函南町)
今回はFBロックではないのだが、一応FBロックで入電した。
サムターンが回らず外出できないと言うのだ。
入居者は室内にいるそうだ。
実はFBロックは大量導入されて今が丁度壊れ時のようで結構トラブルがある。
タッチパネル不良やモーター不良など。
しかし、今回はサムターンなのでFBロックには関係ない。
案の定、アパート1Fに住んでる方なので家族に外側から開錠してもらいドアは開けられたらしい。
となると、サムターンの不良?
行ってみてまずミス。
サムターンを回してしまい施錠状態にしたら戻らなくなってしまった。
入居者にFBロックで開錠してもらい、部品を外した。
これはゴールのLXに後付で装着したFBロック。
ケースロックやサムターンはLXそのまま。
まずサムターンを外したが、破損はなく正常に作動した。
次にケースロック、マイナスドライバーで動かすと少し引っかかりがあるが、なんとか動いた。ただ怪しい。
ちなみにドライバーを突っ込んで押し気味に回すと動くが引き気味に回すと動かない。
想像するに押すと確度が変わりリンクが動きやすいのかな?
・・・そう単なる油切れ。
油洗してやると何の問題も無く動くようになった。
2017.07.01
LISHI DAT17(スバル)を買ってみた
LISHI工具TOY48と合わせてDAT17も買った。
何故か一週間程度一歩遅れて到着した。
ブルガリア出張の直前だったのでいじるのは帰国後となったが・・・。
正直、まだ開錠は成功していない。
TOY48はコツでも掴んだように手持ちの2つのシリンダー共にまだ数分時間がかかることがあるが開錠を何度かした。
一番気掛かりな45度で止まってからの戻しも問題なく・・・いやピックより確実に戻せる感じで、まあ実践投入できるかな。
対してDAT17は・・・LISHIではなぜか開錠できない。
水抜き穴で見ると一応全部そろってる感じなのだが何か押せてないんだろうなあ。
むしろピックでやった方が確実だ。
一緒に買った練習シリンダーもコツを覚えてしまいピックの方が良いが、ガリガリ感があってピックは好きじゃない。
それに多少時間にムラもあるし、・・・同じ4トラックでもホンダとは大違いでこの二つはなんか相性が悪い。
帰国後、日本は梅雨・・・作業が退屈で練習して遊んでみた。
さてTOY48はLISHIでも凌げるかTurbodecoderどうしようかな・・・一応販売店の建前やっぱ導入すべきか。。。
2017.06.30
Turbodecoder HU100R
久々に触ってみた。
BMWのFシリーズを対策したくて買いに行った、私がTurbodecoderに出会う思い出のモデルでもある。
正直、現場では5シリーズにしか活躍していない。
丁度今頃が快挙だったんですよね。
買ってから半年も過ぎてた。
入手当時は開錠率60%くらいかな?と言われたし、ビデオを作った時も1分ほど掛かってたと思う。
シリンダーはあの時のまま、イタズラしたらなんとも簡単に開錠できちゃった。
それも何度も。
やっぱ数こなせば、なんとなくフィーリングが覚えるのかな?
ちなみに練習シリンダーは1シリーズのヤツです。
5シリーズは奥に深いのでテンションも掛けづらいし、何よりピックが届きにくかったと思ってた。
なんとなく敬遠してたんだけど、いたずらでL型ピックで遊んでたら・・・こんなだったっけ?・・・というほど簡単だった。
TurbodecoderでもFシリーズの問い合わせは確かにあるが、売れ筋はEシリーズだ。
私も現場でEシリーズをピックで開かないこともあったし、開けてもやたら時間を掛けちゃったりでBMWは恐い車両だった。
でもこの調子で開くなら。。。なんか簡単。
それより遊んでる他の車両に苦戦。
大嫌いなTOY48も最近やたらと相性が良い。
逆になんとかでも開けてたスバルDAT17、これが全然ダメ。
LOISHIは未だに成功しない。
ピックでやれば何度か開錠したけど、面倒くさい。
それに比べればHU100Rは素直なシリンダーだなあ。
営業して何社か回った時にピックで開けるから要らないと言われたことがあったけど、確かに5シリーズ以外はできそうだ。
でもあらためて触ると、色々発見あるものだな。
2017.06.30
Turbodecoderマイナーチェンジしてるし
先日の出張でLuckylocksに行って、色々打ち合わせした中で写真の話になったのですが、
写真くらい無地の背景でスマホで取れば良いと思ってたら頑として引かず、USBメモリーあるか?!・・・って持ってる訳ないじゃん。
それに画像ならメールで送ってくれれば済むのに。
持っていけ、これは画像も鮮明だから・・・って改めて見たけど大差ない。
バイト数も300KBなのでスマホより悪いじゃん。
まあ、悪気は無いのだろうけど。。。
これだって、名前の前にMrなんかつけるから、いらね~よ!と言ったらマジックで消してた。
悪気は無いわけだし、製品が悪いわけじゃない。
まあ、思い出としてマジックを塗った物を持って帰ってきた。
さて1番上の写真はHU100R用だ。
実は私の持っているEVOLUTIONとは大分形が変わってしまった。
今はEVOの方は販売していない。
実は注文をもらってるので目下取り寄せてるが、デザインも変わった感じだな。
お陰でマニュアルの写真が全部撮り直し。
基本的なことは同じなのですが。。。やっぱ文書は。。。ダメだよな。
まあHU100RのEVOLUTIONからADVANCEDに変わったのはフルモデルチェンジとして、
実はADVANCEDの中でもマイナーチェンジをしていた。
テンショングリップに記載された三角のペイントと以前は1と2の数字だったが3段階の目盛りと1・2・3の数字。
昨年出たHU64がまさにそれだ。
これはHU64だが、写真の目盛りを見ると多分旧式。
もちろん操作方法は変わらない。
ただ目盛りを細かくすることで、目安になりやすいということかな?
やっぱり開かないとかで苦情くるだろうから。
私個人のは、実は1台目を壊してしまい、名前の刻まれたハンドルを新しいTurbodecoderに取り付けていた。
なのでシリアル番号が滅茶苦茶。
今回、きっちり部品を取り寄せてシリアル番号をテンショングリップとハンドルを合わせた。
傷だらけだけど、やっぱ若い番号に思い入れがある。
余ったハンドルにブレードなどを新品にしリニューアル再生したが、これが新しい目盛り表示だった。
最初部品のスワップで再生品に古い目盛りが来たりして、グチャグチャになったのだが、やっと整理できました。
再生品とはいえ、新品ですので販売いたしますよ。
ちなみに今の注文分は他の物もあったので文句なく新品を輸入中です。
2017.06.30
マツダ デミオ 鍵作成 (三島市)
最近あまり鍵を作る仕事してません。
今回も実は開錠のみでの入電した。
鍵を開けた後でレッカーで修理工場に運んで鍵を注文するという段取りでした。
持ち主は老夫婦で明日にでも使いたいとぼやいてました。
「明日病院どうしようか・・・」
地方都市では車は足ですからね。
バスや鉄道をこれから使うのもなかなか難しいです。
保険会社からの入電なんで知らん顔しても良かったのですが、やっぱりお節介やきたくなり鍵を作ることになりました。
当然別料金です。
まあ、作業は取り立ててアップすることもないのですが、順当にドアシリンダーを外して番号見てカットしました。
リモコンキーはさすがに無いので、工場とやり取りして欲しいのですが、
それでも、とても喜んでもらえてでしゃばった甲斐がありました。
ドアの内側も広いので作業しやすい。
それにマツダなのにこれでもかってほどのボルト留になってないのが良いね。
ノンビリと作業できて良い環境でした。
2017.06.19
ブルガリアに出張してました④ その他
私の足取りは仕事も終わった翌日、帰路についた。
とは言っても、帰りは飛行機で夕方の便。
せっかく来たのでとりあえず黒海に出てみた。晴れてればヌーディストビーチなのだろうが・・・今日は曇り、雨も予報で言われていた。
ちなみにホテルからは徒歩5分、受付のお姉さんに「この2日間何やってたの?」と言われてしまった。
まあ、写真撮ったのでいっか。
ここから空港まではバスで行く。えっと15番と書かれたヤツだったな。
キリル語は相変わらずよめないが
これは空港を意味することは学習した。ちなみにこれはソフィアの地下鉄の案内表示。
バスに乗るのは初めてで、トラムの様に運転手に金を払うものかと思えば車掌の叔母さんがいた。
切符をもらって金を払ったら1レヴァだった。
するとその直後に切符の検札が乗り込んだりでちょっとビビった。
①に戻るが荷物の件だが、じつはソフィアの空港で荷物を受け取った時に少しファスナーが開いていて、南京錠が外されて引っかけられていたので、あれ?かけ忘れたかなと思うのが日本人。
どうやら強引に開けたらしい。金具が曲がっていた。
多分酒を確認するためにモスクワで開けたのだろう。
ちなみにヘアムースや工具の入った状態で成田で受け取った帰り便では開けられた形跡は無かった。違うのは日本酒だけ。
毎度旅すれば書きたいことは一杯あるのだが、今回は超時差ぼけに悩まされた。
ホテルで寝てても朝3時頃に目が覚めてしまう。日本時間で9時になる。
逆に夜は白夜でなかなか暗くならないのに眠くて仕方がなかった。
さて、秋にはTOY48のTurbodecoderが完成するならまた行かねばならないかな?
2017.06.19
ブルガリアに出張してました③
ここからは未知なる道。
ブルガスへ移動です。鉄道については昨日、ダニエルと別れた後で自分の足で駅まで歩いて出発時刻などを聞いておいたので、意外とスムーズに駅まで歩き、切符を買い、列車に乗れた。
峠もあったがトンネルは無かった。あとは原野の中、約7時間ブルガス中央駅に到着。
途中、色々な工場や配送所みたいな施設の廃墟跡がやたらと目立った。これらは社会主義時代の遺構なのだろうか。
皆平等の社会主義は等しく皆貧しく平等という意味だから、政権倒れるとその貧しささえ維持できなくなる。その絵を見ているようだった。
リゾートムード一杯のブルガス。街中の金髪率高いなあ・・・と思えば、ロシア周辺からバカンスの客が多いらしい。
駅から徒歩5分のホテルに泊まった。
翌朝、歩いてEdilockに向かった。。。。が、どうも通りの名前を間違えてしまったようで、散々歩き回ったら汗が拭き出してきたのでタクシーを使った。
そしたら・・・鍵が掛かって誰もおらず。
あ~、グーグルマップの印刷したヤツや電話番号などのメモをホテルに忘れたなあ。
待っていても来そうにない雰囲気なので一旦ホテルに戻って電話をしてみた。
う~ん難しいなあ、10時前後と書いたつもりだが10時に来ると思って待っててくれたらしい。1時に戻ると言うのでまた改めることに。
とりあえずシャワーを浴びよう。
今度は暇だし早めにタクシーを使って行った。
帰って来た時は2レヴァ、今止まってるタクシーに聞いたら10レヴァ!・・・観光客と思ってボッタクリかよ!
断って流しのタクシーを捕まえたらさっきよりはマシだが4レヴァだと、まあいっか。
とりあえず30分前には着いた。
しかし、ドライバーや近所の店で聞いても分からないと言われたが、隣の店(お姉さんの座ってる)「SEXショップ」と言えば分かった。地元に知られてないとはどんな鍵屋なんだろ?
暇なんで、隣の店に来ていた、このお姉さんの幼馴染という男性と話をして暇つぶしをした。
ちなみにこのSEXショップに興味がいくだろう。ただのグッズ屋らしい。他に美容院も一緒にやってるようだ。
結局待ち合わせ時間より更に待って2時にようやく会えた。
ちなみに店内は商品や作業場なのかと思えば何も無かった。
打ち合わせ用のテーブルとライティングデスクだけ。
目的の日本から持ってきたMIWAのU9シリンダーとGOALのV18シリンダーを渡した。
さて、開錠工具を作ることができるだろうか?
他にもイモビライザーについて話をした。
なかなか軽自動車という概念が無いので説明が難しいがダイハツ、スズキ、ホンダと言うしかなかった。
とりあえず日本の鍵屋で一番の悩みは軽自動車のイモビじゃないだろうか?
高値の作業代ならやるだろうけど軽自動車という車格でなかなか高いものにできない。
でも、作業がテンプレート化できれば安く単価を設定できるのではないか?・・・と踏んでみた。
この辺は資料を集めて送ってみるようだが、当のEdilockのボスカン氏は簡単だと言い切る。格が違うのかなかなか話がかみ合わなかった。
(④に続く)
2017.06.19
ブルガリアに出張してました② (Turbodecoder TOY48試作中)
文章を切ったのは表題の通りだからです。
久々に会いながら、どこから話せば良いのか。
まずはHU64の破損事例から切り出した。
同じ部分で折れてしまうから対策が必要と進言したが、現状で部品を変えるつもりは無いと返答。
再度取扱いについて直接指導を受けたが、どうにも抜き差しにNG行為があったようで、それを守って欲しいと言われ納得した。
自分の買い物は、今回はHU101のレンジローバー等用。
まだインロックに遭遇してないが、JAFで新車二台連続で当たったとかで大分往生したらしい。
次回紹介があっても良いように買っておこう。
名前をレーザーで入れてくれたは良いがMr.なんて名前の前に書いたから「Mrなんていらないよ」と言ったら、やり直すか?
と言いつつ右の写真。
マジックで黒く塗りやがった(左の写真)。
ブルガリア人の仕事ぶりだ!と言って笑い飛ばした。
ちなみに私の名前をブルガリア語読みすると「マサウキ」と言うらしい。「マサユキ」だと何度か訂正したが、実はこの後他でもこの呼び方にぶち当たった。
そして、ふと机を見たらTOY48?
一度完成とヒュンダイ用と同時に発売と思ったら、やっぱり未完成とトヨタをひっこめたTOY48用がテストされてた。
まだプロトタイプというので撮影はしなかったし、残念ながらデモも上手くいかず。
それでも今年9月には発売したいと意気込んでた。
ちょっと操作方法が違うかな?・・・また来て教わらなくちゃダメかもしれない。
TOY48は先日LISHIを買ったが、どうも時間が掛かるしムラがある。
また100系のイモビ車などにはセキュリティ解除のためにもTurbodecoderのような物が期待される。
1時間ほど滞在し、車でホテルまで送ってもらった。
途中帰りに、明日ブルガスのEdilockに行くことを言ったら、国鉄のソフィア中央駅を案内してくれた。
「駅はここだが、バスステーションはこっち」
なぜバス?鉄道で行くのに。
「いいか。俺を信用しろ。バスで行け。その方が良い。鉄道なんて匂うしボロだし」
まあ、利用者も飛行機>バス>鉄道そんな身分構図のようだ。
それでも鉄道で行くと言ったら、「クレイジーな奴だ。展示会やるなら呼んでくれ。俺がデモンストレーションをやるから」・・・そう言って別れた。
(③に続く)
2017.06.19
ブルガリアに出張してました①
6月11日よりブルガリアへ出張してました。
HU64の破損事例や商標の件、これからの見込みなどメールだけでなく直接顔見て話す必要が良いと思っていたので、休暇を兼ねて行きました。
実は11日に日付が変わったその日深夜にまだ作業に出ていたので、なんとも緊張感の無い海外出張の始まりです。
睡眠時間は3時間ほど、どうせ時差ぼけ対策で飛行機で寝れば良いと思ったのですが成田に着くまでに不安あり。
それでも、この看板を見ると海外に行く実感がしてきます。私はずっとここに車を乗り捨ててます。
使う航空会社はアエロフロートロシア航空、・・・確か第二ターミナルと記憶してたのだが第一だって・・・そうだっけ?
チェックインは問題なく・・・いや若干問題があった。
間違って送られたので返品で持ってきたTurbodecoderがあるのと、手土産に日本酒を買っておいた。この際ヘアムースも持って行こうとカバンに入れたので預け荷物になるのだが、カウンターでは問題なかった。しかし、一応規定があるので・・・と荷物検査のカウンターへ持込、実際に中身を見せて許可を取った。
「問題ございません」
明確な返答で出発ロビーへ・・・金髪の女性が目につき、吉幾三!(身内の流行語です)。
今日はエールフランスのパリス行きと共同運航みたい。
まずはモスクワへ10時間の旅。
写真が横向いちゃってますね。モスクワで乗り換えたブルガリア航空のソフィア行きです。
モスクワを出発して間もなくなので、現地時間午後8時半・・・でも日本時間はこの通り(深夜2時半)。
しかも窓の外は明るい(白夜なもので)。
やはり目の瞼は重い・・・・でも3度目のソフィア、空港からの地下鉄乗り換えも慣れたもの。
昨年はセルディカで降りて途方に暮れたが、まるで歩きなれた町、難なくホテルまで10分ほど歩いて到着しチェックイン。
しかし、気が重いと思ってた原因の一つ食事。
ホテルの朝食がビュッフェじゃない。
なんか、違うような・・・右の写真、紅茶を頼むとこうなります。ただのお湯がカップに入って来て、自分でティーパックを入れろ・・・と。
しかも、その取っ手の紙が取れちゃうし。。。。
それでも、ヨーロッパのカフェにいるんだなあ。
気を取り直してタクシーを呼んでもらった。
実はLuckylocksから迎えに来ると言っていたのだが、昨年の件もあり自力で行くことが大事なのです。
工場は3回目なので現地に行けば覚えてると思ったのですが・・・なんとか工業団地に到着。
ゲートではやはり「何の用だ!」と言わんばかりの守衛のオジサン。用件を話して中に入れてもらったが、団地内が分からない!
迷ってたらオジサンが来て案内してくれた。。。見えた!「ブラダゴリャ!!」
昨年会えなかったダニエル氏とは2年ぶりとなるが、なぜか遠く感じない。
(②へ続く)
2017.06.09
「TURBODECODER」商標登録に向けて②
4月にTurbodecoderのイミテーションや弊社での商品化に向けての措置で商標登録を申請し、2ヶ月ほどが過ぎた。
その後特に動きはないのだが、来週の出張時にネタにしようと久々に特許庁のHPを開いて状況を確認した。
電子化の費用などを払ったのは4月だったか?
その頃は動きが気になりよくチェックしてたのだが、なかなかHP上の動きがなく放置しておいたのだが、
今更ながら、当然情報はアップされていた。
どなたでも特許庁のHPで出願・登録状況を見ることができるので、関心ある方は見ていただきたい。
ご覧の通り、しっかりと「審議待ち」で記載されていた。
そもそも重複出願などは申請できないから、ここまで来れば時間待ちで、時間待ちであればHPで検索できるので当然のことなのだが、進捗に変化が現れるのは嬉しい。
出張の準備もほぼほぼOKかな?
先日、工場オーナーからメールが来た。
「Welcome Ito!」珍しい快諾の言葉を見た。
実は初めて行った時は忘れもしない「Come」であった。
購入にあたりどうしても現物を見たい思いがあり、相手がどう思おうと乗り込む気概であったのだが、それでもこの人、実はあまり人の訪問を好まないのだろうと感じた。
チャイナに模倣された・・・そんな経緯のせいかもしれない。
ただ、右も左も分からない土地で町の歩き方さえ分からない。
住所があっても読み方が分からないので、空港まで迎えに来てもらった。
ドアツードアで車で移動となると私は学習しない。
漫然と眺めた車窓にここがどこなのかさえ分からず1年目の訪問を終えた。
2年目もホテルまではタクシーを使って自力でたどり着けたものの、工場までは行き方が分からない。
ホテルまで迎えにきてもらうことを頼んだのだが・・・見事にすっぽかされた。
「Do you remeber me?」待ち合わせ時間になっても現れないのでその場でスマホから打ったメールは今でも忘れない。
似たような人についつい声をかけそうになる。
30分後にオーナーの代わりに従業員が現れ、訪問自体は達成した。
ただ扱いが、自分を結果鍛えさせられた。
泊まってたホテルは街はずれなので、送迎は面倒くさかったのか、帰りは町の中心地で降ろされた。
良く考えれば観光をしていくなら人気の場所だから・・・と思えるが、いや今思っても単に送迎が面倒だったんだろう。
お陰でじっくり街中を徒歩で歩けたし、トラムも初めて乗った。
Googlle mapで印刷した紙を片手にホテルへと徒歩+トラムで帰れた。
町を歩くのは趣味のようなものだから苦痛ではないが、お陰で観光客から市民と同じ目線で行動できる自身が持てた。
夜の町を歩いたり、さすがに1人様でバーやカフェレストランには入れなかったが、コンビニやピザハウスなら楽しく買い物ができた。
古びたホテルの前にいた売春婦もやはり歩くから出会えた。
そして3回目の今回、メールにはフライトナンバーと到着時間を教えろと言ってきたが、今回はホテルからタクシーで向かう。
それを含めて工場に向かうに近いホテルを取ったわけだから。
必要なら電話くれと携帯番号をくれたのが、彼なりの出迎えの気持ちだろう。
今回もどこまで冒険できるか・・・色々楽しみたいと思ってる。
さっき軽く荷造りしたら・・・手土産(まだ全部じゃない)とシリンダーや返品Turbodecoderでキャリーバッグはほぼ60%。衣類が入るのだろうか?