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2013年11月
2013.11.08
室内錠が開かない (御殿場市)
浴室につながる廊下との室内錠が開かないので何とかしてほしいと言う依頼。
通常室内錠にはキーで開けるタイプの錠は使わない。
万が一施錠する場合は何かしらの手段で簡単に開く室内用の錠が使われる。
例えば、部屋内で具合が悪い時、家族が救助に入れるようにするためだ。
錠によって様々だが、コインで捻るタイプや針で刺して開錠するタイプなどがある。
今回は小さな穴があるというのだが、お客さんの方で気が付き試してみたそうだが開かなかった。
他の部屋で同じ錠があったので試したが、他の部屋はOK。
・・・となると、中のケースロックかラッチが壊れたのかもしれない。これは非常に多いケース。
室内用ならウチ開きの扉に限ってドアと枠の隙間でラッチ操作を行い開けることもできるのだが、生憎廊下から向かって外開き。
これでは、破壊していくしかない状況のようだが、それでも良いという許可の下、現場に向かった。
これだ!これぞ鍵屋さんとしての本領!アドレナリンが噴き出す感じだった。
それでも一応思い当たる開錠方法は一通り試してみたがダメだった。
やりたくは無いのだが壊すしかないかな???
壊すならという気持ちもあったからかもしれないが、施錠され硬くなってるレバーハンドルを思い切り下側に力を掛けた。
繰り返すと気のせいか、動きが大きくなってるような・・・すると、扉が開いた。
一応分解せずに点検試運転をしてみたが、問題は無さそう。
施錠も開錠も行えるようだし。
力技での一本決め・・・ただ、結果は壊さず正解でも過程がなんとも技術者とは思えない力技。
これも技術のうちなのだろうか???
鍵や錠のトラブルはOffice雅キーレスキューへ
2013.11.08
アパート開錠作業 (伊豆の国市)
カギを紛失したのでアパートの玄関を開けて欲しいという依頼が夜8時過ぎに入った。
しかし、聞けば建物は新築、当然シリンダーはピッキング対策品。
聞くまでも無くアパート管理会社名ですぐに状況は呑み込めた。。。更に玄関は今風のドア。
ポストもドアスコープも無い、まったく隙の無い作り。
お客さん的には鍵屋さんは最後の砦なのだろうが、やはり何でも開けられるほど世の中甘くないのです。
確かに以前の鍵穴であれば、開けられたので言いかえれば何でも開けられたのですが、今はシリンダー自体がピッキングで回らない構造に幾重にも工夫されてしまってるのです。
それならサムターン回しを使ってという手法に切り替えれば、それも対策されてしまう。
ドアが一枚のボードで中につながる穴が無ければ手の出しようがありません。
多分お客さんも業者さんもそうした事実は分かっているのでしょうが、理解したくないところでしょう。
やはりカギを無くした際には何とかしてほしいという他力本願的になるんじゃないでしょうか。
正攻法ではもう破壊しか手段はありませんが、住人の方が覚えていたのが2階の窓を開けてたことでした。
答えは出ました。
梯子さえあれば、問題ないのです。
夜8時に何が悲しくて梯子を持っていく鍵屋さんがいるでしょうか?
まあ梯子は今のハイエースに作業車を替えてからいつも持ち歩いてはいるのですが。
本当に梯子のレンタルだけ?それでも費用の請求にお客さんは素直であった。
よほど困っていたのか?・・・と聞けば、弊社の前に電話した業者があまりに素っ気なかったと言うのだ。
電話口で手元に3万円が無いとダメだとか・・・部屋に入れば現金はあったそうだ。
やはりダメでも開けて欲しくて藁をもすがる思いで電話をくれたのだろうから、相談には乗ってあげないと。それで壊すのならそれも仕方が無いことだし、また費用が掛るのも当然理解しているのだから、その業者の対応は批判する筋合いではないが良いとは思えない。
別に客を神様のように扱うことではない。きちんと話を聞くことや、できることとできないことは線引きする必要があるということだ。
特に前者のような扱いは、大手企業絡むと必ず出てくる慇懃無礼。
あくまで、弊社は対等関係とみているのですが、何も横柄な態度をとるということでもないのです。
作業をすることで対価をもらい、均衡を取っているという判断です。
請求代金には消費税が含まれるので、札で支払うと硬貨のお釣りが出ますが、それをチップにくれるほどで、お客さんの気持ちがわかるようなもの。
本意ではないが・・・まあ仕方が無い。
2013.11.06
日産プレサージュ インロック開錠 (箱根町)
先のブログの続き作業なんですが、朝一番での入電にも関わらず10時に予約で現況調査が入っていたので、12時頃の現着でお願いした。
保険会社のアシスタントなのですが、事務所から遠いことは理解できてるようで、予約で作業を取ってくれた。。。オペレーター嬢、珍しくGJ
天気も良く最高のドライブ日和。
富士から東名で御殿場までは気持良くクルージング、そして箱根へ。
紅葉も今が盛り、秋の空気が心地よい。
現場がちょっと分かりにくかったのだが、なんとか11時40分に現着。
お客さんがすぐ出てきてくれたのですが、ちょっと荷物取りに行くと席を外した1分ほどに開錠。
戻ったお客さん「え~?どうやって開けたの」。
確かに実質作業時間は何秒だったのだろうか?
プレサージュではないが同じ鍵穴のティアナではなかなか開かないこともあったかも。
しかし1回目は数秒で開いたが、同じお客さんで同じ車で2回目呼ばれた時は油断でもあったのか全然開かず。結局ピッキング以外の方法で開けることにしたほど。
それにしても、あの集中ドアロックの音はいつ聴いても気分が良いものです。
さあ、ノンビリ紅葉を眺めて戻りましょう。
2013.11.06
住宅開錠・・・楽勝のはずが (富士市)
競売物件対象の現況調査で富士市へ行きました。
なんでも富士市は一戸建ての競売物件の落札具合が良好のようです。
ただし、沼津市と比べるとまず地価が70%程度なのと、富士山が見えると言う条件らしいのですが・・・おお、富士市と言えば製紙工場の匂いがするのですが、どうもその辺は構わないのかな?
ただその辺も調査書をあてにした買い手が多いようで、結構トラブルになるようだ。
富士山が見える・・・その一言も非常に主観的で、雲に隠れたり、建物に一部隠れたりもするけど、それで苦労されてるようです。
さて現場ですが、ミワの2ロック・・・しかしH248タイプのシリンダーだし、2ロックでも上側のみの施錠で下は掛ってないようだ。
これはいただき(何が?)。
執行時間になり作業開始・・・ピッキングでシリンダーを回転させるまで数秒、さてセンターピックでケースロックを回せば開錠・・・のはず。
あれ?・・・であった。
センターピックを使うこと数回、更に先端回しを使った作業もしたが回せない。
想像するにケースロックを回し始めるまでのアソビが少ないようだ。
確かに何度か同じ錠前で時間をかけたことがあった記憶が蘇る。
粘ればできるのかもしれない・・・しかし、実はこの作業の後で箱根で車のインロックが既に入電している。
そして、同行している執行官や鑑定士も次の予定もあるだろう。。。意地はあるが結果オーライに手法を変えて。。。。
勝手口は無く、窓は全部施錠されてます。
でも、開けました。。。魔法の手で(笑)。いえ非常にアナログチックです。
さて、今日は調査で現状維持のため施錠しなくてはなりません。
閉めるのは玄関から・・・閉め方も実にアナログチックなんですが、このやり方も高い金でやり方教わった、コロンブスの卵。
なんかスッキリしないけど、結果オーライでした。
さあ、箱根へいざインロック開錠に。。。ドライブだ。
2013.11.04
トヨタカローラ インロック開錠 (裾野市イエティ)
朝一番での入電、はっきり言って寝ぼけていました。
裾野市にあるイエティでのインロック開錠の依頼でした。
イエティと言えばスキー場です。今シーズは既にオープンしたようですので、上はいよいよ寒くなってきたかな?
スキー場なので息子を乗せて出発しました。
途中、紅葉が丁度時期でナナカマドの赤さがとても美しかったです。
窓を閉めたまま走っていたので寒いかどうかは分かりませんでしたが、現場に到着し下りてみたら・・・全然寒くないじゃん。
さあ仕事です。
カローラなのですが、新しいタイプでグレードの高い車のようで鍵が内溝キーでした。
う~ん、こつこつやって開けられないことも無いのですが、相変わらずの苦手意識。保険のアシスタントは作業料金を下げるばかりでテンションは下がるだけだし、こういうときはTime is money.で早く作業が完了する方法をとるのが一番!
しかし、昨夜はここで車内野宿したのか、車の窓に目隠しがされていてロッドでの開錠はちょっと現状では不可。
仕方なく鍵穴をいじり始めました・・・寒くも無いし、雲ひとつないピーカンでもないので作業には最高の環境なんですが。。。開かない。
結構良い感じでワンクッション入るんですけどね。。。どうも先が怖くて。
現場ではないのですが、練習シリンダーで開錠を練習してた時に45度の位置から戻せず、壊した経験があります。
さすがにお客さんの車でなってしまったらちょっと青くなりますから・・・ロッドでなんとかやってみよう!と方法を変えて。
エアパッキン状の目隠しなので、取り付けの甘い助手席を狙いました。まずはこの目隠しを撤去。
しかし、後ろに何か当たる・・・ハンガーに掛けられたスキーウェアなどの着替えと奥にはごっちゃり荷物が。
4着分のハンガーをアシストグリップからはずします。
まさに根気勝負、それが終わってやっと目隠しをずらせました。
これでいつものチョンボ方式で開錠。
どうもリモコンの電池が弱ってたみたいでした。
一人ならこれでやれやれ、結果オーライなのですが車には息子が。。。
てっきり雪でも見に行くものかと思ってたら、車内で寝てました。待ちくたびれたかな?
自動車のインロックの際は静岡県の鍵屋さん、Office雅のキーレスキューまでお気軽にご連絡ください。
2013.11.02
トヨタ プレミオ インロック開錠 (沼津市)
あ~これも前出でしたね。
ただプレミオに限って、ちょっと負け通しだったので記事にしました。
トヨタの10本タンブラーの車です。
ピッキングで開きます。。。でも最近やる気か、腕が鈍ったか、プレミオだと開かないジンクス。
今回もなんか気分が乗らない夜の9時。
面倒だし楽してロッド使っちゃおうかとか、現場まで色々考えるものです。
多分ピッキングより早いんじゃないですかね。
でも、なぜか意固地になってしまう・・・やっぱ職人なんですかね?
少し鍵穴をいじりましたが、どうも決まらない。
手前のピンが高く奥が低いせいでしょうか、上手くピックが届かず押し込めません。
最初レーキングで、それがダメでL型ピックで・・・この時点でさっさとロッド開錠に切り替えるべきなんでしょうね。
でも、集中しちゃいました。開くなんて保証はありませんが、諦めたらそこで終わりです。
結果、数分掛りましたが開錠成功しました。
これが弾みになるとM382キーのトヨタ10本タンブラーのシリンダーは自信もってやるんじゃないでしょうか?
そういえば最近またBMW無いなあ・・・感覚鈍っちゃうかも。
自動車のインロックの際はOffice雅キーレスキューへお問い合わせください。
2013.11.02
ホンダ モビリオ インロック開錠 (東名高速道駒門PA上り線)
以前もモビリオの開錠について書きました。
もちろん別の車です。
埼玉県ナンバーだし、上り線なので帰り道で休憩で立ち寄ったパーキングなのでしょう。
ホンダのハイセキュリティキーシリンダーは特殊キーの中でも一番好きな物です。
ましてや年式的に平成16年ごろだと良い感じでタンブラーも摩耗しくたびれていて感覚が掴みやすいのです。
それでも、高速道路上・・・ということで多少の緊張感はありますので、一応何があっても良いように本線からパーキングに入り作業車と共に現場に行きます。
手抜きじゃないのですが、足柄SAだと余程現状が見えないような場合以外は本線に乗らず、一般道でSAに行きます。必要工具だけ持って歩いて駐車場所まで。
ただこれだと万が一何かアクシデントがあると対応しにくいのです。
例えば想定外の工具が必要になったとか、開け方をカギ穴などピッキング以外に変更した場合などはまた作業車まで戻らないとならないのです。
運動不足だからたまに歩くのも良いのですが。
案の定、開錠作業は難なく終了。
ほどなく帰宅の途につきました。
2013.11.01
2ロック MIWAシリンダー交換 (富士市)
なんか変な予感がしたんだ。
前々日に執行官から予定の確認という電話が来て、なんとも歯切れが悪いかんじだったんです。
「債務者とは連絡がとれてるけど・・・、まあ債権者も一応鍵屋さんに立ち会ってもらいたいと言うし、鍵も全部交換するようだし・・・」
そんなことで電話くれたの~?
「とりあえず9時に!」
あれ?・・・予定表見たら10時と書いてあった。おかしいなあ?聞き間違えたかな。
そして前日の夜、ボケました。
明日の予定が8時だったか9時だったか・・・確か9時と言ってたような、それでいて早く出ないと間に合わないような・・・。
早目の7時過ぎに自宅を出ました。
現場は前回のように、債権者不在で開錠から行う緊張感のあるものになると思ってました。
ただ8時に到着した私、やっぱり時間を間違えてました。
狭い路地ながら9時前には引っ越しやのトラックが続々来るだろうと思ってたのですが、前回の催告時に来た面々は現れず。
執行官と債権者のみ。。。シンプル!
どうも退去の和解が出来た様子で、現場では債務者が自ら荷物出し。
とりあえず2階部分にある玄関のみが交換の対象。
1階にも物置きがあるので、売り上げを皮算用したんですけどね。
しかも債務者がいるので開錠作業も無し。ドライバー作業での交換のみ。
鍵屋さんも色々でしょうけど、弊社的には結構物足りない部類です。やっぱり緊張感に包まれての開錠がなくちゃ。
しかも装着されてるシリンダーはMIWAのTE-0。
上下のツーロックなのですが、腕の見せどころが無く・・・残念。
でもシリンダー交換を生業にしている業者もいますからね。
なんか不具合か所の手直しとかあるとまた気持が燃えるのですが。
そんな贅沢な思いを残しながら、シリンダーの交換。
錠前(シリンダー)の交換やセキュリティ相談はOffice雅キーレスキュウーへお気軽にお問い合わせください。
2013.11.01
住宅開錠 (伊東市)
不動産保守管理のワラント商品を販売している会社からの依頼。
この会社とは今年の3月に飛び込みで電話が来てからの付き合いで弊社では新しい取引先です。
契約後は毎月2~3件の依頼があるんですが今月はずっと無くて、最後の最後で入電。
いや厳密には依頼があったのですが、専門外の分野だったり、遠い場所なので出張手当を要求したら没になったりと、結果依頼にならなかったのです。
ただ、今回も伊豆半島ながら、案件が鍵の開錠で時間も夜でしたので融通を利かせてくれたのでしょうか?
現場はアパートにしたら珍しい2ロック、珍しいのできっとシリンダーはH248かと期待したのですがU9で、ピッキングは不可。
幸いに上下ツーロックながら下側のみ施錠とのことで、上側の補助錠は開いてるようです。
ピッキングが禁じ手となると何で開けようか・・・、まあここからは手口になっちゃうので公開できませんが、サムターンを回すオリジナル工具が使えました。
そうなんです。この工具があればどんなシリンダーでも開いてしまう、なんとも悲しい工具です。
ちなみに市販されていません。
私も研修時に、その鍵の親分となる方に買わされたのですが、当時は使いようも無いものでした。
GOALの6ピンがよく使われてる積水のアパートくらいにしか使えず。またちょっと慣れが必要でしたね。開業時含めて凄く使いづらかった記憶があります。
今は某アパートでのカードキーの開錠で、古い物件を中心に活躍して、完全に元なんてもなじゃく、大助かりしている工具です。
回転するフレキシブルシャフトは1度中でワイヤーがネジ切れ、新しいものに交換しています。
今では無くてはならない工具の一つですね。
さて、この工具のお陰で今回も5分足らずで作業完了。
もう一つの手段でも同じくらいかな・・・でも手法としては今回の物の方が好きですね。
昔はミワロックと聞けば、開く!という気持ちになったのですが、今は現場につくまで本当に段取りできません。
なにはともあれ、開錠成功したのは良かったです。
ワラント会員なので入居者の負担も無いので、堂々と請求できるし。
また片道1時間半かけて峠越えして帰りましょう。
カギを無くしたなどでの住宅の開錠はOffice雅キーレスキューへお問い合わせください。
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