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2024.10.09

ホテル客室の金庫が開かない (伊豆の国市)

連休中であるが毎度の急な依頼。
宿泊中に客室の金庫が明かなくなったという温泉ホテルからの連絡。

時刻も深夜の時間帯にさしかかるが、いつも使ってくれるホテルなので歓迎だ。
以前も客室の金庫の鍵折れや紛失、ダイヤルを固定してたら動かされた、或いは今回みたいに鍵があるけど開かないなど、ホーム金庫でよくあるトラブルのオンパレードを呪われたように起きていたが都度アドバイスや対策なりをしてきた。

今回はアドバイスが一巡したのか、金庫が新品であった。
にも拘わらずなぜ。

症状としては鍵が抜けてる状態で置かれていた。
鍵は入るし、角度は浅いが回る。
しかし、金庫の扉は開かない。
ちなみにダイヤルはついてない。

もっと回転するのだろうか?
もしかしたら、財布かカバンの端が挟まってるのかもしれない。
色々な事例をおさらいするように検証したがm症状から該当するものが見当たらない。

手前に引きずり出し、丁番を下にしてみたら・・・扉が開いた。
このタイミング?

写真は鍵を差し込み、開錠方向に回した状態なのだが、この通りデッドボルトが出ている。
もちろんこの状態では閉まらない。

そんなわけで、何かの拍子でこの状態になると鍵があっても開かなくなるのだ。

それならばなぜ?
と裏ぶたを開けてみたらデッドボルトのプレートのアソビが大きく、開錠状態に回してもデッドボルトが出てしまうほどなぜか隙間ができていた。

もちろん逆もありで、施錠してるはずなのにデッドボルトが引っ込むほどなのだ。
なぜこうなったのかは不明、もしかしたら金具に何かのスペーサーで調整されていたのかもしれないが、その残骸も見当たらない。
使用不可とするしかないでしょ。
まずは宿泊客の貴重品は無事で何より。

2024.10.08

レクサスNX インロック開錠(下田市)

入電のタイミングが最悪だった。
今日は強制執行の予約で、14時からなので13時頃出かけようかと考えていた。
朝10時頃の入電。
下田の白浜海岸までは片道2時間見たい距離だ。
作業時間と復路を思えば余裕をもって4時間半欲しいところ。
時刻は10時過ぎ、下田でレクサスとくればやりたい仕事だ。
遮二無二飛ばせば2時間切って走れるかもしれないが・・・万が一追越できない区間できっちり速度制限で走行されたら片道2時間半くらいかかることもあるこの頃。
残念ながらお断りするつもりであったが、相手方も下田市内で業者が見つからないし、なにやらサーフィンのイベントで来てるらしく、強制執行後に行く段取りの時間帯で了解を取れた。

幸い道路もほどほどの流れでマイペースで走れたため、予定していた16時~16時半を少し短縮でき15時50分には現場に到着で来た。
レクサスは先日ドアハンドルに鍵穴を隠す最近のデザインのモデルで開錠できても、ドアシリンダーを回しきれないところで、開錠工具の一部がドアハンドルに当たってしまった事例があったばかり。
その車は辛くもトランクに鍵穴がありそこで開錠して事なきを得た。
今回も鍵穴はドアハンドルに隠れる先日のと同じタイプ、ただ今回はトランクはなく、ハッチゲートとなるが鍵穴は無い。
工具の方を加工しようかと思ってた矢先だが、今回きっちりデータ取って加工しよう!と思った。
とりあえず開錠させてどのくらいぶつかるのか、どれくらい削れば大丈夫なのか・・・あ、マジックあったらなあ。

ドアの形状が違うのだろうか?
上手い具合に開錠してドアロックオープンまでハンドルに当てることなく回せた。
もしかしたら前回のも上手くやれたのかもしれない。
とりあえず無事開錠で良かった。

2024.09.29

アディQ2 インロック開錠(沼津市)

アウディディーラーからの依頼で商品の車両のインロック。
2018年だったか2019年だったかのアウディQ2。
出た~HU162。
正直なところコイツのシリンダー開錠はまだ成功してない。
しかしながら2018年以降のVW、アウディ、ポルシェも開錠はしている。
もちろん後ろめたいなと思いつつ、他所で2時間掛けて開けてたとか聞いてるので、短時間でできますというアドバンテージで。
待ってる身としては必ずしもシリンダー開錠にこだわるわけではなく、やはり現場では時間も優先される。

今回は商談中の中古車で、洗車機にかけこれから商談に臨もうという車両で、まさに洗車機の中でロックされた状態、しかも車体はワックスが効いてることが指先で分かる。
Q2とはいえさすが高級車。

ただ不思議とリラックスしていて、鍵穴でやってみて、ダメならいつものやり方でいくかと腹を決めてた。
陽射しはまだ暑いが暑さはだいぶマシ。

HU162については、それでも練習用シリンダーではイタズラしている。(これを世に言う練習というのか)
でも以前VWゴルフのHU162T10に当たり撃沈した。
夜のキャンプ場で手元真っ暗とか言い訳は一杯あるが、その時に実は挿入した治具が抜けなくなりヤベっと一瞬思った。
そんなトラウマもあり、なかなか本腰いれられなかったのも事実。

不思議なものでなんとかなりそうと思ってしまった。

今回はHU162T9、アウディはこの手が多い気がする。
実は以前アウディのHU162にぶつかった時もT9であったのに対し、VWはT10なのか・・・?
特に部品に差は無いと聞いてるので多分そういう傾向であったに過ぎないのだろう。

普段遊んでる方向で治具を入れたらどうも上下逆だった。
そこからは早いもので、数分も取らなかったと思われる。

重々しくシリンダーが回り開錠となった。
3次元キーをようやく克服。
練習シリンダーとはまた違った達成感があった。

2024.09.20

シボレーキャデラック、シボレーカプリス インロック開錠(下田市、清水町)

朝早く起こされ下田の白浜にキャデラックのインロック開錠に走った。
キャデラックと言えばあのいかついアメ車の・・・という概念だったのだが、どこにそんな車が?
ナンバーを見れば横の車だ!
フォードやGMなどアメリカのディーラーが日本から撤退して久しいが並行物だろうか、今はこんなお洒落なRV車が販売されたとは。
オーナーもヤクザ風体やヤンキーの兄ちゃんではない。サーフィンをやりにきた30代の男性だった。
左ドアにシリンダーがあり覗けば2トラックの内溝。

何度か開けたことあったなあ・・・と思いだしたが、その時ほど手間が掛からず。
アメ車らしい素直なシリンダー、こんなのばかりだと良いのだけど。



先日のキャデラックで気を良くしてシボレーカプリスのインロックを取ってしまった。
今日は13時から熱海に移動しなくてはならない先約があり、それまでに済ませられるだろうか?
電話ではシボレーと言われ、チャチャと片づけて・・・と思ったがその後に続いたカプリスの言葉に懐かしいと言わざるを得なかった。
いやいや懐かしいじゃないよ。
こっちのシリンダーはGMのサイドバー。
シリンダーからだとトライアウトキーを使うのが一般的だがウチは持ち合わせてない。
過去にカプリスは流行ってた開業した手の頃、30年くらい前に開けてたが、同業者情報ではドアの窓とボディに隙間を作ってクリプトンライトで照らして3cmほどロッドが通ってるのが見えるので、そのロッドを掴んで前後させて開錠させるのだが、もうクリプトンライトなど最近は使わないのでいつの間にか処分してしまっていた。
更にロッドを掴む通称カニばさみもどこに消えたのか?代用する治具を作ったけどそれもどこへ行ったやら。
このブログはあえてキャデラックと並べた。
ウチは2台くらいしか当たらなかったが埼玉の同業者であり友人だった人がよく当たり、しつこいほどキャデラックの開けるコツをレクチャーしてくれた。キャデラックのなんという型だったか、少し丸みのある車体でシリンダーはGMの伝統?であるサイドバー。
そのやり方はドアを攻めろだった。
もちろん今でもロックボタンで開錠する際はドアから攻めるがやり方がエグイ。
端っこではなくど真ん中を狙ってエアウェッジを入れてやるやり方だ。

ロックボタンが上下スライド式の物でドアの端から長いロッドを入れてもドアがデカいので厳しいが、真上なら結構長さや余計な力がいらない。それを思いだしやってみたら、ビンゴであった。
ちなみにカプリスにこの手法はやったことがなかった。
実はその友人も既に鬼籍入りしてしまった。
コロナ前だったので5年は下らない。
もしかしたら見守ってくれてたのかな?
少し早く片付いたのでコメダでコーヒーとピザを食べて熱海に向かったがそれでも1時間余ってしまった。

2024.09.06

ホンダバモス インロック開錠(松田町)

あまり作業の無い地域なのだが、時舞い込んでくる。
静岡県と神奈川県の県境付近、ただ土地勘が無いのが少しシンドイ。
今回も住所からナビで検索してきたが、付近住所となってしまいピンポイントで表示されず。
県道から眺めて人家のある方に下りて行ったが車と家が確認できず。
かなり狭い道を迷いながら一旦県道へ出る。
冷静になって人家や作業場のある谷側じゃなく山側を見た。

確かに道が一本ある。
ただどう見ても軽自動車1台分の幅、いやそれどころか途中に大きな段差がありカーブし右奥へと切れ込んでいる。
ハイエースでは段差で目一杯ハンドルを切らないと曲がらない。いや切っても曲がり切れないかもしれない。
後輪が空転することは目に見えた。

それよりこの道は登り切ってから、どこかに抜けてるのだろうか?それとも方向転換できる広い場所があるのだろうか?
とりあえず路肩に止めて徒歩でこの道を上がる。
沼津の平野部に比べれば幾分気温が低いとはいえ、十二分に蒸し暑い昼下がり、おまけに急坂はちょっとした運動だが、幸いにしてカーブを曲がって20mほどで民家があり、そこに該当するバモスが駐車されていた。
ナンバーを確認、家の表札も間違いないようだ。
一旦車に戻り道具箱を持って歩きで現場へと上がった。
作業時間数秒、仕事だし仕方がない。

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