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ロックスミスブログ
2015.04.03
キーナンバーについて
ちょっとここのところ問い合わせが多かったのがカギ番号からの合鍵作成。
純正の鍵には通し番号が刻印されている。
実はこの番号があると複製ができてしまう。。。そう思う方は多いでしょ。
もちろんできるものもあればできないものもあります。
シリンダー番号から取れる情報はカギの高さと言えばスッキリするでしょうか。
例えばホンダのバイク。
古いバイクには200通りの高さしかなく、たまたま間違って違う鍵をさしたら、回ってしまったなんてことがよくあったと思う。
しかし、実は高さは200通りでもブランクキーに種類がある。
溝が逆だったり、ミーリングの有無や、首長のキーヘッドだったり・・・年式によって違うのだ。
新しいシリンダーに適合した物なら古いシリンダーには適応できるケースは多い。
しかし、逆は無理。
ロッカーなども、まずは合うブランクも探さなくては厳しい。
番号の頭にAやKがつくものが結構多いのだ。これだけで発注されても必ずしも合うものが出てくるとは限らない。
逆に自動車などは、キー番号からブランクキーまでが特定されてしまうものが多い。
しかし、某鍵の問屋で大手のコードブックにも誤植は結構あり、私も現場でコード作成を断念し、分解して作成したことがあった。
結論、シリンダー番号だけでは正直心もとないのです。
もちろん、そんなことは構わず発注してしまう業者もあるようで、結果届いた鍵が回らないとか刺さらないことはよく見かけます。
そんな訳で弊社は現場で確認作業までするのでどうしても割高になってしまうようです。
それでも他所で断られての依頼が時々あるんですけどね。
2015.04.03
アパート鍵開け (御殿場市)
最近はやり?の家賃支払い代行業者(?)から、住人の安否確認の依頼でアパートの玄関の鍵開けに行った。
他の仕事で面識を得たので会うのは二度目の担当者。
該当物件の玄関前に立った感じでは、とりあえず最悪の状況は無いと感じた。
聞けば家賃どころか電気も電話も止まってるらしい。
連絡が取れなくなって相当の時間が流れてる・・・となると、万が一の場合だったらかなり異臭がしただろうがその感じは無い。
ミイラにでもなってしまえば匂いは出ないだろうが。
債権会社、物件の管理会社、そして警察の立ち合いで開錠をするのだが、警察が遅い!
30分もして、目の前を自転車で通過した警官、なんかキョロキョロしてるから、この人だ!と思い声を掛けた。
「いや~道に迷っちゃって」
お~い!本署から来たんじゃないだろう、地域課のお巡りさんでしょ?
久々に頼りなさを感じてしまった。
シリンダーはゴールのV18ディンプルシリンダー。
古い型式なら開かなくもないが、それより建具の構造からサムターン回しの方が早い。
開錠ワケなく。。。
そしたら新聞受けから鍵が落ちてきた。
どうやらこの部屋のカギのようだ。
つまりこの意味することは・・・この部屋にはもう戻らないということだろうか?
当然警察官の見聞で室内に事件性の物は無く、住人は不明のまま。
まあ人身じゃなくただの債権管理となったので、あとは粛々と進められるんじゃないでしょうか。
実はこの現場の後に別の仕事が入っていて、警察官の遅れなど結構イライラでした。
次の現場は2歳の子供が部屋の鍵を掛けてしまい開けられないというトラブル。
他に頼んでもらえば良かったのですが、一旦断った後に再度の入電だったので、待ってもらうしかないのですが、やっぱイライラしますね。
電話口で子供の泣き声が響き渡ってたし。。。
2015.03.24
現況調査による鍵の開錠 (伊豆の国市)
今日の午前中は9時から県営住宅の強制執行でカギの交換の予定であった。
順調に現場が進行しても、玄関は開いてそうだが、物置の鍵が無さそう。
もっとも最悪は両方とも施錠されてしまっているケースだ。
玄関、物置ともにミワのU9でピッキングによる開錠は不可能。。。破錠しかない。
そこに。もう一件開錠の依頼の打診があったのだが、見事にバッティング。
こうなると先に予定の入っていた県営住宅を優先することになる。。。のだが、依頼先は同じ組織で、どうも話し合われたらしく、県営住宅が30分繰り上げられ8時30分より、別の現場がそれが終わり次第で10時ころの予定となった。
こちらとしては、存在を認めていただきありがたい限りでした・・・が、現場で県の担当者がなんか憮然と腑に落ちない表情。
そりゃ、本来依頼してくるのは直接取引をする県職員なのに、現場を指揮する裁判所が予定をずらしたのだからプライドもズタズタだろう。
その辺は公務員の力関係もあるのかも。
さて、私の仕事はGOが出たらなるべく早く、公営住宅の作業を仕上げ次の現場に向かうことだ。
案の定、債務者は現場にいて、玄関は開いていたので開錠の手間はなし、問題は物置。
壊すのだが、段取り良く、思いきりということでサンダーでぶった切って開けた。
玄関・物置の錠を交換し次の現場へ。
その前に、県の担当者がどうやら今日が最後で期末の移動らしい。
次はまた全く違うセクションに移るみたいで・・・2年間お世話になりました。
子供が春休みに入ってるせいか、我が家も朝食は遅めなこの頃、そのおかげで今日は朝食無で現場入りしたので、行く途中に朝マック。
次の現場にはほぼ予定通りの10時5分前に到着。
なぜこの現場を他の業者に任せずに強引に入れてきたかと言えば、私はすっかり忘れていたが昨年夏に開けたのだ。
どうせなら現場をしってる弊社が良いだろうという再登板なのだが・・・どこをどうやって開けたか・・・思い出せない。
恥ずかしながら完全に記憶落ちしている。唯一記憶にあるのは暑かったのと玄関にある矢沢永吉の石の彫り物。
なので間違いなく開けたのだが玄関は開かないURシリンダー、勝手口はゴールだが開かなかったのは覚えている。
おそらく窓からだよなあ・・・。
そう思い、開く場所をチェックしていると、ここ最近よく顔を合わせる人、引越し屋なのか倉庫屋なのか分からないが、何か手伝うことはないかとついてくる。
私からしたら、あるがいられる方が邪魔。
横から声をかけてくるだけで気が散る。
こちとらの仕事は話こみながらできることじゃない。
善意からだと思いたい・・・いや、裁判所の執行官に早く現場を終わらせようとする得点稼ぎのポーズとも読める。
少しきつめに、こちらは結構なのであっちでもう少し待ってくださいと言った。
その後はまとわりつかなくなったが、現場には個々の役割があるので、私的にはそれを守ってもらいたいもの。
もちろん断行時に私が荷物の運びだしを手伝うことはないし、不必要に該当物件の室内に入ることもしないのだから。
結局は窓を開けた。
すると、その鬱陶しい方は、居なくなるのが早かった。
申立人より早く物件を立ち退いていて、施錠時に姿はなかった。
なんとも・・・興味があるのは良いが、やはり持ち場は持ち場を守ってほしいし、どうしてもの時はこちらからヘルプを出すけどなあ。
ちょっと私も、以前の作業が思い出せず余裕がなかったかもしれないが。
2015.03.17
住宅鍵作成 (函南町)
他人に貸していた別荘地の住宅、どうやら契約不履行で退去を申し出た末の錠の交換希望であった。
汎用品なら在庫もあるが、今日の明日で商品は全部そろわない。
ましてや扉厚の厚い別荘地の木製ドア。
とりあえず裏口は普通のドアノブなので在庫がある。
もっともビスピッチが通常は44mmなのに対し、50mmの特融のもの。
玄関はブランクキーがあるので、シリンダーはそのまま使い、中のピンを組み替えることで鍵穴を変えてしまう方法でいくことにした。
まずテールピースを止めてるノックピンを外さないと分解はできないのだが・・・これが潰れるばかりで抜き取れない。
強硬すれば組み立てできなくなる可能性もあり、次の油断を講じた。
シリンダー上部にアルミ板でピンホールをふさいでいる。
それをはぎ取れば、中のピンは取り出せるので組み替えて鍵を作り直せば、分解したのと同じになる。
名案に思えたのだが、このアルミ板もしっかりカシメられ、スライドしていかない。
それでも少し動いたので一番奥側のピンのみ違う高さのピンを入れて鍵穴を変えることに成功。
これまでの鍵では回らないことを確認し完了!
なんかちょっと手抜きっぽいが、う~んkれしか手段が無かった。
2015.03.17
引戸錠不具合→交換 (南伊豆町)
久々に良い仕事だった。
私の言う良い仕事はそこそこ遣り甲斐があり、時間に余裕があり、そこそこの単価を取れることだが。
南伊豆町で引戸錠の鍵穴が奥まったまま戻らないので修理をして欲しいという依頼。
夕方の電話だったので即刻の修理依頼かと思ったが、一応「明日でも良いですか?」と断ってみれば、あっさりと明日の予定に。
時間も午前中と大雑把な区切り。
これって最高に気分がリラックスできるのです。
例えば時間を細かく切って予定すると、中にはその時刻を過ぎると催促する人もいる。
今回は翌日に改めて訪問。
場所は南伊豆で弊社からは南に80km、ざっくり2時間以上かかる(高速道路はありません)。
MWAのSL77という引違錠、カギを挿入してから押し込んで回すタイプで、そのシリンダーを戻すバネが絡んでいるようだ。
バックプレートからスプリングの端が出ていて、これが原因でシリンダーをきちんと押し出せていなかったようだ。
ただこのタイプは時々こういうトラブルは起こりうる。
かつて弊社でも修理依頼で直したものの、クセのようなものがあるのか1か月後にまた同じ症状になったと呼ばれた。
最終的にそっくり交換することになった。
お客さん側も年配のせいか、きっちり直して欲しいと今回のトラブルがよほど堪えたようだ。
それであれば、またトラブルの可能性を抱える修理より新品に交換するのが無難だ。
同じミワでも新型はカギを挿入し押し込む必要はなく、そのまま左右に回すだけ。
防犯上も眼鏡のPRシリンダーになり鍵の複製も難しくなり防犯上は格段に向上したものだ。
取付で建具がしっかりしてるのがまた気持ち良い。
よく建具が経年で歪み、ドアがきちんと閉まらなくなってしまっているケースがあり、戸車の調整をしなくてはならなかったり、場合によっては戸車が破損しているものもある。これはちょっと気分も良くない。
新しくなった引戸錠にお客さんも気に入ってもらった様子。
代金のほかに心づけまでいただいてしまった。
そういうこちらっも遠距離出動なので少し出張料を増そうか悩んでいたところ、結局は行って来いという感じだったか?
2015.03.06
シリンダー交換 (函南町)
○○ですけど・・・
で始まった電話。
さて、どなただろう?どうも以前依頼いただいたお客さんのようだが・・・いつ、何の仕事をしたのか???
最近物忘れが激しいなあと思うこと約1分。
思い出した!
確かに以前は結構前の作業まで覚えていたが、似たような作業をしていると最近忘れつつある。
深夜に住宅の開錠に伺い、後日紛失キーの作成に伺ったお客さんであった。
今回は鍵穴を変えてしまいたいらしい。
ピッキング対策されて、子カギが3本あることが条件。
一見、ディンプルキーを想像しがちだ。ただ開錠作業で伺ったお宅であるようにピッキングで開くミワのH248のシリンダーなのだ。
確かにピッキング対策はされていないが、これのグレードアップなら後継モデルで標準タイプであるがU9シリンダーで十分である。
U9は初期の物であればピッキングで開錠もできたが、それは本当に初期の物でタンブラーにダミーの溝が無いので時間はかかるができなくもなかったが、H248のようにはいかなかった。
しかし、完全にピッキングが不可能になってから、久しいし現行品はまず開けられない。
いたずらにテンションを掛けてもダミーの溝に入ってしまい、全部のタンブラーが間違いなく揃うことはまずあり得ない確率だ。
むしろディンプルシリンダーの方が開く可能性が高いかもしれない。
一見ではキーが単純なので安っぽく見えるが、シリンダーはしっかりしている。
ただ合鍵は作りやすいという特性はある。
それでも、合鍵屋さんによっては、誤差を生じさせ、サイドバーがきちんと収まらず回らなかったり、回ったら鍵が抜けなくなったりするトラブルで呼ばれたこともあるので、舐めてはいけない。
今回も複雑そうなシリンダーを当初は言っていたが、弊社もいたずらに売上のために高い物を売るより、確実な物を売りたいと思っているので複雑なものはあまり在庫していない。
特に2ロックのドアだし、結構高い物になってしまう。
しかし、現場へ行けば、やはり先立つものは金、確実に施錠できれば、カギは一か所でも十分。
結局普段使っている上側のみの交換となってしまった。
もちろん2ロックなので、強引に押し通せば2ロック交換でできたが、やはり利益はお客様に・・・で1ロックのみの交換。
それでも忘れずに(私は忘れていたが)電話をいただいたのでありがたいかぎりです。
2015.03.04
+沼津、カギ
インターネットを見ての入電、金庫の鍵なし・番号有の開錠であった。
タイトルの「沼津・カギ」で検索していただいたそうなのだが、弊社にたどり着くまでなんだか苦労されたそうだ。
沼津で検索しながらも表示されるのは拠点の違う業者ばかり。
お客さんはそれを見抜いて探しゆづけてくれたそうだ。
確かに広告というのは怖いものです。
とりあえずHP作って出しておいてヒットすれば儲けもの。。。そこまで思ってなのか分からないがとりあえずのネットワーク業者は多い。
フランチャイズまでいかなくとも、とりあえず受注して登録業者に横流しし、手数料を請求するのだ。
現に弊社にもそういう拠点としての登録を提案してくる業者は少なくない。
ただ手数料がちょっと法外なんですよね。
大体よく言うのが30~40%。確かに広告費は掛かってないとはいえ、やる気失くします。
自前で広告を出せば結構な手間や経費になってはいるが、目に見えて10,000円の仕事をして手取りが6,000円と思うとゲンナリする。
もっとも発注側はそれくらいもらわないと面白くないのだろうが、それなら止めてほしいものだが。
さて作業、雰囲気的に親が亡くなって部屋の片づけをしてた感じ。
ホーム金庫の番号を書いた紙はあるが鍵が見当たらない、ただもう使わないので作成は不要。
金庫のシリンダー錠、ピッキングで開くものは本当にぱっと開いちゃうんだよな。
そうしたらお客さんにそんな話をされた。
なんとか弊社を検索していただけたら、フットワーク良く地元パワーで作業させてもらうのだが・・・。
2015.03.04
キーの閉じ込み (三島市)
プジョー207のインロック開錠依頼であった。
プジョー・・・何台か当たったことはあるし、全戦全勝していたが最後にやった1台は高年式車で内溝キー、結構時間が掛かった記憶がある。
そもそもが日本では希少車なのでなかなか遭遇することはない。
走ってる車自体がそうなんだし、更にトラブルを抱え、それがキー閉じこみとなると、本当にありえないほど遭遇しない。
夕方で正直ゆっくりしたかったが、データ取りもしたかったので出動。
今回は小さな子供が車内にいるというので、急ぎたかったが、ナニこの渋滞!
連休でもないのに珍しく道路が混んでいた。
多少の余裕を持って到着時刻を伝えた物の、みるみるその余裕時間が無くなっていく、
帰宅ラッシュ?・・・でもここしばらくこんな混雑はなかった。
すると、キャンセルの電話。
子供が開けることができたそうで解決。
そしてお客さんの方からキャンセル料支払いの言葉が出た。
今回は車内に子供がいるので、もしかしたらという可能性もあり、入電時にキャンセルについて一応告知していた。しかしそれをお客さん側から言うのは珍しい。
道路混雑もあり、請求書をおくろうかと進言したが、途中で待ち合わせをしわざわざ届けてくれた。
お客さんでも時々悪態をつく人さえいるのに。
昨今テレビで特集している外国から見た日本、日本人は嘘つかないし優しい?
そういう人もいるが、逆に嘘を平気で付いてゴネる人も多くいる。
日本人やここに住む人が本当に規範意識をもっていればどんなに素晴らしい社会になるか。
そう思わずにはいられない。
お客さんは素早く対応(出動)してくれて本当に助かったと心から言っていたのを感じた。
それは詳しく書かないがキャンセル料にも反映していた。
キャンセルは毎度すごいストレスになるのだが、こういう形で断られると意外に腑に落ちる。
2015.03.03
車のキー閉じ込み (沼津市)
スズキパレットのインロック開錠作業であった。
作業そのものは軽自動車のインロックだし、キーもM421でピッキングで開くので特筆する技術は無い。
ただお客さんから言われた一言がとても心に残った。
雨の中、車内にキーを置いて自宅の駐車場でドアを締めたら、ロックされてしまったそうだ。
普通なら自宅にスペアキーを取りに行けば・・・となるが、自動車のキーと自宅のキーが一緒に括られていて、自宅は当然施錠されていた。
家族でもいれば良いのかもしれないが、でかけていて不在。
この車、キーを持って車に近づきドアハンドルにあるゴムボタンを押すと施解錠ができる便利なもの。
キーは助手席にあり、ガラス越しに見えるのだ。
実はこの助手席という場所が微妙で、時と場合によってはキーが車内にあることを認証しない時がある。
認証センサーは運転席の右膝上部あたりが多く、認証できる角度としてはかなり広範囲に対応できないと、車はカギを持った運転手が車を降りたと判断してしまい、施錠をしてしまう。
カバンなどに入れて助手席に置いた場合も、認証電波を引っ張ってるうちは意外と助手席までも電波を拾うのだが、一旦何かの障壁でとだえるとなかなか拾わなくなる。
便利なようで、なかなか面倒くさい。
キーを畝にポケットに入れておく癖があれば防げることだが、ついダッシュボードや助手席に置いたりしてしまう。
当然後部シートなんて論外。
開いた時にお客さんは「本当に神様か天使に見えます」と言っていたが、実はよく言われます。
でも、神様はヒゲ生やしてるけど、天使はちょっと無理がある。
ただその心境はあまり聞いたことが無かった。
「この惨めな気持ちって分かります?本当にどうして良いのか分からないし、自分じゃどうしようもない」
そう吐露してました。
惨めな気持ち・・・初めて言われた心の言葉、なんとも重かった。
たかがインロック、開ければ良いわけじゃなく、そんな依頼者の気持ちも斟酌する必要があるかな。
2015.02.21
金庫のトラブル (伊豆の国市)
・・・トラブルってわけじゃないのですが、ダイヤル番号不明で開錠に行った旅館でダイヤル錠を外す作業をした際に支配人が他の客室でもダイヤル錠のついた金庫があるので、全部を対策したいというので日を改めて金庫のダイヤル錠を外す作業をしに行った。
ホーム金庫のダイヤル錠は4つの番号を合わせて開錠となるが、先に3つの数字のダイヤルを外すことで、外観変わらず、番号も最後の番号のみ合わせることで簡単に開錠することができるようになる。
この時はそうした対策もなく、普通のホームセーフを客室のセキュリティボックスに使っていた。
ダイヤル番号は控えもなく、回さないようにして鍵だけで開閉していたがmふとしたはずみで回ってしまったのだ。
ところが、20室ほどで使われていたホームセーフだったが、現場を見てぶっ飛んだ。
開けてみたら、切り欠きに入るはずの部分が曲げられていた。
更にデッドボルトが出るフロント部分がなぜか穴が拡大され、デッドのガタツキをティッシュで押さえていた。
綺麗に切られていて、なかなかの技術と思ったのだが、なぜこんなことをしたのかは分からない。
単にダイヤルが回っても大丈夫な対策であるなら先ほどに切り欠きに入る部分の強引な加工で十分なのに。
装着時に上手く入らなかったのか?
とりあえず、金庫を締めてもガタツキがあると言われたので修理となったが、原因はコレ。
せっかくの加工であったが、これはドライバーでこじって戻した。
外観は多少悪いが、ガタツキはこれで解決する。
また切り欠きへの加工はされていたが、ご用命なのでダイヤルは全部当初の予定通り外した。
なんとも奇怪な物を見た気分であった。
2015.02.18
金庫のトラブル (沼津市戸田)
鍵あり、ダイヤル番号も判明している金庫の開錠依頼であった。
金庫はカギとダイヤル番号またはテンキーによる暗証番号による実質2ロックのセキュリティ。
両方存在するなら開かないはずはない。
実際現場では番号を合わせるだけで開いた。
おそらく合わせ方を間違えていただけだろう。特に隣り合う番号が近いとおもわず回しすぎてしまったりしがちだ。
ただ今回は家の事情らしく金庫の処分も頼まれた。
特に機械的に異常があったわけではないので、そのまま使うことを勧めたが、置いてある家も処分するのだろうか?
製造後、おそらく40年程度の物らしいが、外観はしっかりしている。
傷などはあるが塗装すれば綺麗になる。
そんな金庫欲しい方いませんか?値段は応談。
写真横向きですが欲しい方いましたらご連絡ください。
2015.02.15
カギを忘れた・・・ (伊豆の国市)
旅行に行く際にスーツケースに着替えを詰めて鍵を掛けたのだが、その鍵を自宅に忘れてきてしまった。。。
ここが観光地ののお膝元なのでそうした鍵のトラブルの事案は多い。
海外旅行でもないので、あまり鍵付きのスーツケースをガチガチに締めてくる必要はないとおもうのだが。
しかしせっかくの旅先で旅行カバンが開かずに着替えが出せないのはこの上ない苦痛だろう。
金を出しても開けて、良い思い出を作りたいのが人の常。
私自身海外旅行でもバッグパッカーのごとくリュック1個あれば十分、海外出張でもボストンバッグ一つで機内持ち込みをしてしまう。
やはり入国審査の後でターンテーブルの前で待つのが好きじゃないので、基本的に機内持ち込みをしてしまう。
乗り継ぎの時や飛行機の荷物棚に入れるのが面倒くさいが、待つよりましかな。
さて仕事は仕事。
ホテルからの要請でお客さんの旅行カバンの開錠。
最近のスーツケースなどにディンプルキーの物もあるがm今回は普通のディスクシリンダー。
ピッキングでは数秒で開くが、やはり知らなければ鍵は非常に大きなファクター。
作業料金を提示して「それだけで良いんですか?」と言われると少し歯がゆい。
でも割り引いているつもりはないので、正規料金で・・・でも、逆に旅先から自宅に帰ってきて鍵が無いとか言うケースだと渋られることはある。
2015.02.15
シリンダー交換 (富士市)
強制執行後のシリンダー交換作業であった。
強制執行であっても、最後の断行を決行した後にいくら被告と原告が和解していても、被告側が鍵を保持している可能性があるので、作業の終わりに物件の鍵穴交換を実施する。そうしないと万が一被告側が鍵を持ち、再び退去した物件を占拠してしまう可能性があるからだ。もし、そうなったら裁判はまた一からやり直しとなってしまう。そのために新しい鍵に変えてしまうのだ。
時々、取り壊すばかりの物件や被告が誠意的な時は少し自らの作業がもったいないような気がするがそれも仕事だ。
今回は比較的物件の築年数が浅い住宅。
被告は原告の会社(不動産業者)に勤務していた人物のようで、鍵の開錠も行わずシリンダーのみの交換作業であった。
ただ、今風の建物で玄関と勝手口、どちらも2ロックのドアでシリンダーの数だけは4個となってしまい、必然的に代金も高くなってしまう。
しかも、玄関は・・・なんだ?・・・TOSTEMかなと思ったがドアのブランド表記が催告で行った際に見つけられなかった。
断行日に行ってみたら新日軽であった。
だがいずれもMIWAのOEMで中のシリンダーはMIWAのURシリンダーが互換性がある。
とりあえずTOSTEMで在庫していた錠一式を持ち込んで中のシリンダーを入れ替えた。
お客さんに渡す鍵がTOSTEMのマークが入ってしまう少し奇妙な仕様となってしまったが、まあいっか。
勝手口はMIWAのU9-LZで、こちらは在庫分で賄えた。
実は催告の際に現場が見られず確認できていなかったが、おそらくLZかなで手配したらBINGO。
あまりやりがいはないが、売上だけヒョロヒョロと上がってしまうのでありがたい。
2015.02.14
車の鍵の閉じ込み (賀茂郡松崎町)
自動車インロック開錠の依頼だ。
よりによって6時半に起こされたが、幸い昨夜は夜9時に寝たので睡眠不足は無い。
ただ不思議なもので早く寝ると、日ごろ睡眠時間が4時間ほどなせいか朝3時に起きてしまい、寝床でゴロゴロしていた。
揚句に5時ころに間違い電話もあったし。
眠くはないが寒い・・・なかなか布団を出たがらなかった。
さあ、遠距離出動で1日の始まり。
車はトヨタノアの平成25年登録車。。。
現場までは82kmの道のりであった。
駿河湾越しに見る富士山が美しい。
ノアも馬鹿にしてたら、しっかり内溝キーであった。
ドアは普段キーレスエントリーでエンジンスタートはプッシュ式の物であったので、鍵の種類も判別してなかった。
現場はオートキャンプ場であったが、2月!いるんですね、寒くないのかな?
海沿いの駐車場、体の芯から冷えそうな感じ。
簡単に行きましょう!
片道2時間少々、作業時間5分・・・終了。
2月の週末なので河津方面は河津桜見物のプチ渋滞がすでに始まっていた。
早朝出動で巻き込まれなかったのは幸いであった。
事務所に戻ったのは昼前であった。
2015.02.14
金庫のカギのトラブル (富士市)
金庫のダイヤル錠を、部屋を整理していたところ誤って回してしまったら開かなくなってしまった。しかし、ダイヤルの番号を書いたメモはあるので開けて欲しいという依頼。
まあ、番号が分かってるなら合わせ方を電話口で教えてあげても良かったのだが、先方が来てもらうことを前提に話を進めていたし、逆質問すると若干耳が遠い感じもしたので、年配の方で面倒なのだろうと思い出動扱いにした。
当然、出動時の最低料金は伝えてあるのでこれで料金のトラブルはないだろう。
遺品として受け継いだ物らしいが、依頼者もそれなりの高齢。
金庫も見た目はまあ普通な感じだが、ダイヤルの回転が若干ムラがあり重いときがあった。
ダイヤル錠の開け方だから、まあすぐ終わると思って番号の書かれた紙を預かった。
数字が3つ・・・でもダイヤルを回してみればダイヤル同士の当たる音が3回する(つまりディスクは4枚あるはず)。
当然、この紙に書かれた番号では開かない。
ただ最後の数字だけは合ってるようなので、なにか暗号めいてるのではないか???と思ったが、そこからは想像できなかった。
ダイヤル番号不明での開錠作業となった。
ダイヤル番号の合わせ方は、以前同じような作業に行った時にネットで方法を見たがどうしても詰めが分からないと言われたことがあった。
まずおそらく公開されてるのは金庫を横にしてなかっただろうか?
もちろんそれだけでは開きませんし、全部の金庫の該当するとは限りません。
この方法は主にホームセーフのみになりますが、ダイヤルの切り欠きが横に揃ったときにダイヤル錠が開錠状態となるのです。
そのために横にするのです(万有引力の法則で)。
どうやって、そろえるか・・・弊社では振動する物を使ってます。その振動をダイヤルに掛けてやると軽いところが上に行くわけです。
ただ、闇雲にやってもできません。
まず番号にはある程度の法則があり、それに近い数字をあらかた合わせたうえで振動を掛けるのです。
その数字は一覧表になってるので、一言では書けません(要は内緒)。
ところが、先に書いたようにこのダイヤルは回転にムラがあり、なかなか揃ってくれず。
外観は業務用金庫でダイヤルが一つ、鍵穴が一つ、そしてレバーがついたもので大きさは60cm×50cm×50cmくらいでしょうか。
シリンダー錠はダイヤル錠が開錠時に切り欠きにデッドが入る仕組みのようで、中身はホームセーフと同じなのでしょうが、振動掛けても開いてくれません。
早いときは数秒なのに、数列も一通り二度試しましたがダメで約1時間半・・・ダメと諦め、破錠宣告。
ただ、お客さんも破錠やむなしを口にしながらも少し惜しいような雰囲気。
以前開けてもらった業者は数秒で音を聞きながらやった・・・と言うけど、番号分かってたんでしょ。それはあり得ない・・・が年配者らしい頑固さで聞く耳持たず。
壊せば処分の手間が出る・・・ということで、即時開錠は諦めてダイヤル照会に出すことに。
通常はメーカーが一定期間、製造時のダイヤル番号のデータを控えてあるので、それを有償で取得する手段です。
ただ、古い物やメーカーがすでに倒産しているケースもあり、全部が解明できるとは限らない。
それでも一縷の望みで製造番号が書いてあるシールを見れば、運が悪いとはこのことで一文字だけ印字が薄かったのか消えていた。
それでも、周辺の残ったインクで想像すれば「3」「6」「8」のいずれかが想像できた。
どれとも取れる。
しかし3通り照会すれば3つ分の経費が掛かる。
事務所に帰りファックスで照会出す際に腹を決めたのは「6」だ。
なぜなら、最初にそう読めたので。
ただ、確認するうちに、3とも8とも読めたので。確率は30%。
番号照会はその日のうちに返信されてきた。
キーナンバーも照会され1つのダイヤル番号が該当した。
翌日、それを持って再び客先へ出向いた。
なんとか合っていてもらいたいが、万が一ダメなら破錠できるようにドリルや下に敷く新聞紙も持参した。
ダイヤルを回す・・・BINGO!
キーシリンダーが回転した時は安どの気分に満ちた。
もし、壊さないことに拘られたら・・・、とりあえず番号照会は合っていようが間違っていようが1回分の料金が請求される。
それも、決して安い金額じゃないので安易に頼らないことにこしたことはない。
幸いにして今回は運が悪く、製造番号が完璧に確定できなかったにしても、完全に見放されたわけでなく見当をつけた番号が当たったので一度で済んだ。
お客さんも慌てていた割に、とても喜んでくれて良かった。